里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

5月は白い花で清々しい気分に

2021年05月31日 | 

5月も今日で終わり。
白い花が清々しい気分にさせてくれます。
我が家の庭にも5月には少々の白い花が咲き、一服の清涼剤となります。
シャクナゲ。


西洋シャクナゲです。
この場所は数年前にアズマシャクナゲの大株が枯れてしまった玄関前。
助っ人がその跡に植えたもの。


それなりに大きくなり、花数も増えてきました。


これは別な株。


何れも白に僅かなピンクが入ります。


クレマチス。


我々にはテッセンといった方が馴染み深い。
テッセンというと青紫のイメージですが、我が家のは白のみ。
支柱をしていないので、例年側のごとく南天に絡まっています。


自然に殖えたのか、数カ所にあります。


いずれも南天にしがみついているものが多い。


アヤメ。


植えたものではなく、紫のアヤメの中にいつの間にやら出てきたよう。
次第に増えてきました。


変異したものと思っていますが、どうなのか。


スズラン。


辺りの庭木の影に隠れひっそりと。
もう少し株があったように思いますが、薄くなったきたようです。


探さないと分らないくらいですが、可愛いものではあります。


オオデマリ。


もう残り花と言ったところ。
我が家の入り口真正面にあるため、ピーク時は純白で目立ちます。
因みに我が家にコデマリはありません。


今一番目立つのが、この花。


もっとも、庭に咲いているわけではなくほとんど雑草化しています。


シャスターデージーと思いきや、フランスギクらしい。


以前、これはマーガレットが雑草化したものと思っていました。
というより草花に疎くマーガレット以外の名を知らなかったということです。
少々調べてシャスターデージーかフランスギクか。
最後はシャスターデージーと結論づけていたところ、改めて調べ直してみるとフランスギクのよう。


大概雑草化しているものはフランスギクという記載が多く、多分間違いないのでしょう。
相当に繁殖力が強いと見えて、あらゆる所で見られるようになっています。


それでも、コロナ禍の中、純白の花はよどんだ空気を払いのけてくれそうで、気分がいい。


ピーマンの誘引とわき芽の整理

2021年05月30日 | 畑:果菜類

ピーマンを支柱に誘引し、わき芽も整理しました。
ピーマンは植付けてから2週間余り。
品種は「京みどり」。
植付け後、不織布をトンネル掛けしました。
風よけの効果は十分あったと思います。


一方、不織布もトンネル掛けしていると風通しが悪くなるデメリットがあります。
最近気温の高い日が多く、軟弱に生育するのではないかと危惧していました。


もう少し不織布を掛けておく予定でしたが、風も大分落ち着いてきたので外すことにしました。
軟弱気味とはいえ生育はまずまず。


わき芽も伸びてきたので、勢いもあるようです。


雨が降り出し、一旦は中断しましたが、支柱を立て誘引しました。


本葉10枚は展開しています。


伸びてきたわき芽を整理しました。


今後も1番花の下から出ているわき芽は全てかき取ります。


ピーマンは花芽が着いたところで2つに分枝し、ねずみ算式に枝が増えていきます。
枝が伸びると下に垂れるようになるので、株の両側に廃材を利用した支柱を立て誘引します。
また、いわゆる「ふところ枝」を整理する簡易な整枝法を行っていきます。
花芽は依然小さいですが、さすがにはっきりと分るようになってきました。
本葉12、3枚で1番花のようです。


トマトの場合なら対応に苦慮するところですが、ピーマンなら許される範囲。
それより近年困っているのは苗にエソ系のウイルスが付いているケースが多いこと。
潜伏期間があるためかなり生長してからでないと分りません。


