渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

心に残るマシン

2023年08月11日 | open



ゼファーイレブンやZ900RSに
乗ろうとも、開発総責任者の製
作者本人が「重ねて申し上げま
が何度もヒントを貰って作り
した」と言う「私のオートバイ」
であるXSR700に乗ろうとも、
このマシンはずっと乗っていた
いと思っている。
なるほど、カワサキを消滅から
救っただけのマシンであると強
く感じる。
空冷インラインフォー。
70年代に日本製エンジンが世界
に気を吐いたトラディショナル
な構造でありながら、数十年
以上が過ぎた今でも生き生きと
している、そんな心臓を持つオ
ートバイ。
それにシャシフレームとステム
がめちゃくちゃ良い。よく走り、
曲がり、止まる。ハンドリング
はヤマハを凌駕する程のナチュ
ラルステアだ。実にぐいぐいと
よく曲がる。直進安定性も申し
分ない。
本気で攻めると、フレーム中央
あたりが軋むが、走りに影響は
い。認可排気量内での限界
パワー
しで設計されていな
いエンジン
なので、耐久性も高
い。
かといって非力ではなく、ゆう
に190km/hメーターは振り切る
ポテンシャルを秘めている。
本当に「良いオートバイ」だと
感じる。
この個体の前型モデルにより、
カワサキは二輪メーカーとして
地球上からの消滅を回避する事
ができた。
歴史的金字塔のマシンがこの
カワサキの西風だ。
同ラインのイレブンやナナハン
はあとから海外の要請でやむ
なく作られた。
これは400専用設計のシャシと
足回りとエンジンを持つ車だ。
ゼファーは400がメイン。コア。
歴史的な功績と足跡を残した、
カワサキの歴史の中で一番重要
な役割を果たしたマシン。
メーカーを救ったモーターサイ
クル。
私は大切に乗り続けたい。
 

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