里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

蔓なしサヤインゲンから蔓ありサヤインゲンへ

2023年07月29日 | 畑:豆類

蔓なしサヤインゲンは7月早々から穫り始め、一挙に盛りとなりました。
4月28日に我流の省力直播きしたもの。
集中的に成り込むのが蔓なしサヤインゲンの特徴。7月半ばの10日間くらいが最盛でした。
すでに終盤です。
品種は2品種。
こちらがタキイ種苗の「さつきみどり2号」。


少し早く穫り始め、大きな収穫の山がありました。それでもまだ成っています。


こちらがカネコ種苗の「スーパーショット」。


「スーパーショット」はそれほどピークが極端でなく曲がりも少なく姿が良い。


まだ穫れているとは言っても終りは近い。
すでに蔓ありサヤインゲンが穫れ始めており、スムーズに移行できます。
これが蔓ありサヤインゲン。


品種は昨年と同じくカネコ種苗の「いちず」。
畝間150㎝、株間30㎝。
種播きは6月7日。
僅か欠株があるもののほぼ2本立てになっており、ネット全体に蔓が張っています。


蔓の先端が支柱の頂点付近まで達してきました。まだピンチはしていません。
収穫出来る莢から花まで一面に見られます。


中段に間もなく穫れる莢が多くなってきました。


莢数は非常に多い。


これまで3年ほどこの品種を作ってみましたが、かなり成り込むのがこの品種の特徴。
蔓ありサヤインゲンとしては、ケンタッキーワンダータイプと少々違います。
蔓がケンタッキーワンダーのように太くどこまでも伸びるという勢いではありません。
莢の着きが非常に多いことからみて、栄養生長が抑えられるのでしょう。
少々調べてみると、この「いちず」と言う品種を半蔓性に分類することもあるようです。
このくらい蔓が伸びているのに半蔓性と言うのも少々違和感があります。
ただイメージとしては分からないではありません。
莢の形はケンタッキーワンダータイプですが、若干スマートでしょうか。


食しては軟らかく美味しい。
気温が異常に高いので一気に成り込んでくる可能性が高い。
これまでの経験から「いちず」と言う品種は長期の収穫は難しいので、1畝は1ヵ月ほどずらして播いています。
7月10日に種播きしたもの。


「いちず」と従来作っていた「ケンタッキーカンサス」の2品種。
但し発芽が揃わず一部は追い播きし、それでも少々欠株があります。
何はともあれ早播きの蔓なしサヤインゲンから蔓ありサヤインゲンにはスムーズに繋がりました。