ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

作業員の異常を検知 監視カメラ 普段の動きと比較 三菱電機…

2016-10-28 23:50:18 | NewsPaper
人間の動きを分析して異常検知する仕組みとしては
興味深いものが開発されていきそうです…


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『作業員の異常を検知
 監視カメラ 普段の動きと比較
 三菱電機』

三菱電機が、指紋や声紋が一人ひとりことなるように
体の動きにも個別の特徴があるという考え方を基にした
監視カメラ技術を公開したという記事<参考>

各作業員それぞれ個別に腕の動く方向などをグラフ化しつなぎあわせて
声紋ならぬ「映紋」のデータを作成する

映紋と実際に作業している映像を高速で自動的に比べて
作業者がしゃがみこむなど通常とは異なる動きをした際に
異常として検知する

作業員が異常な動きをしたと判断した際には
その時に製造した製品などの番号をDBに
保管できるようになっている

トレーサビリティ(生産履歴の追跡)の管理や
異常の検知が多い従業員の再教育にも役立てられる

映紋を使って熟練技術者と若手などとの動きを比較できるため
研修などに取り入れることも可能


まずは比較的大きな動作の違いを検知する仕組みのようですが
次第に細かな違いを理解でき、より早く異常を検知できるように
なっていくでしょうか

3年以内の実用化を目指すようですが、はたしてその時には
現場ではどのように活用されていくのでしょうか