goo blog サービス終了のお知らせ 

里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「山吹」(goo blogサービス終了のお知らせで変化したこと)

2025年04月29日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3


4月の半ばから山裾に黄色が目立つようになり、下旬がピークで一段と黄色が映えます。
春は黄色の花が多い。前回はタンポポを描き、今回は山吹です。
山吹は繰り返し描いていますが、また描きたくなる不思議な魅力があります。
それは黄色と言っても他の花の黄色と違い、やはり山吹色としか表現しようのない色。
あくまで透明感のある色で清々しい気分にさせてくれる里山の花です。

ところで、ブログ画面の正面に「goo blogサービス終了のお知らせ」とデンと表記されるようになって半月ほど。
小生の拙ブログをご覧頂いている方にも変化があったように感じています。
goo blogにはアクセス解析機能がついており、過去3週間のアクセス状況が分かります。
以下がそれで、そのままコピペしました。
過去の週別ランキング
4月20日 ~ 4月26日 300位
          11937PV |6373UU

4月13日 ~ 4月19日 242位
          13076PV |7130UU
 
4月6日 ~ 4月12日  315位
          11627PV |6285UU

4月13日の週初めにサービス終了のお知らせがあったのですが、数字が明らかに上がっています。
単なる偶然かもしれないし、数字の信用度を測るすべもないことも確かですが。
PVはbotもカウントされているので度外視するとして、UUが前週の113%です。
実は拙ブログのユーザーは本来のブログとしてご覧頂いている方は少なく、いくつかの投稿記事が検索エンジンでたまたまヒットしご覧頂いている方の方がずっと多いと思われます。
それを切っ掛けにたまに覗かれる方もおられるかもしれません。ブログサービス終了のお知らせを見て、なくなる前に見ておこうとされた方が一時的に多くなったと考えるのはうがった見方でしょうか。
小生がgoo blogを始めて間もなく7年ですから、10年、20年と続けてこられた方から見ると序の口です。
特にブログに関心があったわけでもなく、勤め人稼業からリタイヤしパソコンを更新して何かないかと思った時ブログぐらいしか思いつかなかったと言うわけです。
goo blogにしたのも単に愛読していた囲碁の高尾紳路9段のブログがgoo blogだったからです。
しかし、思いがけず拙い投稿記事に興味を持ってくれる方が多くなり有り難いと感じています。
また、個人的にお伝えしたいと思ったいくつかの記事が検索エンジンを介して多くの方に見て頂けたのは嬉しいことでした。
それらの投稿記事も間もなく消滅の運命にあるのは残念なことではあります。
素早く移転される方も多くモチベーションの高さに感服です。小生は未だ思案中で考えが纏まっておりません。
年齢的にもここでリセットし改めて一から出直しとなるともうそろそろという気持ちにも傾きます。
一方、水墨画は週1回投稿を目標にし、それがモチベーションにもなってきました。コロナ禍以来、墨画会が再開出来ていないのでなおさらです。
取り敢えず引越しと言うのが無難な選択かもしれませんが、続けるにしてもどんな形が良いのかもう少し気持ちを固めたいと思います。
これまでよく拝見しすでに引越された方のブログは取り敢えずブックマークに登録し拝見させていただきます。






水墨画「タンポポ」

2025年04月19日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


道ばたにタンポポが咲いていたので描いてみました。
沢山の花びらを付けた黄色い花とギザギザの葉っぱ。考えてみれば非常に特徴的です。
まだあまり茎が伸びておらず、少々ずんぐりしたタンポポになったでしょうか。
これがモチーフのタンポポです。

タンポポは春に見かけるとても身近な植物で、子供でも最初に覚える草花の一つかもしれません。
しかし、何時でも何処でも見られるかと言うとそうでもないような気がします。
1つに見えている黄色の花は実は小さな花が集まったもので、花びらに見えるそれぞれが一つの花なのでした。
在来のニホンタンポポは殆ど見られなくなり、今、道ばたや原っぱで見かける大概のタンポポは外来のセイヨウタンポポと言います。
一番の見分け方は花のつけ根の萼のように見える総苞片の形。
セイヨウタンポポは総苞片が下に反り返っており、二ホンタンポポは上向きで内片に付いているらしい。
このタンポポを確認してみると希少化している在来のニホンタンポポのようです。

水墨画「ニホンスイセン」

2025年04月13日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3


春になると一度は描きたくなる花がニホンスイセンです。
当地では福寿草とほぼ同時期に咲き、ともに春を告げる花と言えるでしょう。
我が家では福寿草の開花が天候に左右され遅れることもあるのに対し、ニホンスイセンの方が安定しているかもしれません。
それはニホンスイセンが石垣のすぐ側にあるため輻射熱で暖かくなるからと思われます。
但し、このニホンスイセンは八重咲きです。八重咲きは画になりにくい。
やはり6枚の小さな白い花びらに中心の黄色の副花冠、そして数花の房咲きがニホンスイセンのイメージです。
ラッパスイセンも咲いてきましたが、ニホンスイセンの清楚で可憐な姿は日本人好みと言えるでしょう。
ニホンスイセンの葉は殆どがしなやかによじれるのも大きな特徴。
我が家の一重のニホンスイセンは庭の外れにあります。モチーフとしては勢いがあまり良くありません。
少々意識して伸び伸びと描いてみました。

 
 

水墨画「猫柳」

2025年03月30日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙 
 

早春になると里山の河原や湿地に可愛い姿を見せる猫柳。
正に名前のごとくモフモフとして猫の尻尾のよう。思わず触ってみたくなるというものです。
滲みの出る和紙に筆で濃淡墨の点を打つと自然に猫柳の雰囲気に。ここでは本画仙張りの色紙を使っています。
猫柳は葉を出す前に白銀色のふっくらした花穂を着け、しばらくすると蕊(しべ)が展開してきます。
実は猫柳は雌雄異株。よく観察したことはないのですが、雄花は蕊の先端にオレンジ色の葯が付き、雌花はオレンジ色の蕊は無く白いワタ毛が密集して見えると言います。
それにしても柳は非常に強く、元田んぼだった耕作放棄地にはいつの間にか柳が定着していることが多い。
元々湿気を好むため繁殖するには好条件な訳です。里山では普通に見られる風景となりました。
コメ価格の高騰が騒がれる中、元はコメが作られ放棄された田んぼで可愛げな姿を見せる猫柳はどんな気持ちなのだろう。


 

水墨画「ラナンキュラス」

2025年03月24日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3


ラナンキュラスの切り花を頂いたので水墨で描いてみました。
ピンクの花弁が幾重にも重なり、明るい色合いで春らしい心持ちになります。
花びらは線描きを施さず敢えて墨の濃淡だけで表現してみました。
植物音痴の小生、言葉でラナンキュラスと聞いただけでは俄には思い浮かびませんでした。
現物を見て、あ、これかと言ったところです。
少し調べてみるとラナンキュラスはキンポウゲ属の英語読みで、和名は「花金鳳花(はなきんぽうげ)」。
ラナンキュラスの名の由来はラテン語のカエルからきていると言います。
湿地に生え葉の形がカエルの水かきのように見えることから名付けられたらしいのですが、小生にはちんぷんかんぷん。
花瓶に生けると部屋や玄関がぱっと明るくなった感じがしていいものです。