昨年は最後まで全く見られなかったので、今年も同様であって欲しい。
それなら、1番花が多少遅れることなどさして問題ではありません。


ヤマツツジを水墨画で描く

2021年05月29日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

ヤマツツジを水墨画で描きました。
過日、宮城県気仙沼市の徳仙丈山(とくせんじょうさん)を訪ね、ツツジの大群生を楽しんできました。
正に壮観の極みと言ったところですが、どのようにしてあんな大群生が出来上がったのか、自然界の不思議さを思います。
ピーク時からは数日遅かった感じですが、欲を言えば切りがありません。
比較の対象にもならないものの我が家のヤマツツジも近年では一番。
そこで感じるのは、ヤマツツジにも早晩の個体差がかなりあるということ。
土地や緯度、標高差で違うのは当然として、すぐ側でも違っています。
徳仙丈山でも開花盛りの株とすっかり終わった株が隣り合わせになっていました。
我が家のヤマツツジの場合も10日以上の開きがあります。
それが普通と言われればそれまでのことですが。





夏秋キュウリを蔓上げ今年は姿良し

2021年05月28日 | 畑:果菜類

キュウリの蔓上げをしました。ネットへの誘引です。
植付けから10日ほど経ちました。
本来なら、今頃がこの辺りの植え付けの適期です。
早めの植付けなので、周りを不織布で囲いました。


品種は「夏すずみ」。
今年は、本葉3枚程度で姿の良い苗を植えることができました。
今年は中旬の気温が例年になく高かったですが、風も連日強く、不織布で囲った効果は十分にあったと思います。


現在は本葉6枚半くらいになりました。
蔓上げにも丁度いい時期です。不織布を外しました。
キュウリを植付けたままだと、次第に地べたに這うようになります。
そのまま這わせるのは地這いキュウリ。それは地這い用の品種でないとまずい。


蔓が地べたを這うようになる前にネットや支柱、紐などに誘引してやることを、この辺りでは蔓上げと言っています。
蔓上げが遅れるとキュウリの勢いが劣ってきます。
キュウリの蔓が上に立っているうちにやるのが理想です。
現在のキュウリの姿は悪くありません。
日数から見ても本葉の展開は順調。元気な巻きひげが伸びています。


例年は、風で折られないよう植付け後に株の脇に割り箸を刺して誘引していました。
今年はネットに直接誘引します。


葉の色も良く茎もがっちりと放射形。久しぶりに充実した姿のキュウリに見えます。


蔓上げに合わせ、2、3節までの伸びているわき芽は整理しました。

これから生長に合わせ整枝をしていきます。


このようにネット栽培されるキュウリが、いわゆる「夏秋キュウリ」。


この後、株間との関係で色んな仕立て方があります。
我が家では、親蔓と勢いの良いわき芽の子蔓1本を伸ばす2本仕立てにしていきます。


ナスは一番花が咲き支柱に誘引

2021年05月27日 | 畑:果菜類

ナスは「千両2号」が植付けて2週間ほど、「くろべえ」が10日ほど経ちました。
一番花が咲いたので、支柱を立て誘引しました。
植付け後は、不織布のトンネル掛けにしています。
植付け以降、当地としては例年より気温がかなり高く幸いでしたが、連日強風でした。
不織布の風よけ効果は十分ありました。草丈も不織布に接触するくらいに生長。
こちらは「千両2号」。
トンネルの外からでも花が咲いているのが分ります。


受粉のためにもいつまでもトンネルを掛けておくのはまずい。
不織布を剥ぎました。


全ての1番花が開花しています。


「千両2号」は本命の品種ではありませんでしたが、苗の姿が良かったので購入しました。
現在の生育も良好です。
支柱を立てて誘引。


仕立て方は、ごく一般的な3本仕立て。
昨年、しばらくぶりで一部の株で切り戻し剪定を試しましたが、改めて当地には適さないことを確認しました。
今年は全て3本仕立てにし、枝を伸ばしていきます。


例年ならここでわき芽の整理をしています。
しかし、あまり伸びていないのでもう少し経ってからやることにしました。
あまり小さいうちにやると、しっかり掻けず再生してきます。

