けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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驚くほど高慢ちきな生徒

2008-03-14 09:49:55 | 雑記
2-3週間前に、ある女子学生が私の臨床のクラスに一日入りたいというので快諾しました。
彼女は、典型的なヨーロッパ系アメリカンで、まだ2年生なのに「私は教科書全てを暗記していて、実力もナンバーワンだ」と確信しているタイプです。まあ、うちのようなアメリカの大学院で学ぶ方は、一度社会に出て実力を過信している上にナマイキすぎて失敗して、手に職をとやってくるタイプも多いのです。

私のクラスは一時間毎に4時間続けて4人の本当の患者さんが来て、私がそれをしっかりと治療するのを生徒達に見せて、だんだんと生徒達にも参加させて、臨床の心、技術、そして経験を養ってもらうのです。

しかし、彼女は行き過ぎてしまいました。自分が中国医学を全てマスターしていると思っているので、「その手技は何のためなのか、説明してくれないかしら!」、「私の読んだ論文ではこういうときにはそんなツボは使わないわ」。両腕を誇らしげに組んで、アゴをクンッとあげて、なんというか、杉本彩が傲慢な女社長を演じているときのような、強そうで絶対に笑わない表情で通しています。特に「弁護士のくず第11話」における杉本彩が「うちの旦那なんで家政婦以下のイヌにすぎないわ!」といっている場面がそれに匹敵します。

臨床のクラスには、患者さんが第一、生徒は先生の指示に従って、患者さんの目の前で治療方針に異議を唱えたりして患者さんを動揺させない。などの基本ルールが当然あるわけです。

他の生徒達は、以前私がそうしてきたように、「出てゆけ!」といつ暴れだすか固唾を呑んでいました。しかし、この日の患者さんたちは皆、繊細で、精神的にもお疲れで、私がスマイルを解いてしまったら、悪化しそうな方々ばかりなので、構えて我慢をしていました。

すると、彼女はある女性患者の舌が黄色っぽくて珍しいことに気をとられて、しつこく何度もその患者さんに舌を出し入れさせています、それもその患者さんの苦痛な顔をしているのに、「みせなさい!」と命令し、「これは私にとって興味深い舌だわ!」と一人で大喜び。
私がこの患者さんの治療を始めても、この患者さんの病歴ノートを見ていてこちらに来ません。さすがに私も「実技を見ないのですか?」というと「私はこの患者の病歴の方に興味がありますから!」

さすがにぶちきれそうになりましたが、繊細な患者さんが目の前にいらっしゃるので、今回は珍しく黙っておりました。

4時間の授業が終わりました。早速この生徒に飛び掛ってどう料理してやろうかと思っていると、彼女のほうから「中国式と日本式はずいぶん違うのね、ちゃんと患者さんもよくなっているみたいだし、、、私、興味が湧いたからまたあなたの授業にでるわね!じゃ!私急いでいるから。。。」とさっさと走り去ってしましまいた。。。。


くやしいよーーー!、あたまきたよーーー!、アメリカ人きらいだよーーー!くそーー! あのBーーち!Fーーく!と臍(ほぞ)を噛んだのです。(しぬほどあたまにくること)

その女が昨日またやってきたのです!!!あーきたきたきたきた!

続きはこの次、、、怒るとあっというまにこんなに書いてしまうものですね。



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