ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

感情関連データ抽出 血流・心拍活用のソフト 日立ハイテク…

2016-10-21 23:10:18 | NewsPaper
体内データと感情の関係を見つけ
そこからどのようにビジネスにするのか
興味津々です


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『感情関連データ抽出
 血流・心拍活用のソフト
 日立ハイテク』

日立ハイテクノロジーズが脳血流量や心拍、視線の動向などの
様々な生体計測データから、感情や行動変化と相関する指標を
自動抽出するソフトウエアを開発した発表した
という記事

日立ハイテクは赤外線で脳血流量を計測する小型装置を手掛ける
血流量は脳活動の活発度と関連があり、広告やCMを見たときに
受けた印象がどうだったかを示すと考えられている

脳血流のデータでCM効果を評価できれば客観的な指標になる
とはいえ、被験者が実際に感じていることを高い精度で一致する
指標を作成するには様々な条件を加味する必要がある
心拍や視線の動きといったほかのデータも組み合わせると
作業はさらに膨大になる

これら実験で集めたデータを解析し抽出するのに
いままでは人手で数週間かかっていた
指標の自動抽出により数時間で終わるようになり
指標の開発期間を大幅に短縮した

さらに、ソフトですべての可能性を網羅的に検証する仕組みのため
人が見落としていた観点を拾うことができる


日立ハイテクとしては、広告の効果測定以外にも
健康食品が認知機能に与える影響を検証したり
製品デザインを評価したりするのにも利用できる


体内データと感情の関係自体は以前から解析できていたようですが
時間を短縮することで、よりビジネスにつなげることができるわけですね
多方面に活用できそうなデータではあるので、今後、異業種とも
どんなコラボ展開をしていくのかも気になります