こちらが本命の中長なす「くろべえ」。


未だ花芽が小さい状態ですが、不織布に着くくらいまで生長してきたので、不織布を除去。


こちらも支柱を立て誘引。


植えるとき花芽がほとんど見えなかったので、本葉10枚くらいでようやく花芽かと思いました。
以外にも7、8枚で着いています。


花芽もそれなりに大きくなってきました。


これなら収穫も「千両2号」より半月まで遅れることはなさそう。
わき芽は花が咲いたころに整理します。
全体的に悪くない生育です。


後に株の両側に廃材を利用したパイプ支柱を立て、簡易な方法による整枝誘引を行います。


壮観!50万本のツツジ大群生

2021年05月26日 | 小旅

壮観、見事としか言いようのないツツジの大群生。
宮城県気仙沼市の徳仙丈山(とくせんじょうさん)を訪ねました。
当地は日本最大級とも言われる知る人ぞ知るツツジの大群生地。
この度、初めて訪れます。
これまでぜひ一度は見てみたいと思っていましたが、実現できていませんでした。
ツツジの開花のタイミングと自分の都合、天候もマッチングしないと難しい。
今年の我が家のヤマツツジが殊の外良かったことから今年こそと考えたのでした。
我が家のヤマツツジのピークからは約2週間、今年の当地の開花情報からは先週末が見頃との予想です。
ギリギリのタイミングでの実行となりました。
スタートが遅かったことから、途中一度の休憩だけで真っ直ぐ登山口に直行。


直ちに大株のヤマツツジの歓迎を受けます。


かなり散っていました。やはり遅かったか。


徳仙丈山の標高は711m。
登山道と言うより遊歩道に近い。
足の調子が良くない小生でも鑑賞を楽しみ休憩しながら2時間くらいでゆっくりと往復できます。
歩き始めて間もなく、散り始めたとは言え十分鑑賞に堪えうるヤマツツジに一安心。


自生するヤマツツジ、レンゲツツジは50haに及び、その数50万本と言われます。

レンゲツツジは登山口付近でもほぼ満開。


登山口からツツジが一帯に広がっています。
登り初めて20分くらいで第1展望台。
このあたりがつつじが原と言われています。


散り始めていますが、すぐ側のヤマツツジはほぼ満開。


展望台からの眺め。
圧倒的なツツジ群に驚かされます。


正に聞きしに勝る。
気仙沼湾の青い海とのコントラストも見事。


ピークは数日前だったと思われます。その頃ならさらに素晴らしかったことでしょう。
冴え冴えとした赤からは少しくすんだ印象です。
しかし、それでも見事。
これほどのツツジ群を見るのは初めてです。
そして第2展望台へ。



こちらからも気仙沼湾が望めます。


方向を変えると間近に岩手県側の室根山。


ほどなく鎮座するのが、「つつじの王者」。
最大級の大株と言うことでしょうか。


ここから「つつじ街道」。


古木群生地とあります。


ここから少々の難所、「十二曲がり登山道」。


この辺りはまだ蕾のツツジも多い。


山頂付近。


山頂。


太平洋が一望。
反対の本吉側の登山道が見えます。


復りは少しルートを変えて。


下りも楽しめます。




我が家のツツジもそうですが、自生のツツジであっても個体差は結構あるようです。
右の株はほぼ終了といった感じですが、左の株はまだ盛りと言ってもいい。


鮮やかな紅。


しっかりと目に焼き付けて下山しました。

気仙沼市の南、南三陸町の田束山(たつがねさん)にもツツジの大群生地があります。
以前はむしろこちらの方が知られていたかもしれません。
頂上近くまで車で行けるので、しばらく前に訪れています。規模では徳仙丈山が大きいようです。
ツツジの大群生を堪能した後、気仙沼市街地へ。
魚市場側の「海の市」。




遅くなった昼食をここで。
まぐろ丼を堪能。


港を散策。
多くの漁船が停泊していました。


完成して間もない、気仙沼湾横断橋。
三陸自動車道が繋がりました。
この橋を渡って帰路へ。眺望が素晴らしい。


帰路、リニュアールしグランドオープンして間もない道の駅「大谷海岸」へ。
昔のイメージが一変していました。





すぐ向いが大谷海水浴場。
整備が進められていました。


我が家から当地へは県内では最も遠方。
岩手県境且つ低山とは言え山登り。
かつては高速網からも外れ、日帰りでは無理としたものでした。
それが、今や三陸自動車道が一気通貫、隔世の感があります。
充実した一日となりました。


