立てないくらい、ひどいめまいがする。あるいは「医者にメニエール症候群と言われた」といって来院する方が多くいらっしゃいます。
メニエール症候群は難病の一種です。「これは難しい疾病の患者さんがいらっしゃったな」と思うのですが、意外と早く治ってしまって拍子抜けをしてしまうことがあります。
私がメニエールを治したのでしょうか?そんなことはありません。違うと思います。
これは医者の誤診か、「病名がつかないといけない」と考えている医者が、エイヤッとつけてしまった名前がたまたまメニエール症候群という大仰な名前だったと考えられます。
患者さんはこの大仰な病名をつけられたために「自分は大変な難病かもしれない、、、」という不安感が植えつけられてしまいます。
東洋医学では病名以前に、こういう症状を起こす患者さんの持つ根本にある共通の体質とかアンバランスを見抜くようにいたします。
そのアンバランスが結果的に名前のついた病気をにまで発展するわけです。東洋医学は、病名以前の、この根本に対するアプローチを大切にいたします。物事を単純化して、その大元を補うようにして、それでも症状が残っているようなら、それなりの処置をするのです。
ほとんどの病は人間が本来あるべき状態である「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」とは逆の状態になっています。
そういえば私が「頭寒足熱」というと「はぁ?」という方が多くいらっしゃいます。30代以前の方々の多くはこの言葉をご存じない方が多いようです。みなさまはどうですか?
「頭寒足熱」は人が健康なときの状態です。あるいは「足腰は温かく、頭は涼しくしているのが体によい」とも解釈できます。
この反対の状態を東洋医学では「上実下虚(じょうじつかきょ)」といいます。
めまいの類は特にこの上実下虚の状態が顕著です。要するに足が冷えていて、その分の熱が上半身に行っている方におきやすいといえます。
こんなときは足湯をして足を暖めてみましょう。なまじ「めまい」だからといって頭に何かしても悪化させるだけです。
あえて頭から遠い足を暖めて、先に「足熱」の状態を作ってしまうと、本当に「頭寒足熱」の方に体が仕向けられていって、効果が出ます。
メニエール症候群は難病の一種です。「これは難しい疾病の患者さんがいらっしゃったな」と思うのですが、意外と早く治ってしまって拍子抜けをしてしまうことがあります。
私がメニエールを治したのでしょうか?そんなことはありません。違うと思います。
これは医者の誤診か、「病名がつかないといけない」と考えている医者が、エイヤッとつけてしまった名前がたまたまメニエール症候群という大仰な名前だったと考えられます。
患者さんはこの大仰な病名をつけられたために「自分は大変な難病かもしれない、、、」という不安感が植えつけられてしまいます。
東洋医学では病名以前に、こういう症状を起こす患者さんの持つ根本にある共通の体質とかアンバランスを見抜くようにいたします。
そのアンバランスが結果的に名前のついた病気をにまで発展するわけです。東洋医学は、病名以前の、この根本に対するアプローチを大切にいたします。物事を単純化して、その大元を補うようにして、それでも症状が残っているようなら、それなりの処置をするのです。
ほとんどの病は人間が本来あるべき状態である「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」とは逆の状態になっています。
そういえば私が「頭寒足熱」というと「はぁ?」という方が多くいらっしゃいます。30代以前の方々の多くはこの言葉をご存じない方が多いようです。みなさまはどうですか?
「頭寒足熱」は人が健康なときの状態です。あるいは「足腰は温かく、頭は涼しくしているのが体によい」とも解釈できます。
この反対の状態を東洋医学では「上実下虚(じょうじつかきょ)」といいます。
めまいの類は特にこの上実下虚の状態が顕著です。要するに足が冷えていて、その分の熱が上半身に行っている方におきやすいといえます。
こんなときは足湯をして足を暖めてみましょう。なまじ「めまい」だからといって頭に何かしても悪化させるだけです。
あえて頭から遠い足を暖めて、先に「足熱」の状態を作ってしまうと、本当に「頭寒足熱」の方に体が仕向けられていって、効果が出ます。