里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のカボチャは2本仕立てと3本仕立て

2023年07月22日 | 畑:果菜類

今年のカボチャは少々変則な2本仕立てと3本仕立てになりました。
種播きは5月早々、マルチに指で穴を開けそのまま1カ所1粒押し込む小生流の直播き法です。
品種は九重栗EX。
これはカボチャの仕立て方を確定させた7月6日時点。


カボチャの仕立て方には親蔓1本仕立て、親蔓と子蔓1本の2本仕立て、親蔓と子蔓2本の3本仕立て、親蔓をピンチし子蔓の2本又は3本仕立て、そして半放任と様々です。
目標とする収穫時期のこともありますが、結局は畝間、株間との関係で決まります。
我が家は我流の直播きなので発芽率70~80%と想定し、適当な間隔に間引き親蔓と子蔓1本の2本仕立てが基本です。
100%発芽した時は親蔓1本仕立てにしたこともあります。
今年は全て古種を用いたためか発芽率が悪く、初期の生育が良くないものもあって有効な株は半分でした。
一度蔓の整理をしただけでしばらく放置し、整枝も少々遅れてしまいました。
最終的には親蔓と子蔓1本か子蔓2本の2本仕立てと3本仕立てを組み合わせることにしました、
親蔓主枝と子蔓主枝を適当な間隔に配置して誘引しました。


長く伸びた蔓が親蔓主枝で短い蔓が子蔓主枝です。


各主枝から出るわき芽は全て搔きます。


本来なら仕立て方を決めて種を播くべきなので少々変則です。
これまでわき芽搔きを3度ほど行いました。
当初放置していたものをやや強引に誘引整枝したのでかなり乱れた状態になりました。
これが現在で、蔓先側から見たところ。また葉が一面に覆っています。 


株元から見ると。


今回、このくらいわき芽を整理しました。


蔓先側。


1番果は10~12節くらいで結構よく留まっています。


たまに雄花を採って人工授粉もしますが、蜂が飛んでいるのでたいがいは自然着果です。
軸が褐変してきました。6月20日くらいの開花なので8月初めの収穫見込みです。


例年、1番果を着けた後、蔓を伸ばし2番果、さらに3番果まで穫るのを目指しています。
これが2番果。


これが3番果。2、3番果の留まりはイマイチのようですが、どうでしょう。


今年もスペースは十分に確保してあります。
2番果、3番果も健全な葉が十分あって完熟していれば確実に美味しいカボチャが穫れます。
こちらは、遅穫り用のカボチャを直播きしたもの。


冬至カボチャにする貯蔵用です。
品種は「雪化粧」。
7月1日に種播き。これも半分は古種で生育の悪い株があります。
厳しい時期の栽培ですが、果たしてどうか。
近3年の実績は0個、3個、6個。昨年くらいになればまずまずですが。