我流直播きサヤインゲンの間引き土入れ

2021年05月25日 | 畑:豆類

我流の省力直播きをした蔓なしサヤインゲンの間引きと土入れをしました。
4月28日、予定より少し前倒しして種播き。
直後の天候が悪く、発芽までの日数は長く要しました。
その後は強風の日が多く、この畑は殊の外風当たりが強いため少々傷められました。


1カ所4粒播きし、欠株はありません。
発芽後、マルチを広げ外に出しました。
こちらが例年作っている「さつきみどり2号」。


昨年はかなりバラツキがあったので、それから見ると今年はまずまずの生育状況です。


大半3,4本発芽しています。


こちらが初めて作るカネコ種苗の「スーパーショット」。


こちらも3、4本発芽しているものが多い。


「さつきみどり2号」と変らない発芽と生育です。

畝間が150センチと広いことから、昨年は2条にしましたが、やりにくいので今年は1条に変えました。
その代わり株間を20センチと狭くし、2本立てにします。
トウモロコシはほとんどが発芽しましたが、インゲンは7、80%の発芽率といったところ。
3、4本発芽した株を根元から鋏でちょん切り2本にします。


1本だけしか発芽しなかったのは各品種1株だけなので、ほとんどが2本立てとなりました。

この後、土入れ。始まったところで通り雨。
細身の移植ベラを使って根元に周りの土を寄せてやります。


根張りを少しでも良くし倒れにくくするためです。効果のほどは分りません。


上が「さつきみどり2号」、下が「スーパーショット」。
今のところ、ほとんど差がありません。


こちらは同様に播いたカボチャ。


品種は「九重栗」。
株間45センチ。
1カ所1粒蒔き。
発芽しなかったのは10株のうち一番端の1株だけでした。


日数の割には生育は若干遅れ気味です。
例年は間を間引いての2本仕立て、昨年は100%発芽だったため1本仕立て。
今年はもう少し生育状況を見てから決めます。


こちらは同様に播いたトウモロコシ。


先日、間引き土入れし、数日で一回り大きくなりました。




サヤエンドウが収穫のピーク

2021年05月24日 | 畑:豆類

サヤエンドウが先週から今週にかけ収穫のピークを迎えています。


今年の気候からいうと連休明けくらいから本格的に収穫できそうと思いましたが、穫れ始めは5月10日頃。
生育旺盛でいっぱいに茂っており、すでに人の背丈になっています。


昨年に続いての蔓ぼけ傾向です。
「蔓ぼけ」とはあまりに旺盛に茂ると花の咲くのが遅れ実の太りが悪くなるというもの。
今年のサヤエンドウは欠株率ゼロ、越冬後の生育も良かったので、3月初め支柱立て時の追肥はごく少なくしたのですが、必要なかったようです。
しかし、これまでの経験から言うと、生育旺盛なサヤエンドウは穫り始めは遅れるものの量は沢山穫れます。
今年の春は連日風が強く、追加で風下側にパイプ支柱を立てテープで支えました。


正に鈴成り。


すでに咲いている花は大分少なくなっており、6月になると穫れ方もぐんと少なくなるはずです。


サヤエンドウは通称絹さや。
絹のように繊細、滑らかなサヤエンドウという意味でしょうか。


昔、色んなエンドウを作り比べてみたことがあります。
大莢(オランダ大莢)も作りました。絹さやより一回りも二回りも大きい。
しかし、えも言われぬ香りと滑らかさでは断然絹さや。
蔓ありと蔓なし、花にも赤花と白花があります。
昔「赤花鈴成砂糖」という品種を作って良かったことから、以来、専ら赤花の蔓ありエンドウ。
花としてのエンドウもいいものです。
白花も純白でいいですが、赤花は華やかさがあります。


