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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今季のサヤエンドウは収穫期間長く背丈が凄い

2025年06月08日 | 畑:豆類

今季のサヤエンドウは例年の「赤花蔓ありえんどう」に加え同じ赤花の「はまかぜ」と2品種作っています。。
篠竹を支柱にした簡易な誘引を行っており、草丈が伸びた中段から上は横テープを2段に張り支えています。
こちらが例年作っている「赤花蔓ありえんどう」。


頻繁に強風が吹き、端にパイプ支柱を立て補強をしたものの一部茎折れがあります。
一方、今年は雨が多いため、昨年のような過乾燥にならず水分は十分補給されています。
我が家の「赤花蔓ありえんどう」は例年茂りすぎの傾向にありますが、今季はバランスがとれているように見えます。


田植え後の5月10日前から穫れ始め5月下旬が最盛期。


今は継続してまだ穫れていますが、花はほぼ収まりました。
こちらが「はまかぜ」。正確にはカネコ種苗育成の「はまかぜ絹莢」です。


背丈がびっくりするくらい伸びています。
この品種は過去に作った経験はあるのですが、かなり昔のことで殆ど記憶に残っておりません。
年内の早い段階から「赤花蔓ありえんどう」より草丈の伸びが早く、4月早々には花が咲き始めました。
4月末から穫れ始め5月10日頃から最盛、以後あまり穫れ具合が落ち込まずに安定して穫れてきました。
「赤花蔓ありえんどう」より全体的に10日ほど早い早生種です。
過剰な分枝にならず集中して成り込まないため樹勢も長く保っているように見えます。


開花着莢と茎葉の生長のバランスが非常に良い。
そのためか背丈が異常なほど伸びています。これまでで最高の背丈になっています。


篠竹の高さは2m以上ありますが、蔓先が越えるほどに伸びており穫るのが容易でなくなっています。


さすがに花は収まってきたので、この先は伸びないと思います。
このまま収束するとしても「赤花蔓ありえんどう」より収穫が早い分収穫期間は長いと言えるでしょう。
たまたま馴染みの農業資材店に出ていたことから作ってみたのですが、思いがけない発見がありました。
今年は全体的に樹勢が保たれ例年より遅くまで収穫が続くことになりました。
これは助っ人が穫り、我が家の分と置いていったもの。


香り大好き人間の小生も上品な香りのサヤエンドウは別格。
もっともサヤエンドウは鮮度が命。店ざらしにされたサヤエンドウでは如何ともしがたい。
普通、サヤエンドウはあくまでバイプレーヤーとしての扱いです。
しかし、小生はこの時期主役として食することを一番の楽しみにしています。
料理音痴の小生が自ら繰り返し作るのが絹さやの卵とじ。穫り掛けのサヤエンドウをたっぷりと使って作ります。


たかが卵とじされど卵とじ。何度作っても数十年前お袋が作ってくれた美味さには届きません。



蔓なしサヤインゲンの生育はまずまずで間引きし土入れ

2025年05月25日 | 畑:豆類

蔓なしサヤインゲンの間引きと土入れをしました。
4月24日に直播きをしたもの。トウモロコシと同様我流の省力直播き法です。
このように指で直接マルチに穴を開け、種を土に押し込みます。


地温と水分を保持するためマルチの穴を小さくします。


老朽化したパイプハウス解体後に早播きするために始めました。発芽後に穴を広げ外に出してやります。
品種はタキイ種苗の「さつきみどり2号」。


前年の余り種カネコ種苗の「スーパーショット」が僅かあります。
「スーパーショット」は曲がりが少なく姿が良いので今年も半々ずつ播くつもりでした。
しかし、助っ人の「さつきみどり2号」の方が食味が良いと言う意見を優先しました。
3粒播きし、発芽後に間引いて2本立てにします。
この畑は強粘土質土壌で風当たりが強く条件は良くありません。
それでも種播き後数日の気温が高く、欠株は1株のみ。
8割方は2本以上の発芽になったので想定以上です。昨年は半分程度でしたからずっと良い。


畝間は蔓ありサヤインゲンの支柱に合わせているため150㎝と通常の倍あります。


株間は20㎝強。2条にしたこともありますが、作業性が良くありませんでした。
発芽後は度々強風が吹き荒れ傷められました。対策をしていなかったのでしょうがありません。
3本発芽したものを2本立てに間引きます。


