ここのところアトリエに行ってすぐ、木村モモさんのギター曲をかけている。7月に
発売された『el dorado』いつものギター曲とはちょっと雰囲気が違う。柔らかさと
ゆったり感に包まれながら仕事ができる。100号大の越前紙の作品、霧や流れる雲が
気になって描き始めているものだが、その揺れ動くもの、静けさなどが音からも流れ
出てきて気分が落ち着いて制作ができる。心の豊かさ、冷静さなどが失われている
現在、南米奥地にあるといわれる伝説上の黄金郷『エル ドラド』に逃避するのでは決
してなく、その地のもつ、物にとらわれない心の有り様、信頼感、善意などを今私た
ちが大いに必要としているのではないかと思う。
モモさんの言、エル ドラドは実在しているかも。モモさんのCDの周りで不思議なこ
とが多々起こっているみたいだ。興味ある! 私にも何か起こるかしら。エル ドラドの
絵が描けたら、きっとそれだ。