目を覆いたくなるような残虐なニュース映像。
ウクライナ首都キーウに近いブチャでのロシア軍の「戦争犯罪」を伝えるニュース映像が流れる。路上には後ろ手に縛られ射殺された民間人の遺体。後頭部を銃で撃ち抜かれ殺された遺体・・・目を覆いたくなる残忍な光景が報じられる。
キーウ周辺を制圧していたロシア軍を撤退させたことで、国際的な人権団体も現地入りし「戦争犯罪」の状況が刻々と明らかにされている。
無残に破壊され廃墟と化したまち。戦争前の緑ゆたかな綺麗な街並みの映像と較べたものが流れる。すべてを奪い破壊する戦争の愚かさが映し出される。
民間人を、多くの子どもたちまで、無差別に殺し続けているプーチンの戦争犯罪。決して許してはならない。
ロシアへの経済制裁の余波で日本でも物価が高騰していることを、ブーメランだと報じる一部のマスメディア。日本としてプーチンの戦争を止める手立ては経済制裁しかないのに、それがさも迷惑かのような報道姿勢はどうなのか。
戦争を止めるのに負担がともなうのは当たり前のこと。平和と民主主義を護るためには義務としての代償はつねにともなう。「物価上昇も大いに結構」とするくらいの気分で立ち向かわないと戦争を止めることなどできない。それを放棄してしまったから、かつてこの国は戦争へ突き進んでしまった。
過った歴史への学習能力がないと、プーチンと一緒になってしまう。