ただ一ヶ所、近在で見られるイソギクはここだけになってしまった。
交雑種ばかりが広がり始めている菊だけれど
何とかここのイソギクだけは、開所以来舌状花を見ない。
▲ 成長過程の葉はほぼ丸、だが外周には鋸歯の片鱗。▲
▲ 広がった葉には、先端部分に僅かに鈍い鋸歯が見える程度だが、この葉の形がイソギク。▼
▲ 新しい葉では葉裏ほどには目立たないけれど、葉表にも白い毛が見える。茎はほぼ白い毛で覆われている。▼
▲ 菊の葉同様に、花期の終盤には緑を失なう。▼
▲ 葉裏には銀白色の毛が一面に生えているので、表からでも葉の縁が白く見える。▼
▲ 蕾から開花直前の花 舌状花は見えない。▼
▲ 開花直後の花。筒状花だけからなり、舌状花がなく派手さは無いが、おしべが飛び出して目立つ。▼
▲ 筒状花は合着した五弁の花、周辺部から開いてゆく。▼
▲ 咲き進むと合着して筒状になったおしべから花粉を押し出すようにめしべが出てくる。▼
▲ 咲き進むとめしべも出て来て賑やかになる。▼
▲ 今日はツマグロキンバエだけが花粉を漁っていた。▼
▲ 飛び出しためしべの柱頭は花粉にまみれている。▼
イソギク(磯菊)キク科キク属 Chrysanthemum pacificum
(2020.12.02 松江)
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▲ 左は疑問符のつく交雑種 右は白い花弁の出た「ハナイソギク」の名前で呼ばれているもの。▲
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去年のイソギク
今年の交雑種1 黄 今年の交雑種2 白 今年の交雑種3 昆虫 ・田町
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