最盛期には収穫に少々手間がかかります。


これは助っ人が収穫し、半分を我が家分と残していったもの。


サヤエンドウは日持ちしません。穫ったら直ちにポリ袋に入れ冷蔵する必要があります。
そうすると新鮮なまま長持ちします。
また、大量に収穫した場合は茹でて冷凍します。
多少香りは流れるものの長期間変わりなく味わえます。
放置して空気にさらすと、すぐ鮮度が落ち萎びてきます。莢の瑞々しい鮮緑色と香りは失われてしまいます。
たまにスーパーなどで2、30莢パック入りの絹さやが弱った姿で売られているのを見るとガックリします。
絹さやは脇役として扱われることが多いので、やむを得ないのかもしれません。
小生が一番好きな野菜を挙げるとしたら迷いなくサヤエンドウ。
この時期、主役として思いっきり食べるのを無上の喜びとしています。



春キャベツの収穫を進める

2021年05月23日 | 畑:葉菜類

春キャベツの収穫を進めています。
品種は、「金系201」。


寒玉キャベツと重複しつつ、4月10日過ぎから穫り始めた今年の春キャベツ。
例年より1週間以上早まりました。
早めの7、8分結球から穫り始めましたが、まだ大分残っています。


畝の上下に未収穫のものが少しまとまっています。


穫り始めは1キロくらいでした。今はぎっしりと結球した3キロ級が多い。


今年の春キャベツは出来が良く、鎮守様の春の祭典でお供えにする予定でしたが、コロナ禍で中止となり残念でした。
この辺りは正に穫り頃です。


春キャベツらしい姿です。


これはギンギンに結球しており、早く穫らないと割れそう。


この辺りは遅れ気味だったようで、まだ余裕があり、来月まで大丈夫でしょう。

今月中旬は気温が高く、腐れが出てきた株があります。


こちらは裂球。
今頃はもっと裂球する株が多くなるかと思いましたが、これが第1号。


今年は雨が少ないため裂球が抑えられているようです。
春キャベツとしては「金系201」は古い品種。
パンクするようになっても自家用には問題なく、軟らかく美味しく食べられるので作り続けています。
とはいえ、放置しておけば次々にパンクしてくる可能性が高いので、収穫を進めます。


今年はほうれんそうが切れ目なく穫れる

2021年05月22日 | 畑:葉菜類

今年はほうれんそうが昨秋から切れ目なく穫れています。
3月初めに種播きしたもの。
種播き後不織布をべた掛けし、さらに透明マルチを張りました。
種播き後2ヵ月弱で収穫開始。まだ少し残っています。
品種はトーホク種苗の「スプリング」と「ボーカル」。
こちらが「スプリング」。
葉色が明緑色、伸び伸びしています。


こちらが「ボーカル」。
葉色が濃緑色で、肉厚のがっちり型。
もうすぐ3ヵ月近くになりますが、最近黄化してきました。


この畑は粘土質土壌で酸性が強く、毎作苦土石灰で矯正していますが、再び酸性化してきたようです。
やはりほうれんそうは酸性に弱い。
「スプリング」の方はあまり変らないので、「ボーカル」の方が敏感ということか。

こちらは4月9日に播いた春ほうれんそう。
晴天乾燥続きで、種まき後灌水しました。
これは「スプリング」。


少々密植になりましたが、間引きはしていません


やはり明緑色。穫り頃になってきました。


「ボーカル」。


こちらはほどほどの密度。


濃緑色でがっちり。硬い感じがします。


こちらは3回目、4月22日に播いた春ほうれんそう。
これは「スプリング」。


今回は「スプリング」のみで「ボーカル」は播いていません。


「スプリング」は素直に伸びる感じがします。

春ほうれんそうは6月まで切れ目なく穫れそうです。


エビネを水墨画で描く

2021年05月21日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

エビネを水墨画で描きました。
今、庭のエビネが見頃になっています。
どこにもあるごく普通のエビネです。地植えでも自然に殖えてきました。
ただ、日の当たり具合など微妙な加減はあると思うので、環境は悪くなかったのでしょう。
確か3、40年前にエビネの大ブームがありました。
小生は余り関心がなく、気にも留めませんでした。
それでも、キエビネやサルメンエビネ、ニオイエビネなどを収集家から見せていただいたのを記憶しています。
花は小さく数は多い。ならば避けて通りたい題材ですが、敢えて描いてみました。
様になっていれば幸いですが。

