風の声

想いつくまま

響かないのは心がないから

2021年07月08日 | 日記

政治家にとって言葉の力はもっとも大切なもの。

その語り伝える力をまったく持たない菅総理が、今、会見を開いている。

いつも通り、官僚の書いた作文を一本調子で読むだけの会見。いまさら、この政治家に心に響く喋りを求めようとも思わないが、見ているこっちが恥ずかしくなる。

東京にまた「緊急事態」を発出するという。

五輪を強行開催する、その東京にだ。

「出歩くな」「人流を止めよう」と呼びかけながら、世界中から人々を招き入れる。そんな矛盾したことを平気でやる政治をだれも信用しない。

「安全安心」をひとつ覚えで繰り返す滑稽さも恥ずかしい。

喋る力がないだけか、記者の質問にまともに答える覚悟も能力もない。

喋りは心があってこそ人の心に響く。

響かないのは、心がないからに他ならない。

 

 


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