欧米の有力携帯電話事業者で、業界再編の動きが出てきた。
米国では、3位のスプリント・ネクステルが28日、中堅のヴァージン・モバイルUSAの買収を発表した。欧州では、英ボーダフォンが独Tモバイルの英国事業貢収を検討中。
右肩上がりで拡大した携帯電話市場も先進国は成長スピードが衰え、生き残りを狙うM&Aが再燃しつつある。
●プリペイド事業取り込み
ヴァージン・モバイルUSAは、 . . . 本文を読む
イギリスの新興携帯電話会社の3UKが、英携帯電話サービス市場で攻勢を強めている。
無料通話が可能なスカイプ・ケータイと高速データ通信を武器に、市場シェアを拡大。早期に市場シェア10%を確保し、ボーダフォンなど大手に迫る考え。
一方、追われる大手は業績悪化に苦しみ、大手同士のM&Aによる業界再編の兆しも出てきた。
●SIMカードでユーザー奪取
3UKは、このほど携帯電話でスカ . . . 本文を読む
携帯電話端末販売で低迷するKDDI(au)が、反転攻勢の機会を伺っている。
小野寺正社長は23日、09年4-6月期連結決算発表の場で、端末在庫数を昨年9月時点から半分近くまで圧縮したことを明らかにした。
今年後半にかけ、廉価な端末機種を中心に充実する考えも示した。
●続く純増最下位
4-6月期の売上高は前年同期比1.9%減の8537億円、営業利益は14%増の1418億円で、 . . . 本文を読む
調査会社の矢野経済研究所は16日、2009年の携帯電話機の世界出荷台数が世界的な不況の影響で前年比7.5%減の10億9424万台になる見通しだと発表した。
世界出荷台数が減少するのは01年以来、8年ぶり。
●10年以降は市場再拡大
09年第2四半期以降は、在庫調整が一巡して出荷台数は回復に向かっているため、10年以降は再び市場が拡大すると予測している。
09年の出荷台数は微 . . . 本文を読む
ノキアの2009年4-6月期決算は、需要低迷と価格低下が響き、売上高が前年同期比25%減の99億1200万ユーロ(約1兆3千億円)、純利益同90%減の1億2200万ユーロ(約163億円)となった。
一方、前期比ベースでは売上げ7%増、純利益135%増を記録。「端末需要は底打ちしたと見られる」と、オリペッカ・カラスブオCEOは述べた。
携帯電話端末・サービス事業の売上高は前年同期比 . . . 本文を読む
欧州の携帯電話機大手の業績悪化が長引いている。
ソニー・エリクソンが16日発表した2009年4-6月期決算は、最終損益が2億1300万ユーロ(約280億円)の赤字(前年同期は600万ユーロの黒字)だった。
最終赤字は、4四半期連続。
●価格下落止まる
携帯電話機最大手のノキアは最終黒字を確保したものの、前年同期比66%の大幅な減益となった。
ソニー・エリクソンの売上高は . . . 本文を読む
シャープは、中国で今年から本格スタートした第3世代携帯電話サービス向けの端末を発売する。
8月に1機種を投入し、今年度中に3機種程度に増やす。販売網も3千店から5千店に拡大する。シャープは日本メーカーで唯一中国の携帯電話市場に参入しているが、シェアは1%強に留まる。
●富裕層中心に需要開拓
シャープは、3G向けに高機能端末を投入することでシェア拡大を狙う。
液晶画面が90度 . . . 本文を読む
ベスト10内に初登場の機種が6つも入り、ランキングが大きく変動した。1位のNTTドコモ「SH-06A」は、1000万画素のカメラ機能を搭載したシャープ製モデル。
知名度の高い同社製液晶テレビのブランドを冠した「アクオスショット」という愛称で、高画質のアビールと幅広い層への浸透を図る。
ベスト10内で躍進が目立つのが、2位と8位に入ったソフトバンクモバイルの「iPhone3GS」。
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世界の携帯電話加入者数が08年末に40億人を突破し、5年間で2.8倍増加したことが国際電気通信連合(ITU)の最近の調査で分かった。
ITUは08年末に40億に達するとの予測を発表していたが、今回の調査で40億を突破していたことが判明した。
●加入者大幅増
04年から08年までの5年でBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の加入者が大幅増加。03年末の全加入者数14億162 . . . 本文を読む
電子情報技術産業協会(JEITA)は8日、5月の携帯電話・PHS端末メーカーの出荷台数が前年同月比23.2%減の268万7000台だったと発表した。
●11カ月連続前年割れ
前年割れは11カ月連続。5月は、落ち込み幅が昨年9月から8カ月ぶりに30%を下回ったが、夏モデルの出荷に伴う一時的なもの。
「状況は依然として厳しく、買い替えサイクルの長期化や景気後退による消費不振からはそ . . . 本文を読む
電気通信事業者協会が7日発表した6月の携帯電話・PHSの契約数によると、新規契約数から解約数を差し引いた月間純増数はソフトバンクが11万2900件で26カ月連続の首位を守った。
シャープ製の夏モデルや、米アッブルの新型携帯電話「iPhone3GS」などが底上げした。
●首位と500件差
2位はNTTドコモで、純増数は首位のソフトバンクに500件差と迫る11万2400件だった。
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国内携帯電話機メーカーが、海外市場に再進出する。
NECとパナソニックモバイルコミュニケーションズは、2010年度にカメラや音楽再生機能付きの携帯電話端末で海外販売を再開するほか、シャープも海外事業を拡大する。
第3世代携帯電話の採用が欧米や中国などで進み、日本勢が得意とする高機能端末の需要が増えてきており、国内市場が縮小する中、生き残りをかけて海外市場の開拓を急ぐ。
●海外再 . . . 本文を読む
NTTドコモの夏商戦向けモデルが、好調な滑り出しを見せた。
1位のシャープ製「SH-06A」は、コンパクトデジタルカメラに匹敵する有効1000万画素の高性能なカメラ機能を搭載するのが特徴。
ISO感度を最大1万2800まで上げられ、高輝度のLEDフラッシュにより、暗い場所でも鮮明な写真が撮影できる。
ピントを合わせた被写体を自動追尾する機能や、被写体の笑顔を検出してシャツ夕 . . . 本文を読む
NTTドコモは、グーグルが開発した携帯電話向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した国内初のグーグル携帯を、10日に発売すると発表した。
ライバルのソフトバンクモバイルは、6月26日に米アッブルの新型「iPhone3GS」を発売し、話題を集めている。
●使い勝手の良さアピール
ドコモは、グーグルの検索や地図、メール、動画などサービスの使い勝手の良さなどをアピールして需要を . . . 本文を読む