サクラソウ、クリンソウ、エビネのコラボを楽しむ

2021年05月20日 | 

今、庭でサクラソウとクリンソウそしてエビネのコラボが楽しめます。


開花のピークは微妙にずれていますが、まだ大丈夫です。
今一番目立つのはクリンソウ。


母が生前植えたようです。
植物音痴の小生は以前はサクラソウの一つと思っていました。教えられてクリンソウと分りました。


サクラソウとよく似ていますが、よく見ると確かに草丈が高くなり葉も大ぶり、花の色や咲き方も違います。
近年、自然に増殖し目立つようになってきました。


どうも、この南側にあるコウヤマキを思い切って切り詰めたことで条件が良くなったようです。
一方で大株のアズマシャクナゲが駄目になったと推測されます。
見事な花を咲かせていたアズマシャクナゲの代わりがクリンソウでは間尺に合わないというのが正直なところ。
ですが、これは自分の責任で、クリンソウが悪いわけではありません。
クリンソウの由来は、花の付き方が仏塔の屋根にある「九輪」に似ているかららしい。
花が丸く段に咲いているので、なるほどという気もします。


これはサクラソウ。小さく可愛らしい。


確かめると、西洋サクラソウ(プリムラ・マラコイデス)のようです。


毎年、種がこぼれて自然に生えてきます。一番早く4月から咲き、ピークは過ぎていますが、次々と長く咲いています。


こちらがサクラソウ(ニホンサクラソウ)、と思っていますが間違いないか。


こちらも4月末から咲き始めました。


これは別の場所。


サクラソウには品種が多数あるといいます。いかにも色も形もでサクラソウらしく見えます。


そして、今丁度満開になっているのがエビネ。


よく見る一般的なジエビネです。


これは大分前に助っ人が植えたもの。
2カ所にあり、少しずつ増えてきました。


このように自然に生えているのも悪くありません。


別のこの場所の方が数が多かったのですが、昨年イノシシが侵入し荒らされてしまいました。


辛うじて残ったようです。


我流直播きトウモロコシの間引き土入れと2回目種播き

2021年05月19日 | 畑:豆類

我流の直播きをしたトウモロコシの間引きと土入れをしました。
4月28日、少々前倒しして我流の省力直播きをしたトウモロコシ。
品種は「ゴールドラッシュ」。
直後の天候が悪く、発芽には少し日数を要しましたが、綺麗に発芽しました。
発芽した後、マルチの穴を広げ外に出しました。
発芽前後に霜が降りたものの影響はほとんどなかったようです。
今年の種子は小粒のものが多く4粒播きとしましたが、ほとんど発芽しています。


結果的には少々無駄となりましたが、発芽が良いことに越したことはありません。
例年なら欠株や1本発芽の株が多少は出ます。今年は全て複数の発芽となりました。
本葉が5枚程度になったので、2本に間引きます。
1本立てにするのが普通かと思いますが、我が家では畝間を広くとり2本立てにします。
大きな実を穫るにはやはり1本立ての方が有利。
しかし、ほどほどの大きさの実が本数多くあったほうがいいというのが皆の意見。
これは4本とも発芽。


間引きは引き抜かず、鋏で根元からちょん切ります。


これは3本発芽。


1本切ります。


すべての株が2本立てになりました。


間引いた後に、土入れをしています。


細身の移植ベラを使って根元に周りの土を寄せてやります。


本当は、もう少し経ったらマルチを剥いでがっちりと土寄せすればいいのかもしれません。
最後までマルチを剥がず土寄せもしないので、少しでも不定根を出させてぐらつきを少なくし、肥料の吸収も良くしようという算段です。
後には倒伏対策を講じるので、土入れの効果がどの程度あるのかは分りません。


