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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

この季節は紫と白の花を愉しむ

2025年05月31日 | 

この季節、我が家の庭では紫と白の花が愉しめます。庭とは言えないかもしれませんが。
紫ではまずシラン。


何カ所かにありますが、一番群生化しているのが育苗ハウスの前。
今年はかなり良く咲きました。


数年前、霜によると思われる被害で少なくなりましたが、ほぼ元の姿に戻ってきました。
庭の一角にあるシラン。日陰になるため開花が遅れ見頃がずれて長く愉しめます。


こちらは青紫のアヤメ。


草丈数十㎝の小型のアヤメで、やはり育苗ハウスの前に年々増え群生化してきました。


アヤメの特徴である花びらの付け根に黄色の網目模様がはっきりと見えます。


他にも群生化してきたところがあります。
昨年初めて気付いたのですが、色合いが明らかに違うタイプのアヤメがあります。色の濃いことが分かります。


白のアヤメもあります。元々はなかったはずですが、次第に殖えてきたようです。


白い花では自宅玄関のすぐ前にあるシャクナゲ。


以前ここには大株のアズマシャクナゲがありました。枯らしてしまったため助っ人が植えてくれたもの。


西洋シャクナゲで、かなり晩生の品種。花びらには僅かにピンクが入ります。


クレマチス。


数カ所にあり、全くの放任です。


これは南天などにしがみついて勝手に咲いています。


小生は普段はやはりテッセン。我が家には代表的な青紫は無くあるのは白色のみです。
ヤマボウシ。


見頃になってきました。今年は花数が多いようです。


まだアイボリー色が若干残っています。純白になる前のこのくらいの時が汚れがなく実に清々しい。
我が家の入り口正面にあるオオデマリ。


これは1週間ほど前の終わり加減のもの。見事なくらい咲いていましたが、今はほぼ終わりました。


白い花と言えば至る所に咲いているこの花。


昔はマーガレットが野生化したとばかり思っていました。
数年前、殖えすぎるにもほどがあると調べた結果、シャスターデージーかフランスギクか何れかとなりました。
一旦はシャスターデージーと結論づけたものの再び調べ直し、フランスギクということで決着しました。


今は邪魔なものを極力刈り倒しており大分少なくなりました。
数日前から雑草の刈り払い作業を始めたところですが、紫や白の花は清々しい気分になり疲れが癒やされます。

ピーマンを不織布を剥ぎ支柱に誘引

2025年05月30日 | 畑:果菜類

ピーマンを植え付けて半月ほどになりました
植え付けの時には花芽は肉眼では殆ど確認できませんでしたが、色艶が良くしっかりした苗のように見えました。
当地の適期には早いため不織布をトンネル掛けし植え付けています。


品種は「京みどり」。
植え付け時は例年より気温は高かったのですが、しばしば強風が吹きました。
今年は不織布のトンネル掛けは特に風対策の効果が大きかったと思われます。


全般的に気温が高く経過したことから思った以上に生長したように見えます。被覆も長すぎると軟弱になる心配があります。
ここで不織布を剥ぐことにしました。


順調に勢いが付きしっかりした姿になっているようです。わき芽も大分伸びてきました。


植え付けの時はよく見えなかった花芽も蕾が白くなってきたので開花も近い。2番花の蕾もはっきりと見えます。


本葉12、3枚でようやく1番花と言ったところながら1週間内には咲き揃うと思われます。
穫り始めは多少遅くなってもまずはしっかりした株を作ること。葉色が良く伸び伸びしているので悪くありません。


不織布を剥いだので風が心配。直ちに支柱を立て誘引します。
わき芽も大分伸びてきたので誘引しやすいよう整理します。


1番花の下から出ているわき芽は全て搔き取りますが、今回は伸びて掻きやすいわき芽だけ整理しました。


ごく小さいわき芽は再生しやすいので、楽に掻けるくらいに伸びてから取った方が効率的です。
支柱に誘引しました。


ピーマンは花芽が着いたところで2本に分枝し、ねずみ算式に枝が増えるので放任は出来ません。
この後生長するに従い、株の両側に廃材を利用した支柱を立て簡易な誘引と整枝をして行きます。


植え付けの時はもう少し遅れると想定していましたが、思いのほか生長しました。
一番心配なのはエソ系のウイルス。潜伏期間があるためまだ分からないものの今のところ怪しげなサインは見られません。
先は長いので何より樹勢を付けることが第一、収穫は急ぎません。それでも6月下旬には穫れるでしょう。




春播き長ネギを植付けしっかりと敷きわら

2025年05月29日 | 畑:葉菜類

春播き長ネギを植付けました。
種播きは3月28日。昔はもっと早く播いていましたが、今は無理な早播きはしないことにしています。
品種はホワイトスター。


種播き時はポリトンネル掛けし、その後不織布に掛け替え5月10日過ぎに外しました。
育苗中には灌水と液肥を合わせて数回。昨年のような異常乾燥ではありませんでしたが、強風に当たりました。
薄播きにしており、厚いところを僅か間引きしただけです。
強風で倒伏気味ながらまずまずの苗と言ったところ。


