ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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スマホの写真、安全送信 端末内に情報残さず 日本ユニシス系がアプリ…

2016-10-13 21:42:30 | NewsPaper
端末に写真を残さないタイプのアプリとして
企業のニーズをうまく捉えた、といったところでしょうか


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『スマホの写真、安全送信
 日本ユニシス系がアプリ
 端末内に情報残さず』

日本ユニシス子会社のケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズが
スマホから機密情報を含んだ写真を安全に利用できるアプリを開発した

という記事

「会議カメラ」と呼ばれるアプリ
スマホの普及で業務上で記録のために写真を撮る機会が増えていることから
会議で使用した板書や製品開発中の試作品、身分証明書などを撮影した際に
送信ボタンを押すと、クラウド上のサーバーを介して写真が自身のPC宛に
メールで送信される

サーバー上には写真は残らない仕様になっており、あくまでPC上での保存を目的とする
他のサービスでは、スマホからクラウド上に送って保存するものもあるが
IDやパスワードの漏洩や不正アクセスといった企業側が懸念することを
考慮した設計がなされている

他社や一般向けのサービスでも写真などの肥大化していくデータを
一括してクラウド側に保存する形式のものが増えてきているが
企業向けにPC側に保存することにこだわったことは
それなりに評価されるでしょうか

手軽に低価格で利用してもらうため、初期費用は無料、料金は端末ごとに月額300円としている
企業側としては、まずは情シスや管理部門で検証を目的に導入してみて、受け入れられるものなら
会社スマホに一括導入していくといった流れでしょうか

ケンブリッジ社としては、まずは取引先への提案をすすめ
2017年度までに20社2000ユーザーの利用を目指す

同業他社も似たようなアプリを開発してくるでしょうから
いかにアピールして導入先を増やせるか結果を楽しみにしたいものです