猛暑の中、家の中を片付け続けた。ブログの文章を書く時間が全くとれない。今年3月から始めた家の片付け。もうそろそろ、区切りにしよう
と思う。制作が待っている。まだあの引き出しが、と頭をよぎるがもうこの巻きは終わりにしよう。きりがない。この片付けで一番大変だった
こと、押し入れのなかのコンテナにぎっちり詰まった塗料類の処理、逃げ出したいくらいだった。シンナー系もある。ペンキ類もある。壁の塗
料もある。油絵の下地剤、フェンスの錆び止め液などなど。ペイントだけでも白、銀、茶....。これはいつ使ったのだろう。なんて、片付け能力
のない我が家の面々。液を紙や古布に浸して、真夏の太陽に(猛暑で助かった)干して、近所への臭いに気を遣いながら、連日、作業を続けた
缶に残った塗料は外に干し、カチカチに固めた。疲れる作業、臭いで頭が痛い。毎日2缶ぐらいの処理が精一杯だった。今もベランダに半分乾
いた塗料の缶が3つ。これが乾けば、終了だ。
家族に、もう塗料は買わないことを約束してもらった。この先、こんなエネルギーはもうないのです。
でもよく考えてみると、ほとんどが、私の絵に関係したもの...そういえば、展覧会に出品する時に、額の木にペイントを塗ったのだった。白も
銀も茶も...。昔から言う『自分で撒いた種』なのですね。
今年は変革の年のようだ。こうして、古い物を引っ張りだして、向き合って、それなりに片付ける。ヨレヨレにはなるけれどまだまだエネルギ
ーがある。このエネルギーを絵につなげること、大切だ。
2015 ミニアチュール神戸展 vol.15 ギャラリー島田