NTTドコモは29日、仏通信大手のフランステレコムオレンジにシャープ製のスマートフォンが採用されたと発表した。
国内の携帯電話メーカーは海外市場の開拓を急いでおり、ドコモが海外の通信会社とのパイプを生かし、国内製品の採用を後押ししていた。
●事業の拡大急ぐ
今回採用されたのはシャープの「アクオスフォンSH80F」で、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した機種。
3D(3次元)液晶や3D写真の撮影機能を搭載しており、欧州市場向けに「ワンセグ」など日本独自の機能を取るなどの改良を施した。10月にフランスで販売を開始する。
シャープは中国でスマートフォンを販売するなど海外進出、事業の拡大を急いでいる。ドコモはこれまでにも、スペインのテレフォニカや韓国のKTと携帯電話端末を共同で調達しているという。
【記事引用】 「日経産業新聞/2011年9月30日(金)/4面」