低迷する携帯電話事業の建て直しを急ぐモトローラは、150ドル以下のローエンド携帯電話全製品の生産を外部委託する方針を周めた。
台湾紙「聯合新聞網」など複数メディアが、28日付で報じた。
●競争激化で業績低迷
ローエンド端末のアウトソーシングとともに、モトローラは150ドル以下の端末向け半導体の単独サプライヤーとして、台湾のメディアテック(聯発科技)を選出、契約を締結したという。 . . . 本文を読む
ウィルコムは24日、事業再生ADR(裁判外紛争解決)手続きに入り、取引金融機関に対し、約1000億円の債務の返済期限延長などを要請すると発表した。
財務体質を抜本的に改善し、高速無線「XGP(次世代PHS)」を柱に早期の経営再建を目指す。
ただ、主戦場の無線データ通信市場の競争は、激しさを増すばかり。思い切った賭けに出たウィルコムのシナリオ通りに進むのか。
●壁につきあたる資金 . . . 本文を読む
NECが、カシオ計算機や日立製作所と携帯電話事業を統合すると発表した。
この統合は、NECが長年携帯電話事業でつき添ってきたパナソニックとの関係の終わりも意味する。8年間に及んだ「NP連合」の変遷は、日本の携帯産業の地殻変動を抜きにしては語れない。
両社の離別は、新たな携帯メーカー再編の呼び水にもなりそう。
●不快感あらわ
「当社には何の連絡もない。公然と浮気された気がしな . . . 本文を読む
NECは14日、カシオ計算機、日立製作所と携帯電話機事業を2010年4月に統合すると発表した。
3社合計の国内シェアは、08年度で19.3%と首位のシャープに次ぐ勢力となる。ただ、NECの真の狙いは、一度は完全撤退した海外にある。
次世代携帯電話(LTE)に切り替わろうとするなか、3社の開発力、販売力を融合し、「最後の挑戦」に乗り出す。
●統合で国内外1200万台
「統合に . . . 本文を読む
電子情報技術産業協会(JEITA)が9日に発表した携帯電話端末の国内出荷実績によると、7月の出荷台数(PHSを除く)は前年同月比30.7%減の251万9000台となった。
昨秋以降の世界同時不況の影響によって、13カ月連続の前年実績割れとなった。
●マイナス幅再拡大
5、6月は、各メーカーが夏商戦に向けて新型モデルを投入したことで、前年同月比の減少率は20%台に縮小していたが、 . . . 本文を読む
電気通信事業者協会が7日発表した8月末の携帯電話・PHSの契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数はソフトバンクモバイルが万5100件の首位だった。
7月の純増数で3年ぶりの首位に立ったNTTドコモも引き続き好調で、小差の2位。KDDI(au)も番号継続制度(MNP)でソフトバンクを上回る転入超過となり、復調の兆しが見えた。
●「iPhone3GS」が人気
ソフトバン . . . 本文を読む
KDDI(au)は9日、今年4月に立ち上げた携帯電話の新ブランド「iida」の第2弾の商品発表会を東京都内で開いた。
5枚の薄板を重ねたような外観が特徴の「PLY(プライ)」など携帯電話機2機種のほか、ネズミを模した充電器など遊び心に富んだ23種類の周辺機器をそろえた。
●薄板重ねたデザイン
今月中旬以降に発売する「PLY」はプロダクトデザイナーの神原秀夫氏が設計を担当。
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KDDI(au)のシャープ製「SH001」が、前回の6位から1位まで頂位を上げた。
前回調査で首位だったソフトバンクモパイルの米アップル製「iPhone3GS」の記憶容量32Gバイト版の機種が、4位に後退した。
夏商戦は一段落したが、ランキングは流動的。
SH001は、8Mピクセルの高精細CCDカメラを搭載するカメラケータイ。最大ISO2500の高感度撮影に対応し、暗いところで . . . 本文を読む
中国の通信大手・中国聯通(チャイナユニコム)は6日、時価総額で欧州最大の通信企業・テレフォニカと広範囲の事業分野で戦略的提携を締結すると発表した。
両社はそれぞれ10億ドルを出資し、相互に株式を取得することでも合意。これにより、双方の通信市場における地位強化を図るとしている。
●多岐にわたる提携
今回合意した提携内容は、顧客向けインフラや通信機器の共同調達から、携帯電話サービス . . . 本文を読む
欧州の通信大手、フランステレコムとドイツテレコムは8日、双方の英国の携帯電話事業を統合し、新会社を設立する計画を発表した。
これが実現すれば、加入者数2840万人の英国携帯電話市場最大のキャリアが誕生することになる。10月末にも両社は新会社設立に向け、契約を調印する予定だ。
●両社合算シェアで首位
英国携帯電話市場には、スペイン・テレフォニカ傘下のO2、ボーダフォン、フランステ . . . 本文を読む
中国で、スマートフォン市場が立ち上がりつつある。
中国携帯電話最大手のチャイナモバイルが独自規格の「OPhone(オーフォン)」を発表し、チャイナユニコムは米アップルの「iPhone」を投入する。
第3世代(3G)携帯電話サービスの普及に伴い、スマートフォン市場は毎年2倍以上のスピードで成長するとの見方が多く、国内外メーカーの商機が広がりそう。
●1000元を目標
OPho . . . 本文を読む
民間調査会社のBDAチャイナによると、2008年の中国国内におけるスマートフォンの販売台数は1740万台。
高速データ通信が可能な3G携帯電話サービスの本格スタートにより、海外からの非正規ルートでの輸入端末などを含め、09年は3600万台、10年には5600万台に拡大すると予測する。
●勢力図塗り変わる可能性
政府系調査会社によると、08年のメーカー別シェアは、基本ソフト(OS . . . 本文を読む
サムスン電子は8月31日、サムスン製スマートフォン向けアプリケーションストア「サムスン・アプリケーションストア」のサービスを拡大すると発表した。9月14日スタートの予定。
サムスン・アプリケーションストアは2009年2月に英国でスタートしたが、当初はパソコンのウェブブラウザ経由でアプリケーションを配布するサービスだった。
●30カ国以上にサービスを拡大
今回、同社製端末への直接 . . . 本文を読む