携帯電話業界ブログ

── ケータイ業界関連の記事集.

新興市場でも威光失うノキア、新機種対応で出遅れ 低下するブランド力の立て直し急務

2012-06-18 |  ノキア
 新興国市場で携帯電話大手ノキアが威光を失い、韓国のサムスン電子など、かつて劣勢だったライバルが脚光を浴びている。  ノキアは14年にわたり世界最大の携帯電話会社だったが、今年の第1四半期に販売台数でサムスンに追い抜かれ、利益の上がるスマートフォン部門では昨年すでに、米アップルとサムスンに先を越されている。  ノキアから輝きを奪ったのはアップルのiPhoneだが、ノキアは従来型携帯 . . . 本文を読む

ノキア、人員削減で凋落加速の恐れ 従来型携帯電話市場でもシェア下落

2012-06-18 |  ノキア
 フィンランドの携帯電話大手ノキアは14日、全世界で1万人の人員を削減する計画を発表した。スティーブン・エロップ最高経営責任者(CEO)の就任から1年9カ月で、同社は従業員の3分の1相当を減らしてきた。  そして今回の削減対象には、技術革新の主力となる研究開発チームの人員も含まれており、エロップCEOは同社の凋落を食い止めるというよりも加速させてしまいかねない。 ●リストラ費用経営圧迫 . . . 本文を読む

ノキア、1万人追加削減を発表 端末工場・研究開発施設を閉鎖、経営陣も刷新

2012-06-18 |  ノキア
 スマートフォン事業の低迷が続くフィンランドのノキアは14日、端末工場や研究開発施設の関鎖などを通じ、携帯電話・サービス事業で約1万人を削減すると発表した。  また、経営陣の刷新や、ウインドウズ・フォンへの注力により、同事業部門のの生産性拡大、新規事業開拓で著しい。 ●競争力急速に低下  昨年まで、14年連続で世界携帯電話市場トップの座を維持してきたノキア。  しかし、スマートフォ . . . 本文を読む

ノキア、迎える正念場 マイクロソフト頼みで再建策、再生は時間との戦いに

2012-05-17 |  ノキア
 「誰もが自分の後任には好調な企業を渡したいものだ。私もそうしたかった」。5月3日、ノキアがフィンランドの首都ヘルシンキで開いた株主総会で、退任するヨルマ・オリラ会長は悔しさをにじませた。  オリラ氏は経営難に陥った1992年にノキアの最高経営責任者(CEO)に就任。紙や電線など周辺事業を整理し、世界最大の携帯メーカーに変身させた。  そのノキアは今、再び危機的な状況に逆戻りしている。 . . . 本文を読む

携帯電話大手ノキア、凋落止まらず 自縄自縛で失速、スマートフォンで出遅れシェア急落 

2012-05-16 |  ノキア
 フィンランドの携帯電話大手ノキアの凋落が止まらない。  今年1-3月には、14年守った携帯販売世界首位の座を韓国サムスン電子に明け渡した。震源地は世界最大市場の中国だ。かつてノキアが4割のシェアを握った「金城湯池」は今や、サムスンや中国勢が席巻する。  スマートフォンへの対応で後手に回ったノキアは、復活できるのか。 ●負のスパイラル  「ノキアは全く売れないよ」。中国のシリコンバ . . . 本文を読む

ノキア、4四半期連続の赤字 スマートフォン前年比51%減、携帯電話事業赤字転落

2012-04-23 |  ノキア
 フィンランドのノキアの1-3月(第1四半期)決算は、携帯電話事業の落ち込みが響いて、売上げは前年同期比29.3%減の73億5400万ユーロ(3月30日レートで約8068億円)となった。  また、携帯電話事業が営業赤字に陥ったほか、通信機器子会社ノキアシーメンスネットワークス(NSN)の営業損失拡大で、最終損益は9億2900万ユーロ(約1019億円)の赤字を計上。赤字決算はこれで4四半期連 . . . 本文を読む

ノキア、中国でウィンドウズフォンOS搭載スマートフォンを発売 スマホ市場で巻き返し

2012-04-05 |  ノキア
 フィンランドのノキアは4月から、中国向けとしては初となるウインドウズ・フォンOS搭載スマートフォン「ルミア800C」を中国電信(チャイナテレコム)を通じて販売すると発表した。  価格は3599元(約4万7千円)。「ルミア」は、スマートフォン市場で苦戦が続くノキアが巻き返しを託す戦略機種。 ●新製品展開に意気込み  ルミア800Cは中国のユーザー向けに最適化した製品で、CDMAネット . . . 本文を読む

