髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

メジャー挑戦の話題~マー君そして糸井

2013-02-03 01:12:24 | 北海道日本ハムファイターズ

楽天の田中将大(マー君)にダルビッシュを昨年獲得したテキサス・レンジャーズが熱視線を送っているそうだ。

今年、リーグ戦が終了後はポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を公言しているマー君だが、次々とメージャー挑戦を望む日本人選手にはこのところ頑張って欲しいという気持ちと「やれやれまたか」という残念な思いが交錯する。



ダルビッシュ・有が日本球界を去り今ではパ・リーグのエースとして、自他共に認めるであろうマー君だが、やはりベースボールの本場アメリカに行き実力を試してみたいのは当然だろう。
楽天からは昨年、同僚の岩隈がマリナーズに移籍しトータルでは、16試合に登板し8勝4敗、防御率2.65という好成績を上げたのも刺激剤になったのかも知れない。
「あの岩隈さんが活躍をしたのだから、それでは俺も」そう考るのが当たり前で、ダルビッシュにおいては、29試合に登板し16勝9敗、防御率3.90と新人王となっても不思議ではない成績を上げている。
多分、今秋メジャー挑戦をして戦力の揃ったチームに入れば、13~16勝することは間違いないだろうが、不安となるのは言語と食生活などの生活環境の違いかも。



投手陣では、2008年に広島カープからメジャー挑戦をした黒田博樹が、昨年はLAドジャースからNYヤンキースに移籍したが、ダルビッシュと同じ16勝を上げて今やチームの中心選手になっている。今ではメジャー通算成績では57勝57敗とメジャーへのパイオニア的存在だった野茂英雄の123勝に次ぐ成績を残し今後も記録を更新することは間違いないだろう。
黒田の一年先に松坂大輔がBOSレッドソックスに移籍しているが、このところは肘手術の影響もあってか、昨年は1勝7敗と苦戦を強いられている。
メジャー通算成績では50勝37敗で勝率こそ黒田を上回っているが、レッドソックスが最も強い時の入団だったので、果たして全盛期のストレートを取り戻せるか・・・・?



誰もがプロ野球選手になったならメジャー挑戦は夢であり、サクセスストーリーへの階段かもしれないが、多くの日本人選手は体力的なハンディと言葉の壁に悩まされて、夢を果たせずに日本へリターンをする選手も多い。
むしろ野手組にはその傾向が強く、いかに日本で活躍をしても「メジャーの壁」は並大抵ではないのが現実だろう。
野手組で大成功を収めたのが、誰もが憧れと尊敬の念を惜しまないイチローであり、次に上げられるのは松井秀喜だろうか。
昨年ヤクルトからポスティングシステムでMILブルワーズに移籍をした青木宣親は一年目で打率288という好成績を残した。
ヤクルト時代には安打製造機といわれた青木のテクニックがあればこそ、残せた成績だろうが、果たして田口壮のように長年活躍ができるだろうか。
アメリカでの生活に慣れたであろう今年からの活躍に期待をしたい。



それにしても、猫も杓子もとは言わないが、メジャー・メジャーの波は収まりそうもないのが日本プロ野球の現状だろう。
私が応援をする北海道日本ハムファイターズからは、田中賢介内野手がFA権を行使しSFジャイアンツに移籍をした。
契約はマイナー契約で、最低保証は360万円。たとえメジャーに昇格しても6.800万円というから思い切った決断といえる。
日ハムでの年棒は推定で2億7000万円だから、賢介は「実より名を」とったのだろうが、この先はよほどの幸運でもない限り苦戦を強いられるであろう。



今秋には、マー君同様に日ハムからオリックスにトレードをされた糸井嘉男が挑戦希望と聞いたが、今の彼の実力ではメジャーでの活躍は期待ができないだろう。
攻走守が備わった選手といえども、それは日ハム内でのことで「井の中の蛙、大海を知らず」とも言える。
自ら打率3割、30本塁打、30盗塁でも達成したのなら、一応メジャー挑戦は納得ができるが、投手に内外角を交互に攻められれば凡打に終わる弱点は、なかなか克服は難しいと見た。厳しい言葉だが、日ハムはチームメートや指導者そして観客がひとつにまとまってこその日ハムなのだ。
メジャー挑戦に失敗をした稲葉が「絶句」したのは良くわかる。
きっと「まだまだお前にはメジャーは遠いところにある」との絶句だろう。



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