里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'24~第1基本枝収穫中で3回目の捻枝

2024年08月02日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは現在第1基本枝(第2花房、第3花房)を収穫中です。
今年は比較的生育が揃っており開花のステージもバラツキが少ない。
ネットで覆いをしているため管理が少々やりにくく、写真を撮るのも難しくなっています。


第1花房は全て収穫は終わりました。今年は灰かびが一つもなく歩留まりが極めて良好でした。
一方、第1基本枝(第2花房、第3花房)は尻腐れが多発、歩留まりは半分くらいになってしまいました。


異常な高温と乾燥では如何ともしがたい状況です。
過日、捻枝した第2基本枝側から見るとこんな風になっています。


第4、第5、第6花房と着けています。まずまずと言ったところでしょうか。
今回は第3基本枝の捻枝を行います。すでに捻枝されたような姿の枝も見られます。


高い位置にあるため気温が上がり自然にしのって捻枝されたようになったものがあります。
一番手前に見える枝を捻枝してみます。

捻りました。折り曲げるのではなく横にねじ曲げるイメージです。


第3基本枝は茎も太くなく軟らかいので捻枝は容易に出来ます。それでも晴天の午後が無難。


この株は進んでいる方で、第7、第8花房が着果し肥大中、第9花房が開花しています。
別の株で。


捻枝しました。横に捻られている感じが分ると思います。


第3基本枝には第7、第8、第9花房と着けますが、まだ第9花房が開花していないものもあります。
タイミングとしては少し早いのですが、雨除けに付くようになるので早めに一斉に行いました。


横から見ると、色付いているのが第1基本枝、上から垂れているのが捻枝した第3基本枝です。


正面から見ると下に第1基本枝、上に第3基本枝。反対側に第2基本枝があります。


全て完熟で穫っています。


第1基本枝は尻腐れ果を早くに除いたため、残った果実は数は少ないけれども大玉になっています。
第2花房の収穫はほぼ終わり第3花房が残っています。
気温が高く、第2基本枝の第4花房も色付き始まったので収穫は順調に続きそうです。
こちらは庭外れにおまけで作っている中玉トマト。


気温が高いので2、3日放っておくとたちまち真っ赤。こちらは灰かびも尻腐れも縁がなく気楽。

ナスは収穫最盛で誘引と整枝は簡易な方法

2024年08月01日 | 畑:果菜類

ナスは収穫が始まって40日ほど、正に収穫最盛期と言ったところ。
当地は空梅雨。気温が異常に高いため生育のスピードが速く、実の肥大も早い。
品種は中長なすの「くろべえ」。
仕立て方はごく一般的な3本仕立て。
一番花の着いている親枝と、その直下のわき芽2本を伸ばし主枝としています。
誘引と整枝は簡易な方法で行っています。
そのまま枝を伸ばしているため、今年はより伸びています。


過去に切り戻し剪定をしたこともありますが、結果がよくありませんでした。
昨年非常に伸びたので、今年は畝間を20㎝ほど広げ支柱も少し高くしました。


誘引は畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡易な方法です。
1回目の支柱上げからまだ20日ほどながら、かなり枝が伸びてきたので2回目の支柱上げを行います。
横パイプは適当な間隔に立てたパイプ支柱にフックバンドで止めています。
枝が横の直管パイプに密着すると、誘引止めしなくても枝は動かず垂れ下がりを防げます。
フックバンドは完全には止めていないので、下から軽く叩くだけで簡単に上がります。


この後も横パイプを上げるため、フックバンドは完全には止めません。それで問題なく持っています。
今回20㎝くらい上げました。


反対側の横パイプも同様に上げます。


別の畝の片側の横パイプを上げました。


反対側の横パイプも上げ、これで簡易な誘引は終りです。


次は簡易な整枝を行います。
切り戻し剪定をしていないのでわき芽が伸び出し、次第に混んできます。
簡易な整枝とは「ふところ枝」の整理のことで、これが最初です。
「ふところ枝」とは、株の内側に向かって伸びた枝のこと。
「ふところ枝」を整理し、光を株全体に入るようにします。
上からのぞき込むようにすると、混んでいるところが分ります。


中心の支柱や主枝が見えるように中心に伸びている枝を切ります。


このくらいの「ふところ枝」の整理になりました。最初なのであまり多くはありませんでした。


簡易な誘引と整枝が終わりました。


今年は気温が高いので黒マルチを少したくし上げ、切り藁を追加し厚めに敷きました。


追肥は速効性肥料をバラ撒いていますが、雨が降らないことには効果は期待できません。
果実は品質の良いものがよく穫れています。


この中長なすの「くろべえ」は柔らかく非常に美味しい。
例年、更新剪定もすることなく穫り続けますが、今年もそれで異常な酷暑を乗り切れるかは不安があります。