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乳腺炎の救世主 牛蒡子(ごぼうし)

2012-11-14 23:42:32 | 漢方アメリカOnline
最近、全米各地にお住まいのご婦人方から、「牛蒡子(ごぼうし)はありませんか?」というお問い合わせが相次いでおります。先月だけでも60件以上のお問い合わせがありました。

牛蒡子は「乳腺炎」に大変よく効く漢方薬です。これは名の如く、ゴボウの種です。
先日も私の診療所の患者さんと、HPをご覧になっている多数の方々からお問い合わせがあったので、「こりゃあ至急対応させていただかねば!」と思い、このブログを書きました。


牛蒡子は柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)や消風散(しょうふうさん、こちらは漢方アメリカでも扱っております。)を作る際に入れる漢方薬の一つです。

牛蒡子自体は、辛苦寒肺胃 疏散風熱、解毒透疹、利咽散腫という漢方的な作用を有しています。「辛味と苦味で発散させ落ち着かせ、熱を冷まし、肺と胃に作用する。熱毒を輩出し皮膚のかゆみを抜く、のどを潤し腫れを引かせる。」

これだけを見ると、「乳腺炎と関係ないじゃん!」と思えます。
しかし、前回「なぜ治らないのか、、、病理」の時にお話をしましたように、経絡の流れを見るとその理由がわかります。肺と連なる手の太陰肺経と足の陽明胃経はどれも乳房を通るのです。この流れの熱をとってスムーズに流れるようになるのが牛蒡子の作用です。結果的に乳腺炎に大変よく効きます。

先日こちらでもFDAの許可を通った牛蒡子を入手いたしました。
近日中にこの「牛蒡子」を漢方アメリカOnlineにアップしますので、乞うご期待です。
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