傷めないよう引き抜かずに根元から鋏でちょん切ります。


次に土入れをします。
細身の移植ベラで根元に周りの土を寄せてやります。


根張りを良くし倒伏防止のためにやっていますが、効果のほどははっきりしません。
これで間引きと土入れの作業は終了です。


昨年は日照り状態でしたが、今年は適度に降雨があるためまずまずの姿と言って良さそうです。


6月中の収穫開始を見込んでいます。
その後につながるのがメインの蔓ありサヤインゲン。すでに準備は出来ています。


種播きは6月になってから。サヤインゲンもできるだけ長い収穫を目指していますがどうでしょう。




1回目トウモロコシの間引き土入れと2回目種播き

2025年05月22日 | 畑:豆類

トウモロコシは2回に播いています。これが1回目に播いたトウモロコシ。


4月24日に我流の省力直播きをしました。伸びてきたので間引きし、土入れを行います。
品種は「ゴールドラッシュ」。
畝間は1mと広くし、株間は30㎝。


当地の直播きの適期は地温が上がってくる5月半ば以降です。
老朽化したパイプハウスを解体する前は、早穫り用に苗を仕立てて5月半ば過ぎに植付けていました。
パイプハウスを解体後に早播きするためやり始めたのが我流の直播き法です。
1カ所3粒播き。発芽した後にマルチ穴を広げ、葉を外に出してやります。
2本以上発芽すればベスト、少なくとも1本は発芽して欲しいところです。
結果、種播き後数日気温が高い傾向にあり発芽は極めて良好。欠株はありません。
しかも1本だけの発芽は1株のみ。100%近くが2本以上発芽しました。
70%程度を見込んでいるので想定を遙かに超える発芽率でした。
気温が高めで雨も適度に降るため生育も順調。現在本葉5、6枚といったところ。


3本とも発芽しているのが7、8割と非常に高く、例年の倍くらいに達しています。
3本発芽しているものは2本に間引きます。


傷めないよう引き抜かずに鋏で根元からちょん切ります。


通常は大きなトウモロコシを穫るため1本立てにするのが普通です。
小生はほどほどの中型のトウモロコシを本数多く穫るのが目標です。
茹でやすく、高齢者や子供にはあまり大きくない方が扱いやすい。
そのため、畝間を広くして2本立てにしています。この後は土入れを行います。
細身の移植ベラで根元に周りの土を寄せてやることを土入れと言っています。


最後までマルチを取らず土寄せをしないので不定根を増やすようにとやっていますが、効果のほどは分かりません。


収穫は7月下旬。7月25日くらいを目安にしていますが、気温次第で変わってきます。昨年は早まりました。
続いて2回目の種播きをしました。これがメインでお盆用です。
一昨年、昨年と気温が異常に高く生育が進み、お盆の時にはあらかた終わってしまいました。
品種は同じく「ゴールドラッシュ」。
しかし、気候の予測は困難なので標準通り播くしかないようです。
ほぼ適期になっているのでマルチに丸形の播き穴を開け播くのが普通ですが、やはり小生流で播きます。
我流の直播き法は指で直接マルチに穴を開け、種をそのまま土に押し込みます。


穴は小さく、種は少し離し適度に覆土。マルチポリは出来るだけ元の形に戻すと言うもの。温度と水分保持が目的です。


発芽したら播き穴を大きくし、外に出してやります。
これでメインのトウモロコシの種播きは終了です。


この品種は種播き後83、4日が収穫の標準です。しかし、当地の気象条件を考え従来は若干早めに播いていました。
近年気温は高めに経過しているため標準日数どおり逆算して播いていますが、今年はどうでしょう。


サヤエンドウ「はまかぜ」が収穫最盛

2025年05月14日 | 畑:豆類

今季サヤエンドウは2品種作っています。
例年の「赤花蔓ありえんどう」と相当昔に作ったことのある「はまかぜ」と言う品種。
篠竹を利用した支柱を立て横竹を挟み簡易な誘引をしていますが、人の背丈くらいに伸びてきたため中段から上は横テープを張って支えています。
こちらが例年作っている「赤花蔓ありえんどう」。


昨年今頃は水不足でしたが、今年は適度に降雨があります。一方強風が頻繁です。
背丈が伸びているので畝の端にパイプ支柱を立て風対策に補強をしました。


例年茂りすぎの傾向にあり、特に昨年は大分枝の整理をしました。
今年は比較的バランスがとれているようです。数日前から穫り始めたので例年並みか僅かに遅い程度。


今開花の最盛期で今月下旬が収穫盛りとなりそうです。


こちらが「はまかぜ」。


前に作ったのはかなり昔のことなので早生という印象くらいしか記憶に残っておりません。
たまたま馴染みの農業資材店に今年出ていたので作ってみました。
改めて確認してみるとカネコ種苗育成の「はまかぜ絹莢」となっていました。
赤花蔓ありえんどうの系統から選抜育成したものと推測されます。
これまでの経過から草丈の伸びが早く、同じ赤花でも4月早々に花が咲き始めたので思った以上に早い。
分枝数はやや少ないようですが、バランスはよくとれています。


