HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)

2023-11-22 | 秋 黄色系

蜂が集まって来る。
今年はスズメバチを多く見た。

 

 

 
▲ いずれもが黄色だから萼片と花弁の区別がつきにくい。花弁は6枚、萼片は9枚で大6、小3ある。▼
 
(2023.11.07 明石公園)

 

 

 

 

 
ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)
 メギ科ヒイラギナンテン属  Mahonia fortunei
(2023.11.21 太寺・明石公園)
ホソバ、ヤナギバ、ナリヒラ…
ヤナギバヒイラギナンテン(柳葉柊南天)の旧学名が Mahonia confusa(現在はメギ属に変更 Berberis eurybracteata)
そのため、今もマホニア・コンフサと呼ばれていることが多い上、時にはホソバヒイラギナンテンの別名などと説明されていたりもする。
ナリヒラヒイラギナンテン(業平柊南天 Mahonia confusa ‘Narihira') は、学名表記からはその園芸種の位置づけになるのだろう。
ヒイラギナンテンとの比較で葉は細いのだけれど、鋸歯の様子だけを解説されるから未だによくわからない。
ハッキリしているのは、このホソバヒイラギナンテンの葉は紅葉しないということだ。

 
▲ ㊧ 果実   ㊨ 「霜焼け状態」などとは言えないほどの「ナリヒラヒイラギナンテン」の紅葉、右下はナンテンの紅葉 ▲
「常緑(evergreen)」という言葉は確かに「常に緑」、落葉しないという意味(葉が1年以上枯れずに、全落葉しない)
なのだと思っているのだけれど、幾つかの常緑樹では、秋~冬に紅葉するものもある。
だから「常緑」は「紅葉しない」と同義ではないことは確かだ。
その解釈からすれば、葉が冬に焼けているのは、単なる霜焼け状態だけではないのかも知れないし
「常緑樹」と言われているナンテンの葉が、果実が出来る頃から緑色が赤くなっているのも頷ける。

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ホソバヒイラギナンテン 花の頃 冬の果実 ヒイラギナンテン チャリティー ヒイラギナンテン
ヒイラギモチ(シナヒイラギ) ヒイラギモクセイ ヒイラギナンテン ナンテン マホニア・コンフサ

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2 コメント

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美しく・・・。 (こいも)
2024-02-19 00:32:37
林の子さん
ナンテンやホソバヒイラギナンテンの葉が
こんなに綺麗に色づいて、
それにやっと気がつくことができました。
これは、こいもにとってと~っても嬉しいことでした。
まだまだ、ナンテンを追いかけています。
色々教えていただきましてありがとうございます。
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葉の入れ替わり。 (林の子)
2024-02-19 10:36:10
【「紅葉」は落葉樹と分類されている樹の葉が、落ちる前に色づくこと】
植物に少し詳しい人はそう説明するようですから、
常緑樹と分類されているナンテンやホソバヒイラギナンテンなどの葉が色づくのは
「紅葉」とは呼べない…と時に説明されているようです。
それでも色づいて葉が落ちる(新しい葉と入れ替わる)のは常緑樹も同じなので
単に「言葉の定義」だけのことだと思いますね。
敢えて混乱しないようにと使い分けるのも面倒な気がします。
有名?なモミジと同じように、日当たりの関係で黄色のまま落ちるのもありますから。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/8974d58f565ada1da217bfe4284c4bcb
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