苗は十分すぎるほどあり、小さいものは除き良い苗だけを選別して植えます。


畑は田植え前に全面に苦土石灰を入れて耕耘、10日ほど前に元肥を植え付け位置に帯状に少量散布し再び耕耘。
植付け直前にも耕耘し、植付け溝になる位置に目印線を付けます。畝間は広くし120㎝。


管理機の畝立てロータで土をはねあげ、植付け溝を作ります。


鍬で少々手直しをして植付け溝を整えます。


かつては白根(軟白)40㎝以上の長ネギを穫ることを目標に深さ30㎝の深い溝を立てていました。
しかし、強粘土質のため水が抜けにくくしばしば根腐れを起こしたことから今は深さを20㎝くらいと浅めにしています。
その分畝間を広くし十分土寄せ出来るようにしています。
植える時は苗を選別し、出来るだけ苗を揃えて植付けます。


植付け間隔は数㎝。昔は茎が曲がらないようにしっかりと直立に植えていましたが、今はあまり気にしません。


鍬で少し土を掛け全体を整えます。


植付け後に、苗から少し離して粒状の殺虫剤と化成肥料を少々バラまき。


これで植付けは終わりました。
そして、しっかりと敷きわら。これで乾燥防止と土の締まりを抑えます。強粘土質の我が家の畑では不可欠です。


昨年秋から切りわらを堆積しておいたもの。自然に堆肥化しています。
これが次第に腐れて土がほどよい状態を保つことができます。


昨年の日照りを乗り切れたのもこのお陰と思っています。但し、大雨で水が滞留するリスクはあります。
土を少し埋め戻し敷きわらを落ち着かせます。


これで長ネギの植付けは完了です。
苗は沢山余りました。当分は補植用に残しておきます。
9月から抜き取り収穫をしつつ10月早々からの本格収穫を目指していますが、どうでしょう。

ナスを不織布を外し支柱に誘引

2025年05月28日 | 畑:果菜類

ナスは2週間ほど前に不織布をトンネル掛けして植え付けています


ナスの苗は品種優先で渡辺採種場の中長なす「くろべえ」。
植え付け時は幼い苗で蕾が見えるのは1/3ほどでした。
当地の植付け適期には早いため不織布をトンネル掛けしています。
今年はとりわけ強風が頻繁だったことから不織布掛けの効果は大きかったと思われます。


植え付けた時に蕾が見えていた株は思いのほか早く花が咲き始めました。
他の株も蕾は大きくなり着いている位置が高く丈が伸びています。ここで不織布を外すことにしました。


植え付ける時には葉色が落ちていました。茎の太りはイマイチで樹勢はまだ弱い。


下葉の色はまだ落ちているものの新葉の方はナスらしい葉色になってきました。わき芽も伸びてきました。


仕立て方は、ごく一般的な主枝と1番花直下のわき芽2本を残す3本仕立てにします。
誘引しやすいようわき芽はごく下位の方だけ整理しました。


不織布を剥いだので風に傷められないよう直ちに支柱を立て誘引します。


1番花が咲いたのは数株だけです。それでも他の株も間もなく開花になりそうです。


樹勢がまだ弱いので1番果が留まることは期待していませんし、積極的に着けるつもりもありません。
まずは樹勢を付けることが優先です。実が留まるものがあっても小ナスの状態で穫ってしまいます。


1番花は大した数ではないので2番花以降が着果すればそれで良し。それでも間違いなく6月中には穫れ始めます。
この後、株が大きくなれば両側に廃材を利用したパイプ支柱を立て、誘引して行きます。

春播き縮み雪菜を盛んに穫るも失敗作

2025年05月27日 | 畑:葉菜類

10日ほど前から春播きした縮み雪菜を穫っています。
そもそもは縮み雪菜は晩秋から冬場に収穫するため作っています。
さらに今春は取り残したものを茎立ち菜として沢山収穫しました。
従来の春播きの菜類は主に小松菜などを作っていました。縮み雪菜を作るようになったのは近年です。
縮み雪菜の方が食感が良く旨味があり美味しい。ターサイも作っていましたが今は縮み雪菜に一本化。
4月5日にバラ播きしました。
種播き後に不織布をべた掛け。幅広の不織布なので大きくなっても問題ありません。


ごろ土の悪条件だったため50%くらいの発芽率のつもりで播いたものが殆ど発芽しました。
その後の生育も順調。但し、発芽直後にかなりの低温に遭遇したことから花芽の出来る心配がありました。


50%の発芽くらいなら間引きしなくとも良かったのですが、一度数㎝間隔に間引きしています。


その後早めに間引きを兼ねて穫り始め、株間10~15㎝間隔になったところで一方向から収穫するつもりでした。
ところが、スタートが遅れた上、穫る方のスピードが追いつかなくなってしまいました。


縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われていますが、ターサイと比べても生育が早いようです。


縮み雪菜は厳寒期には細かい縮みが沢山出るのが特徴です。
さすがに今時はそれほどにはならないものの多くの細かい皺が見られます。


今の時期の縮み雪菜は葉色が明るく艶があります。
こんなに混んでいなければもっとしっかりした姿になっていたはずです。


茎が伸び始まったので、何れ花芽が見えてきそうです。
数株穫ってみました。


2株だけにしてみるとすっかり徒長してしまったのがありあり。


残念ながら失敗作でしたが、栄養価は高いのでできるだけ沢山穫るよう助っ人にも促します。