里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のオクラはやや密植程度にしてみる

2023年07月28日 | 畑:果菜類

1週間ほど前からオクラを穫り始めました。
5月17日に直播きしたもの。
今年はやや密植程度にして栽培してみます。


畝間150㎝と広めで黒マルチをしています。
株間30㎝で1カ所5粒播き。種を指で押し込みました。
水漬けはしませんでしたが、種播き後に灌水はしています。ほぼ100%発芽しました。
当初3本に間引き、そのまま密植栽培にしようかと思いました。
しかし、さすがに狭く作業がやりにくい。
誘引の効率的な方法が分からず、結局今年も通常の支柱に2条に誘引。
この畑は風当たりが強いので、支柱をしないと倒される心配があります。
まず、条間、株間とも20数㎝に支柱を立てました。
これが条間。


これが株間。


それに茎を適当に振り分け誘引しました。外れたものは根元から切り間引きました。


オクラの密植栽培は、オクラの欠点を改善しようとするものです。
オクラは莢の生長が早く、穫り遅れると硬くなってしまう。
背丈は2mを超すくらいに生長し、扱いにくい。
密植栽培することで欠点が抑えられ、増収の効果もあるとされます。
過去2年間密植栽培を試し、昨年は20㎝間隔でした。
これまではハッキリした効果があるかよく分からない。
但し、本数が多い分収穫量は多くなる、という結論でした。
作業はこの程度の密度ならあまり気になりません。
混んではいますが、20㎝間隔だった昨年からみると多少ゆとりがあるでしょうか。


今年の品種は比較的硬くなりにくいと思われる丸オクラの予定でした。
しかし、助っ人が自家で沢山消費するからと2品種持ってきたので、それを使うことに。
これが「五角オクラ」。


こちらの方が先に穫れ始めました。


これが「早どりオクラ」。


名前はこちらが早そうですが、逆に数日遅く穫れ始めました。草丈はこちらが低い。


今年は気温が高く。高温性のオクラにとっては好都合かもしれません。
オクラは葉かきをする程度の管理なので、問題はやはり収穫。
右が「五角オクラ」、左が「早どりオクラ」


果実は似ていますが、「早どりオクラ」の方が緑が濃いようです。
今年も達観で伸びや穫れ具合を観察してみます。