一昨日、母が2回目のワクチンを打った。打った直後から様子に気をつけていたが、今
日でほぼ平常に戻った。熱は出なかったが体のだるさが普通以上だったらしい。なん
といっても100歳だから気を遣う。精神的にかなりほっとしたようだ。ほんとうにコ
ロナが怖かったね。とお茶を飲みながら話ができる。
家族三人とも高齢者で、その三人のワクチン接種の手配に明け暮れたこの頃だった。
空いた時間にアトリエに駆けつけて100号(100という数字が身近だ)にかかるのだが
100号に要るエネルギーがなかなか湧かずにじたばたしている。前に一気に元気が出
たスティーブン・スミスの紅茶を飲んだり、カカオの多いチョコを口に入れたりして
気力を戻そうとするのだが、全部だめ。暗さの塊で時間が来て帰り支度。突然、画面
が呼んでくれるような気がして100号に向かって、筆を持ち始めて....。
遅いという家族の声が頭の周りに立ちのぼる。それをしばし無視して筆を持つ。こん
な時間滅多にこない。絵を描かせていただいている。ああ、よかったと心底思う。
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