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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「桔梗」

2025年08月24日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙   


我が家の庭の外れにキキョウが何カ所かに生えています。
株立ちになっているのが母が生前手作りの大きな鉢に植えたキキョウ。
7月から長い間次々と花を咲かせます。一方では花が枯れ一方ではまだ蕾と言った状態が長く続きます。
昔は近隣の野山にキキョウがごく普通に見られました。
幼少の頃、お盆の頃になるとよく自然にある花を採ってくるように言いつけられたものでした。
よく採れたのがキキョウとオミナエシだったように記憶しています。
今はそんなことをする人間もいなくなりましたし、天然のキキョウやオミナエシも近くでは見かけません。
キキョウの花は澄んだ青紫色。猛暑の夏にはとりわけ清々しい気分にさせられます。
あまり線描きを加えず描いてみました。


水墨画「アルストロメリア」

2025年08月18日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3
  

アルストロメリアを知ったのはいつ頃でしょう。
相当昔のことになるかもしれませんが、当初はちょっと変わった洋花と言った印象でした。
今では色合いも様々でバラエティに富んだ多くの品種がありよく知られた洋花になりました。
我が家のアルストロメリアは母が地植えしたものです。亡くなって20数年経つのでかなり古い。
どこにでもある初期のアルストロメリアで、イノシシに荒らされても残ったくらいですから相当丈夫なようです。
自然に増殖し長く咲いているので生花として重宝しています。
正直水墨画には似合いません。と言うか甚だ描きにくい。
よく見ると花の形が上下非対称でバランスが悪く不安定。葉も一風独特です。
そこがこの洋花の長所でもあるのでした。

 

水墨画「紫陽花」

2025年08月04日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3
   

アジサイと言うと梅雨期の花のイメージでしょうか。
今年は当地の梅雨期も連日の真夏日で空梅雨模様。強い太陽の下での花という感じでした。
どういう訳か我が家のアジサイは咲くのが遅い。そして色付くのにも時間が掛かっています。
毎年同じなので、天候によるものではなさそうです。
アジサイの花の色は土壌のpH(酸度)で変わり酸性ならば青、アルカリ性ならば赤とはよく聞きますが。
特に大株のアジサイが遅いのは放任していることも要因なのかもしれません。
白から次第にグラデーション化し長時間掛けてようやく青紫になっています。そして、未だに咲いているのです。
しかし、花は大きくボリュームは満点です。それをモチーフに描いてみました。
さすがにこの猛暑で変色してきました。


草花の水墨・墨彩画第3集

2025年06月30日 | 水墨画:草花

花を中心とした水墨・墨彩画第3集をフォトチャンネルに纏めました(表紙 ひまわり)。

草花の水墨・墨彩画第3集

これまで草花の水墨・墨彩画を2集に纏めています。
フォトチャンネルの制限枚数は100枚と言うことで、第2集で通算200枚です。
第3集も100枚を目指していましたが、間もなくgooブログも終了と言うことで達成は困難となりました。
しかし、たまたまこの度50枚の区切りに到達したので第3集として纏めてみることにしました。
何れ雲散霧消するので無駄とも言えますが、あくまで自己満足です。
改めて見直すと不満な画多数ながら、ブログにアップした順にそのまま纏めています。
左サイドの最新フォトチャンネル参照(画題名だけで、詳しい説明はしていません)。
主に身近にあるものを描いているため同じ題材を繰り返し描くことも多々あります。
最初の1枚目、通算201枚目は「金木犀」の墨彩画でした。


そして最後の1枚が「西洋シャクナゲ」。


そして今回の表紙は迷うことなく過日アップしたばかりの「ひまわり」


出来不出来は別とし、小生にとって憧れの英雄に捧げた1枚以外にありません。


水墨画「西洋シャクナゲ」

2025年06月15日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3   

かつて我が家の玄関のすぐ前には大きなアズマシャクナゲが2株ありました。それを相次いで枯らしてしまいました。
高木になったコウヤマキを切り詰めたことから光環境が変わったことに因るものと推察しています。
覆水盆に返らず、如何ともしがたいとはいえ返す返すも残念です。
その後に助っ人が植えてくれたのが白の西洋シャクナゲです。品種名は分かりません。
アズマシャクナゲとは1ヶ月ほども違うかなりの晩生ながら、さすがに今はすっかり散りました。
シャクナゲには多種。小生もそんなに見ているわけではありませんが、花ばかりでなく葉の形にも特徴があるイメージがあります。
洋シャクは大きく、薄く、先が尖っているイメージです。偏見かもしれませんが。
ピンクの洋シャクをイメージして水墨で描いてみました。
アズマシャクナゲは和シャクの代表とも言える種類で、当地では通称ウラジロとして珍重されます。
葉が厚く葉裏には真綿のような白い毛がビロード状になることからそう呼ばれます。
かつて、墨画会の出品作として描いたアズマシャクナゲの掛け軸を虫干しを兼ねて床の間に掛けていました。
もちろんモチーフは我が家にあったアズマシャクナゲです。葉の先は尖らず優しい感じでした。
時期も終わったので仕舞います。