春ダイコンの最終間引きをし、1本立てにしました。
通常ならあまり書き記すほどのことではないのですが、理由があります。
それはトウ立ちするリスクがかなり高いと思われるからです。
この畑は強粘土質の土壌で降雨が続くと畑に入るのが容易でなくなります。
そこで予報を確認しながら3月末に種播きしました。例年より1週間ないし10日早い種播きです。
通常ならあまり書き記すほどのことではないのですが、理由があります。
それはトウ立ちするリスクがかなり高いと思われるからです。
この畑は強粘土質の土壌で降雨が続くと畑に入るのが容易でなくなります。
そこで予報を確認しながら3月末に種播きしました。例年より1週間ないし10日早い種播きです。

案の定、種播き後に纏まった雨。タイミングとしては上々と思いましたが。
かつては3月半ばのトンネル播きもやりましたが、トウ立ちすることもありました。
今は無理なことはしないようにしています。と言いながら楽をしようと早播きしてしまいました。
種播きして1週間ほど気温がまったく上がらなかったのです。最低気温が氷点下まで下がった日も何度か。
水分は十分にあったので芽は動いていたと思います。
ダイコンの花芽分化はシードバーナリゼーション(種子感応型)で、種が発芽のために動き出し低温に遭えば反応します。
花芽が出来れば、気温が上がり生長するに従ってトウが伸び出してしまいます。
葉の枚数が少なく根が十分肥大する前にトウ立ちすれば使い物になりません。
但し、これには品種間差があり春播きには感応しにくい品種が用いられます。
これが晩抽性品種と言われるものです。もし秋描き用の品種を播けばこの条件なら100%トウ立ち間違いなしです。
さて、べた掛けしている不織布を剥いでみます。
かつては3月半ばのトンネル播きもやりましたが、トウ立ちすることもありました。
今は無理なことはしないようにしています。と言いながら楽をしようと早播きしてしまいました。
種播きして1週間ほど気温がまったく上がらなかったのです。最低気温が氷点下まで下がった日も何度か。
水分は十分にあったので芽は動いていたと思います。
ダイコンの花芽分化はシードバーナリゼーション(種子感応型)で、種が発芽のために動き出し低温に遭えば反応します。
花芽が出来れば、気温が上がり生長するに従ってトウが伸び出してしまいます。
葉の枚数が少なく根が十分肥大する前にトウ立ちすれば使い物になりません。
但し、これには品種間差があり春播きには感応しにくい品種が用いられます。
これが晩抽性品種と言われるものです。もし秋描き用の品種を播けばこの条件なら100%トウ立ち間違いなしです。
さて、べた掛けしている不織布を剥いでみます。

これが「春の都」。青首の晩抽性品種で肥大が良く安定しています。

3、4粒播きにし、一度間引きをして2本立てになっています。
気温が低かったため発芽までに日数が掛かり、生育にバラつきがあります。
ただ、欠株はありません。このくらいになっていれば見かけは良い。
ただ、欠株はありません。このくらいになっていれば見かけは良い。

本葉が数枚になっているので、ここで間引きし1本立てにします。

現在本葉数枚展開しているものは悪くなさそうに見えています。

しかし、見かけだけでは生長点がどうなっているかは分かりません。
こちらが「新春蒔総太り」。「春の都」よりは少し遅れて肥大してきます。
こちらが「新春蒔総太り」。「春の都」よりは少し遅れて肥大してきます。

古種を使用したので4、5粒播きです。こちらも間引きをして2本立てになっています。

同様に間引きし1本立てにします。

この程度ならまずまずの姿ですが、全体的に「春の都」よりやや小振りに見えます。

欠株はないものの極端に発芽が遅れたものがあります。これは挽回は厳しいでしょう。

晩抽性品種であっても強い低温に遭えば常にトウ立ちのリスクがあります。
近年は殆どトウ立ちすることはありませんでした。しかし、今年はかなり可能性が高い。
仮にトウ立ちしても、根が太ってからの短いトウ立ちなら実用的には大丈夫です。
今年は意図せずに、晩抽性品種の特性を確認することとなってしまいました。
近年は殆どトウ立ちすることはありませんでした。しかし、今年はかなり可能性が高い。
仮にトウ立ちしても、根が太ってからの短いトウ立ちなら実用的には大丈夫です。
今年は意図せずに、晩抽性品種の特性を確認することとなってしまいました。