里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ピーマンは簡易な誘引整枝で収穫は盛りに

2023年07月15日 | 畑:果菜類

ピーマンは生育順調で6月20日過ぎから穫り始めました。
すでに3番果に入っており収穫最盛期になっています。


品種は「京みどり」。
当初多少心配したエソ系ウイルスの発生は無く、果実が鈴成り状になってきました。


誘引は中央の1本の支柱と1ヵ月ほど前に設けた廃材の横パイプを上げていく簡易な方法で行います。


横パイプは縦のパイプ支柱にフックバンドで止めています。
縦支柱は上の方を少し広げています。
横の直管パイプに枝が密着すると、誘引止めしなくとも枝は動きません。
枝が伸びてきたので、この横パイプを上げます。


フックバンドを完全には止めていないので、下から上に軽く叩くだけで簡単に上がります。


15㎝ほど上げました。


この後も横パイプを上げていくので、最後までフックバンドは完全には止めません。
負荷もあまりかからないため、これで問題なく持っています。
反対側の横パイプも上げました。


これで全て上がり、誘引の作業は終了です。


ナスに比べ枝が細く折れたりすることもありますが、ピーマンは分枝が多いので気にしません。
整枝は。簡易な「ふところ枝」の整理です。
「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のこと。
ピーマンは花芽が着くごとに2本に分枝し、ねずみ算式に枝が増えていくので、放置すると手に負えなくなります。
まだあまり茂ってはいませんが、一回目を早めにやることにしました。
「ふところ枝」を整理することで光線の透過が良くなり着果や肥大が良くなります。
風通しが良くなることから病害虫対策にもなります。
株を上からのぞき込むようにすると混み具合が分ります。


中心が透けて見えるように枝を間引きます。


「ふところ枝」の整理が終わりました。まだこの程度です。


今年は気温が高く、穫れる量も多い。


「京みどり」は縦長でスマートな中型、果肉がやや薄く軟らかなピーマンです。
エースピーマンなど獅子型ピーマンとは異なります。