里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

青や紫の花で涼む

2023年07月16日 | 

今年の7月は暑い。
当地方、梅雨時はヤマセを心配するのが常です。今年は未だ一度も気配がありません。
昨年の7月も暑かったですが、7月半ばには気温の低い日がありました。
暑いときにはやはり青や紫が涼しげで良いようです。
何れも庭とは言えないようなところに咲いている花ですが、先月末からこれまで撮ったものを纏めてみました。
まずはラベンダー。


ここはラベンダーのコーナーを作ろうと自ら育苗して結構な数を植えたところ。
しかし、結局20数年経って残ったのがたった2株。


残ったものはそれなりの大株になっています。
花の咲いている期間は実に長い。みなが育ってくれなかったのが甚だ残念。


紫露草。


名の通り露に濡れた姿は風情があって好ましい。
こちらは畑の一角にある紫露草。


株立ちになって伸び、倒れています。この冴えた濃い紫が良い。


側にあるウルイの花。


オオバギボウシの花と言うべきでしょうか。
対照的にごく薄い紫ですが、悪くありません。
これは別の場所。


個性的な花で、助っ人が切り花にして生けていました。


この側にあるキキョウ。


自然に気ままに咲き出しました。
こちらは株立ちになっているキキョウ。


咲き始まったところですが、沢山の蕾があり、長期間咲いています。
青紫の澄んだ花は絵になります。


カンパニュラ。


今年はイマイチで、花もほぼ終りです。


キキョウ科ホタルブクロ属らしく、キキョウとホタルブクロの中間のような形。
風鈴草の和名もなかなか味わい深い。


こちらは未だ残っているシラン。


日中殆どが日陰になっているためここだけ遅くまで残っています。


石垣側のマツバギク。


紫という言うには微妙ながら石垣との組み合わせが良いので載せてみました。 


青や紫と言えばアジサイですが、我が家のアジサイはどういう訳か色付き遅い。
これが最も早く、古くからのアジサイらしいアジサイ。

これが一番色付きが良い。

ガクアジサイ。


微妙な色合いですが、これでほぼピーク。


これは我が家の入り口正面にあるアジサイ。

色付きは非常に遅く、現在でもこの程度。

最後までグラデーションの状態ですが、もう少し濃くなります。


これは別の場所のアジサイ。


同系統かもしれません。


このガクアジサイはもう過ぎていますが。


色付きはこれでピークのようです。


このアジサイはほんのり青紫色らしき状態のまま終了です。


我が家のアジサイは色付きが遅く、且つ悪いものが多い。
アジサイの花の色は土壌のpH(酸度)で変わるとよく言われます。
酸性ならば青、アルカリ性ならば赤。しかし、この辺りの土壌は特別なことをしなければほとんど酸性なはず。
そう単純ではないようです。