ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

人の位置 地球の磁気で NECの測定技術 工場作業員など…

2016-10-31 23:00:35 | NewsPaper
磁気ってそんなこともできるとは…
そこに気付いてシステム化しようとする発想がおもしろい


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『人の位置 地球の磁気で
 NECの測定技術 工場作業員など』

NECが地球の磁気を手掛かりに室内にいる人の位置を
測定する技術を開発したと発表した
という記事

地磁気センサやモーションセンサを備えた端末を活用することで
屋内の対象者の位置を正確に測定可能

どの位置でどのような特徴の測定データが表れるか事前に調査
この情報を基に、磁気センサーをもった人がどこにいるのかを
誤差2㍍以内で把握する

室内では磁気の測定データが乱れ、位置によってことなる
異なる特徴が表れることをシステム化、いうわけだ


これまでだと、位置を測定する技術には全地球測位システム(GPS)がある
ただし、電波を反射する特性を持つ鉄鋼製の部材を多用した建物の中では
GPSの信号は届きにくい

また、室内で位置を測定する技術としては、ビーコンやWi-Fiがある
これらは室内に基地局を設置する必要があり、コストは磁気を使用した
ものよりコストがかかるようで…


現在、センサーを所持する作業員や警備員が、工場や商業施設の中の
どこにいるのかを把握するといった使い方を想定し
2017年度中の実用化を目指す

地球の磁気とその影響範囲を把握することで
このようなシステムがつくられることは興味深く
今後も多様な使われ方がされていくのか
ワクワクしますね