HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ウスギモクセイ(薄黄木犀) キンモクセイ(金木犀)

2022-02-01 | 木本 冬芽・葉痕

去年秋のキンモクセイは、少し変則的な咲き方だった。
ウスギモクセイは咲く場所に足を運んでいなかったけれど
果実は遅ればせながら撮ることが出来た。
今日も梅を少し眺めて駅へ向かう途中で果実を見つけた。
























ウスギモクセイ(薄黄木犀)
 モクセイ科モクセイ属 Osmanthus aurantiacus var. thunbergii

ウスギモクセイの冬芽・葉痕を撮った直後に
キンモクセイも見つかった。






(2022.01.26 須磨)






キンモクセイ(金木犀) Osmanthus fragrans var. aurantiacus
(2022.01.30 玉津町森友)


▲ 10年前に撮ったウスギモクセイの花 ▲

キンモクセイのこと】
キンモクセイは、本来は雌雄異株。中国から持ち込まれたものが雄株なので、果実は出来ない。
それが定説になっているそうだがし、全部雄株と言う事は日本に育つキンモクセイの全てはクローンと言う事になる。
作出されたソメイヨシノと同じで、実生種は無いのだろうから全部がクローン種と言うのも確かにありだろう。
だからだろうか、長寿の木犀の多くがウスギモクセイだと言うのも納得出来る。
それでもまだよく分からないのは、もともと日本で今、キンモクセイと呼ばれている種類は存在しなかったのかと言う事。
或いは、原産国と言われている中国から、何故に雌株が持ち込まれなかったのかと言う事。
日本では「金木犀の花」だけれど、中国では総称としてのモクセイは単に「桂」
だからキンモクセイは「丹桂」、ウスギモクセイは「金桂」、ギンモクセイは「銀桂」と呼ばれている。
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ウスギモクセイ ウスギモクセイの果実



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