風の声

想いつくまま

「桜をみる会」疑惑の不起訴は不当!

2021年07月30日 | 日記

やっと国民の感覚にそった判断が示された。

安倍前総理が税金を使って開いた「桜をみる会」。その前日に開いていた夕食会の会費の疑惑を不起訴としていた検察特捜部。その判断に対して検察審査会は「不起訴不当」とした議決が公表された。

議決では、安倍に対して「総理大臣であった者が秘書がやったことだとして関知しない姿勢は国民感情として納得できない」と明確に指摘した。

都内の高級ホテルでのパーティーでありながら会費は5000円しか取らず、不足分は安倍の側が出していた。問題となった当時、安倍は一切「お金は出していない」と何度も国会答弁している。

この不足分を安倍側が出していたことを、公選法違反の「選挙区内での寄付にあたる」と審査会は明確に判断した。さらに、安倍が資金管理団体の代表をしていたのに選任監督を怠った政治資金規正法違反に当たるとしている。

国民の感覚として納得できなかった、税金を使った「桜をみる会」へ自分の後援会員を大量に参加させたやり方についても、「透明性を確保すべきだ」と厳しく指摘している。

さらに、今も現役の国会議員である安倍に、「清廉潔白な政治活動を行い、疑義が生じた際にはきちんと説明責任を果たすべきだ」とも指摘もしている。

「桜をみる会」は国民の税金で賄われたもの。その会を私物化して自身の選挙の事前運動をするような利用の仕方は許されるはずがない。

多数の後援会員らに、こっそり金を補填して飲み食いさせていた行為は、選挙でいう買収行為のようなもの。それなのに、「不起訴」だというのなら、金持ちが金をばらまいて選挙を有利にやり、議席を手にすることが許されることになってしまう。

今にして思えば、「桜をみる会」疑惑の後に、黒川幹事長を定年1週間前で異例の定年延長を安倍がやった。多くの国民からは、桜をみる会疑惑をもみ消すためではないかと疑う声が上がっていたが、あの時の国民の批判は正しかったということだ。

時の権力者が、行政を私物化し自分の疑惑をもみ消す悪事を許してはならない。

検察審査会のきっちりした判断と指摘で、胸のすく思いだ。

捜査を直ちにやり直すべきだ。

 


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