我が家で作っている茎立ち菜(とう立ち菜)は「つぼみ菜」「仙台雪菜」「かき菜」の3種。
何れも種播きは10月21日。
何れも種播きは10月21日。
今年は度重なる寒波襲来で何れも穫り始めが遅れました。
特に「つぼみ菜」は例年どおり一番に穫れ始めたもののいつもより半月ほど、昨年からは1ヶ月近くも遅れました。
「仙台雪菜」「かき菜」は比較的影響が少なく少々の遅れに止まりました。
出だしが遅れたためか、この時期になっても旺盛で盛んに穫れています。
今、最も勢いが良く穫れている「かき菜」。

穫れ始めは4月10日頃と最も遅く、勢いもやや良くないと見えました。
しかし「かき菜」自体が元々強い性質のため確実に旺盛になるようです。
現在伸びているのは側枝(子茎)とそれから出た孫茎が混在しています。太くしっかりしたトウです。

「かき菜」はトウと言っても本来は蕾が見える前の若い茎葉を掻き取り収穫します。
しかし、この時期になると生長のスピードが早く穫る方が追いつかないため、このように蕾が沢山見えています。
しかし、この時期になると生長のスピードが早く穫る方が追いつかないため、このように蕾が沢山見えています。

蕾が大きくなってくると茎は硬くなってしまいます。その時は茎を手で折ってみることです。
手でポキリと折れずしなってしまうところは硬く筋張り食べられません。ポキリと折れるところから上だけを利用するようにします。

「かき菜」は当分穫り続けます。
次によく伸びているのが「仙台雪菜」。

4月早々から穫れ始め、未だ旺盛に生長し衰えていません。
3種の中では一番弱く作りにくいのですが、盛んに穫れています。
側枝(子茎)はほぼ穫り終わり、今伸びているのは孫に当たるトウですが、しっかりした茎が伸びています。

「仙台雪菜」のトウは花が咲くくらいになっても美味しく食べられます。

それでも、この時期になると穫り遅れて茎は硬くなってくるので、その時は「かき菜」と同様下方は捨て上の方を利用します。
食味では3種の中で一番優ります。

こちらも暫く穫り続けます。
これが「つぼみ菜」。

「つぼみ菜」は早くから穫れるのが一番の長所ながら今年は3月25日頃と例年より大幅に遅れました。
その名の通り蕾を着けたトウが沢山伸びています。側枝(子茎)は全て穫り終え穫っているのは孫に当たる側枝。

これまで穫った本数は非常に多く、さらにひ孫の側枝も伸びています。

この時期になるとさすがに細くなります。しかし、穫り始めが遅い分今年はそれなりの太さを保っています。

但し、他の2種と比べるとボリュームは劣り、間もなく終了とします。
穫った3種を比較してみます。右から「つぼみ菜」「仙台雪菜」「かき菜」。

ボリュームの違いが分かります。葉物が少ない時期の茎立ち菜は貴重です。