収穫開始も4月末と、例年作っている「赤花蔓ありえんどう」より10日ほど早い。


想定していた以上の早生種と言った印象です。
数日前から収穫最盛期と言って良い状態になりました。


一方花も依然勢いが良く花収まりには暫く掛かりそうなので収穫期間も長いかもしれません。
ここまでは非常に好印象です。
そして、この品種の組み合わせなら全体として収穫期間が長くなる可能性が高くなります。
サヤエンドウの別名は「絹さや」。
相当昔の話になりますが、サヤエンドウの色んな品種を作ってみたことがあります。
絹さやではなく大さやの「オランダ大莢」や「フランス大莢」も作ってみました。食べ応えはあるものの大味で香りが劣ります。
絹さやの香りは表現が難しいほど品のある香り。
小生は香り大好き人間でこの時期なら野ゼリ、コシアブラ、山ウドなど多々あります。
しかし、これらは野趣を愉しむ香り。絹さやの香りは別物です。
この時期は田んぼの作業に追われ収穫は専ら助っ人頼り。一段落したので自分でも穫ってみました。


小生は野菜果物は何でも好きですが、一つだけ挙げろと言われれば迷うことなくサヤエンドウ。
これが忘れられないお袋の味です。


サヤエンドウとソラマメの簡易な誘引

2025年04月16日 | 畑:豆類

サヤエンドウは例年の「赤花蔓ありえんどう」に加えかつて作ったことのある「はまかぜ」と2品種を播いています。
1ヶ月あまり前、追肥土寄せをし、篠竹を利用した支柱を立てています。
ネットを使う方が多いと思いますが、里山には篠竹が沢山あり小生は好んで使っています。


その後、挟んでいる横竹を一度少し上げました。
こちらが例年作っている「赤花蔓ありえんどう」。


まだ蕾が見えてきたばかり。花はまだ咲いていませんが、例年こんなものです。
昨年は繁り過ぎて大分枝の整理をしました。今年はそれほどにはなっていません。
それでも一般的にはやや蔓ぼけ気味と見るかもしれません。
蔓ぼけとは栄養生長が良すぎると花の咲くのが遅れ実の肥大が悪くなる現象のこと。
しかし、間もなく開花するところなので、それほど気にしなくてよさそう。
経験則では栄養成長が良い方が長持ちし多く穫れる傾向があるようです。
こちらが「はまかぜ」。


同じ赤花ですが、4月早々から花が咲き始めました。開花の最盛になってきました。


草丈も「赤花蔓ありえんどう」より伸びています。
早生だという印象だけは残っていますが、殆ど記憶から抜けていました。
しかし、これほど差があるとは想定以上です。


その分、分枝数は少ないようです。開花が早いだけに当然とも言えるでしょう。
全体のバランスはよく見えます。但し収穫期間と収穫量がどうなるかは微妙。
しかし、この2品種の組み合わせなら全体として収穫期間が長くなるメリットがあるかもしれません。
ここで2段目の横竹を挟みます。


横に挟む篠竹は縦の支柱には使えなくなった古いもので十分間に合います。
篠竹は細くしなるため挟むのは容易。


これでサヤエンドウは外側に倒れにくくなり自然に誘引されます。


下方のはみ出た枝は切り戻します。分枝は十分すぎるくらいなので問題ありません。


こちらはソラマメ。


1ヶ月ほど前、べた掛けを外して追肥土寄せし簡易な誘引を行いました。
品種は「河内一寸」。
10月末日と例年より10日ほど種播きを遅らせました。
それで前作のような伸びすぎはなくなりましたが、発芽がイマイチで揃いも悪く課題が残りました。


順調なものは3、4段目の花が咲いています。


花は別に急がないので良いのですが、ばらつきは気になります。
倒伏防止のため所々に支柱を立て地上20㎝くらいのところに横にテープを張り支えにしています。
これまでに一度テープを少し上げています。
さらに伸びてきたので横に2段目のテープを張って簡易な支えにします。


生育が進んだらテープを少し上げます。さらに必要ならテープを追加します。
弱い枝は除き、概ね枝は7、8本に整理しました。


但し、所々に欠株があるため混み具合を見て調整しました。


この後、丈が伸びるようなら腰の高さくらいでピンチします。