里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のトウモロコシは熟すのが早い

2023年07月19日 | 畑:豆類

トウモロコシを今年初めて穫りました。
品種は「ゴールドラッシュ」。
4月27日に我流の省力直播きをしたもの。
我が家では例年畝間を広く、2本立てにしています。
そして、中型の扱いやすいトウモロコシを多く穫ることを目標にしています。
但し、今年は発芽率がよくありませんでした。
結果的には1本立てより2本立てが若干多い程度になりました。生育のバラツキもあります。


「ゴールドラッシュ」の収穫適期の標準は、播種後84日、絹糸が出て20~24日、積算温度で450℃となっています。
例年、当地のしかも我流の省力直播きではそのままは適用できないので、数日の遅れを見込んでいます。
今年は絹糸が早いものは6月末から出始め、7月早々が最盛でした。
当初7月22、3日からの収穫開始を見込んでいました。
梅雨時に各地で豪雨に見舞われているにもかかわらず、当地は連日の高温。
早いものは収穫適期に達している可能性が高い。
何分生育にバラツキがあるので、外観をチェックしながら穫ってみることにしました。
まず絹糸が黒くなっていることが第一条件。


これはかなり先です。


穂の全体の手応えを確かめ、頭のところの皮を僅か剥いで確認。
実が先まで入って色が黄ばんでいれば大丈夫。白っぽいのでは早い。


これは絹糸が早く出ているのが分かっていました。アブラムシが付いていますが。


昨年は雄蕊にアブラムシが沢山付きましたが今年は軽症です。
普通、トウモロコシは一番上の穂だけがものになります。
これはその下の穂の手応えもあるので試しに穫ってみました。
相当昔の話しですが、大きな穂を穫るため除房といって一番上の穂を残しその下の穂を搔いたものです。
しかし、搔くことで株を傷め手間も掛かるのでメリットはないと分かり、何もしないことになりました。
左が本来の上の穂、右が下の穂で珍しくそれなりに実っています。


今回は初めてなので試し穫りを兼ねています。
ちょうど穫り頃で、大きさも目標の中型でした。


高齢者や子供にはこのくらいが丁度手頃な大きさです。
収穫のベストは早朝ですが、あまり拘りはありません。
但し穫ったら直ちに茹でます。これで甘味は十分。常温で放置するのが最も悪い。
さっそく助っ人に穫るよう促します。
生育にバラツキがあるので、穂を確認しながら数回に分けて穫るようにします。
こちらがメインのお盆用。


2回目で5月19日に播いたトウモロコシ。品種は同じく「ゴールドラッシュ」。
若干遅かったかとも思いましたが、絹糸はすでに出ています。


十分間に合います。逆に早まる可能性もあるかもしれません。
今年は獣害がありません。ビワの被害がなかったのでこちらはどうかと思いましたが、まだ大丈夫。
侵入があれば直ちに囲うつもりではいます。