今のところ、例年になく株の揃いがいい。
株によるバラツキがほとんどありません。

同時に、2回目のトウモロコシの種播きをしました。


品種は同じく「ゴールドラッシュ」。
播き方は1回目と同じ。我流の省力直播きです。


例年8月のお盆に合うように播いています。

先は長いので、どうなりますか。

ジャガイモの芽かきと追肥・土寄せ

2021年05月18日 | 畑:土物類

ジャガイモの芽かきと追肥、土寄せをしました。
今年のジャガイモの生育は順調。


品種は男爵一品種。
これまでは、半分は自家種でしたが、昨年、特に自家種が不作だったことから今年は全て購入種芋にしました。
自家種の方が、購入種に比べて発芽や初期の生育だけははっきりと早まります。
今年は購入種芋だけの我流省力植付けですが、生育は良く揃っています。
4月下旬から5月初めに複数回、氷点下まで下がる強い霜があったため、近隣では結構被害があったようです。
この畑は近くにケヤキの大木などがあり、少々日陰にはなるものの霜の降りることはほとんどありません。
まずは芽かき。3本仕立てにします。
株の根元を押さえ、傷めないように強い茎3本だけを残し、他をかき取ります。
自家種は芽の数が多いですが 購入種では4本程度が多い。


1本だけかいて3本です。


ごく稀に多いものでこの程度。


これで3本仕立てになりました。

 
いつも思うことですが、芽かきがどの程度の効果があるのか。
多分大面積栽培している方はあまりやっていないと思います。
購入種では芽の数もさほど多くなく、やらなくても大した違いはないのかもしれません。
試しに1列芽かきをしないでみました。
次は追肥。
株元に速効性の化成肥料を株の両側に施します。


次に土寄せ。
昔は花が見え始める頃にしたものでした。 
畝間が1メートルと広いので作業は楽にできます。
それでも、管理機を使うにはこれ以上遅くなると葉が茂ってやりにくい。
昨年は大雨後の晴天で土が固く締まり、土の状態は良くありませんでした。
今年は土があまり固くなっていません。
土寄せは、管理機の畝立てロータの2連の爪を外向きにして逆転で土をはねあげます。


両サイドは片側のロータだけではね上げます。


機械作業が終了。


機械作業の後、多少の手直し。
いつもは鍬は使わず、葉にかかった土を払い落としながら足で土をならします。
今年は鍬を使い、しっかりと上げてみました。


これで完了。


昨年は不作に終わりましたが、今年は今のところ姿は悪くありません。


キュウリを植付け不織布で囲う

2021年05月17日 | 畑:果菜類

キュウリの植付けをしました。
すでに畝作りから支柱立て、ネット張りと準備は整っています。
苗は購入苗。販売しているところを数カ所歩き、購入しました。
本来は、この辺りのキュウリの植え付け適期は5月下旬。最低気温が安定して12、3℃になる頃からです。
ただ、苗の確保が難しくなるので、どうしても早くならざるを得ない。
品種は「夏すずみ」。
本葉3枚程度で徒長しておらず姿は良い苗です。


株間75センチ。1畝にわずか8本。2本仕立てにします。
まず植え穴を開けます。


ホーラーを使用。


害虫予防の粒剤を施用。


苗を配置。


植付け。


植付け時期は早すぎますが、満足できる苗を植えることができました。


不織布で囲います。


昨年も同様にし、それなりの効果があったようです。
植え付けの適期より早いので、保温の効果も期待はしていますが、どちらかというと風対策です。
今年はとりわけ強風の日が多く、傷められやすい。
果菜類の中ではやはりキュウリが一番弱い。小さいときのダメージは後々響きます。
多少なりとも緩和したいところ。
不織布の上部をパイプ支柱にパッカーで止め、下は土に付いたところで抑えます。


この時期に植えて夏から秋にかけ穫るキュウリは「夏秋きゅうり」と呼ばれます。
10月上旬まで100日以上にわたって収穫できれば理想。
ですが、近年は理想通りにはいっていません。
というわけで、ネット支柱を立てたもう一方のベットには6月末に直播きします。
収穫の集中を避け、5月に植えるキュウリが衰えてくる9、10月に穫れるようにします。
今回のキュウリで果菜苗の購入は終了。
自前の苗を作らなくなってから良苗の入手が大切な仕事になりました。
果菜類の苗の価格は100円から200円程度。
キュウリやナスなら数本、トマトなら2、3個分といったところですから、良い苗でさえあれば安いものですが、それがなかなか難しい。