調査会社のMM総研が27日発表した2011年4-9月期のスマートフォンの国内出荷台数は前年同期比4.5倍の1004万台だった。
携帯電話各社がスマートフォンの拡販に力を入れており、携帯電話全体の出荷台数の49.5%を占めた。海外勢が6割弱と勢力を保っている。
●競争さらに激化
国内メーカーはスマートフォン市場に出遅れ、前年同期は米アップルと英ソニー・エリクソンの2社だけで80. . . . 本文を読む
ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長は27日、英ロンドンから日本経済新聞社の電話インタビューに応じた。一問一答は以下の通り。
――ソニー・エリクソンを100%子会社に切り替えるメリットは。
ソニー・エリクソンが手掛ける研究開発や、マーケティング活動、販売活動などを(ソニー本体の)消費者向けビジネスと統合することで新たな好機が生まれる。
今回の子会社化で「4スクリーン(4つの画 . . . 本文を読む
ソニーは27日、スウェーデンの通信機器会社エリクソンと折半出資する携帯電話端末合弁会社、英ソニー・エリクソンを100%子会社化すると発表した。
2012年1月をめどに、50%出資しているエリクソンの持ち分を約10億5000万ユーロ(約1110億円)で買い取る。
「お買い得」との声もあるが、スマートフォンは「誰でもつくれる」(端末メーカー)ようになっただけに、競争を勝ち抜くのは至難の . . . 本文を読む
韓国のサムスン電子とLG電子の業績格差が鮮明になっている。
スマートフォン事業の収益力に差があるためで、LGが26日発表した7-9月期の営業損益は319億ウォン(約3円)の赤字。一方のサムスンは同じ時期にスマホの販売台数で世界首位に立つ快走ぶり。
製品の急速な世代交代への対応力で明暗が分かれる電機業界の現状を映し出している。
●従来戦略通用せず
「スマートフォンと従来型携帯 . . . 本文を読む
フィンランドのノキアの7-9月(第3四半期)決算は、スマートフォン出荷の落ち込みと端末価格の低下が響いて、売上げは前年同期比13%減の89億8900万ユーロ(約9357億円=9月末レートで換算)。
純損益は、6800万ユーロの赤字となった。赤字決算は2四半期連続。
●平均単価低下
スマートフォンの販売台数は1680万台で、1年前より38%減少した。先に7-9月決算を発表した米ア . . . 本文を読む
米AT&Tの携帯電話加入件数が9月末で1億700万となり、“1億クラブ”入りした。
中国、インド以外の事業者で一国での加入契約が1億件を超えたのはライバルの米ベライゾン・ワイヤレスに次ぐ。複数の国で事業展開して1億人を超えている事業者にはボーダフオンやテレフォニカ、オレンジ(フランステレコム)などがある。
●スマートフォン販売好調
こうした事業者は、旧植民地へ進出することで加入 . . . 本文を読む
スマートフォン市場が韓国のサムスン電子と米アップルの2強時代に突入した。
7-9月期にサムスンがアップルを抜いて初めて首位となったとみられる一方、アップルも14日発売した「iPhone4S」を3日間で400万台販売。
スマートフォンヘの収益依存度を高めている両社が競う構図が鮮明になってきた。
●先行きに潜在的不安感
サムスンの7-9月期の部門別収益は未公表だが、売上は前年同 . . . 本文を読む
米アップルが18日発表した7-9月期決算でスマートフォンの世界販売台数が1707万台となり、韓国サムスン電子が四半期ベースで初の首位に浮上した公算が大きくなった。
サムスンはスマートフォンの販売台数を公表していないが、4-6月期の1900万台程度から一気に2000万台後半に届いたとみられている。
アップルは今月の新機種の発売を前に消費者の買い控えが起こり、4-6月期に比べ16%減。 . . . 本文を読む
米アップルが中国市場で全面攻勢をかける。
2011年4-6月期の中国における売上高は、前年同期の6倍の38億ドル(約2900億円)。66%増の15億ドルだった日本を抜き去り、同社にとって米国に次ぐ最重要市場になった。
売上高、純利益ともに過去最高を更新するアップル。この勢いを保つには、中国市場の攻略が不可欠。アップルは中国を舞台に”神話”を続けることができるのか。
●週末だけで . . . 本文を読む
米アップルの新型スマートフォン「iPhone4S」が14日発売された。
国内ではこれまで実質的に独占販売してきたソフトバンクモバイルに加え、KDDI(au)も販売を始め、両社の競争が本格的に始まった。
●囲い込み一定の成果
発売初日の店頭では、ソフトバンクの売り場のにぎわいが目立った。
ヨドバシカメラマルチメデイアAkibaでは、14日午前8時の販売開始時点で並んだ人の数は . . . 本文を読む
NECカシオモバイルコミュニケーションズなどは、NTTドコモの高速携帯電話サービスに対応したスマートフォンを開発した。11月にも発売する。
ドコモは米アップルの「iPhone」に対抗するため、ネット接続や動画視聴機能を売り物にした端末の品ぞろえを急いでおり、富士通など3社も同様の機種を供給する計画。
●対応端末投入急ぐ
NECカシオが開発した端末は高速携帯電話サービス「Xi(ク . . . 本文を読む
イー・アクセスは13日、国内最小・最軽量のスマートフォンを28日に発売すると発表した。
ソニー・エリクソン製で、大きさは88mm×52mm、厚さは16mmで、重さは99g。片手で使える携帯性を売り物に2台目需要などを取り込む。
●国内最小・最軽量
発売する「ソニー・エリクソンミニ」は、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したモデル。軽量ながら500万画素カメラや . . . 本文を読む
スマートフォンの旧機種の値崩れが進んでいる。
利用者の伸びは続いているが、14日に新機種が発売される米アップル「iPhone」など一部機種に人気が集中し、優勝劣敗が鮮明となりつつある。
安売り拡大は値引き原資を負担する通信各社の収益圧迫につながるほか、国内外の端末メーカー問の競争にも影響を及ぼしそう。
●値下がり目立つ
都内各地の家電量販店などでは10月上旬、NTTドコモの . . . 本文を読む
米アップルは4日(日本時間5日)、スマートフォンの新機種「iPhone4S」を発表した。
うわさにのぼっていた次世代機(iPhone5)の発表はなかったものの、中央演算処理装置(CPU)と基本ソフト(OS)を刷新するなど機能を強化した。
当日はスティーブ・ジョブズ会長の姿もなく、カリスマ経営者の魔法なき中で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)はデビュー戦に挑んだ。
●新しい . . . 本文を読む
韓国のサムスン電子は5日、米アップルのスマートフォンの新機種「iPhone4S」の販売中止を求める仮処分をフランスとイタリアの裁判所で申請すると発表した。
アップルの訴訟攻勢が激しいため、半導体の大口顧客としての配慮よりスマートフォン事業の保護を優先。反撃する姿勢を明確にした。
●対抗意識むき出し
「無賃乗車をこれ以上見過ごさない」。5日夕に発表した資料で、サムスンはアップルに . . . 本文を読む