ノキアの10-12月決算、3四半期連続の赤字 北米中心に携帯電話出荷が大幅減少

2012-01-30 |  ノキア
 フィンランドのノキアの10-12月(第4四半期)決算は、北米を中心に携帯電話出荷が大幅に減少したことから、売上げが前年同期比21%減の100億500万ユーロ(11年12月末のレートで約1兆55億円)。  最終損益は、1年前の7億4500万ユーロから10億7200万ユーロ(約1077億円)の赤字となった。赤字決算はこれで3四半期連続。 ●赤字幅拡大  前期比ベースでは、昨年10月にリ . . . 本文を読む

ノキア、7-9月期決算2四半期の赤字 スマートフォン販売落ち込み、平均単価低下が影響

2011-10-24 |  ノキア
 フィンランドのノキアの7-9月(第3四半期)決算は、スマートフォン出荷の落ち込みと端末価格の低下が響いて、売上げは前年同期比13%減の89億8900万ユーロ(約9357億円=9月末レートで換算)。  純損益は、6800万ユーロの赤字となった。赤字決算は2四半期連続。 ●平均単価低下  スマートフォンの販売台数は1680万台で、1年前より38%減少した。先に7-9月決算を発表した米ア . . . 本文を読む

ノキア、スマートフォン出荷大幅減 7四半期ぶりの赤字転落、スマートフォン市場首位も陥落

2011-07-25 |  ノキア
 携帯電話世界最大手、フィンランドのノキアの4-6月(第2四半期)決算は、端末出荷の落ち込みが響いて売上げは前年同期比7%減の92億7500万ユーロ(約1億810万円=6月末レートで換算)。  純損益は、前年同期2億2700万ユーロの黒字から3億6800万ユーロ(約429億円)の赤字に転落した。赤字決算は09年第3四半期以来7四半期ぶり。 ●首位の座を明け渡す  同期の携帯電話端末の . . . 本文を読む

ノキア、年内にウィンドウズ・フォンベースの端末を発表 本格展開で巻き返し

2011-06-23 |  ノキア
 シンビアンから米マイクロソフトの「ウインドウズ・フォン」へと、スマートフォン用主要OSの移行を打ち出していたノキアが、年内にもウインドウズ・フォンベースの端末製品を発表する意向を明らかにした。  「iPhone」やアンドロイド端末にシェアを奪われ低迷が続くノキアだが、ウインドウズ・フォン端末の本格展開で巻き返しを狙う。 ●ウインドウズ・フォンに注力  これはシンガポールで21日開幕 . . . 本文を読む

ノキア、携帯電話シェア急減 スマートフォン分野への出遅れで苦戦、進む消費者離れ

2011-06-05 |  ノキア
 世界最大の携帯電話メーカー、ノキアの凋落が止まらない。  5月3日には、2011年4-6月期の携帯電話機部門の利益見通しをゼロ近辺に引きドげた。スマートフォン分野への出遅れが響き、強みとしてきた欧州や中国でも急速にシェアを失っている。  米マイクロソフトと共同開発中の「ウィンドウズ携帯」を年末に投入し巻き返しを狙うが、ブランドカの低下が深刻になっている。 ●ウィンドウズ携帯で巻き返 . . . 本文を読む

ノキア、シンビアン事業部門を米アクセンチュアに移管 社員4千人も段階的に削減

2011-04-29 |  ノキア
 携帯電話世界最大手、フィンランドのノキアは27日、スマートフォン用OS(基本ソフト)のシンビアン事業部門を米アクセンチュアに移管すると発表した。  同事業の社員3千人が、アクセンチュアに移籍する。また、これとは別にノキアは、12年末までにデンマーク、フィンランド、英国事業を中心に、社員約4千人を段階的に削減する方針も明らかにした。 ●勢力急速に低下  ノキアは08年に英シンビアン社 . . . 本文を読む

ノキア、ベトナムに携帯電話の新工場を建設 新興市場向けの端末を生産

2011-03-04 |  ノキア
 携帯電話世界最大手、フィンランドのノキアは2日、ベトナムの首都ハノイ近郊に携帯電話の新工場を建設すると発表した。当初の投資額は2億ユーロ(約227億円)。12年開設を目指す。  新工場は、最先端のスマートフォンではなく、新興市場向けの携帯電話端末を扱う。 ●新工場に最適の地  ノキアでは、同社の成長を支えているのは新興市場における力強い需要であるとして、これら市場でまだ携帯電話を手 . . . 本文を読む

新生ノキア、再生の難路 シェア固執で業績悪化、アップルの背中遠く

2010-09-18 |  ノキア
 携帯電話世界首位のノキアがトップ刷新に動いた。  世界最大の携帯電話メーカーに育てたヨルマ・オリラ会長とオリペッカ・カラスブオ最高経営責任者(CEO)が業績不振の責任を取り退任する。  スマートフォンで米アップルなどに出遅れたことに株主が不信任を突きつけた形だ。新CEOは米マイクロソフトから招くが、再生の道のりは険しい。 ●リニューアルを加速  「リニューアルを加速する必要がある . . . 本文を読む