本画仙 色紙

ミディトマトを水墨で描いてみました。
我が家ではメインの大玉トマトがまだ穫れていません。穫れているのは番外で作っているミディトマト。
ミディトマトと言うのは通称、一般名は中玉トマトです。
文字通り大玉トマトと小玉(ミニ)トマトの中間のトマトで最も新しいジャンルのトマトと言えます。
小生が若かりし頃のトマトと言えば大玉に決まっていたものでした。
その後、ミニトマトが世に出、さらに両者の良いところ取りとの売りで出てきたのがミディトマトです。
よく知られていると思われるミディトマトがタキイ種苗の「フルティカ」で我が家でも長く作っています。
今年はもう1品種作っており、当県にある渡辺採種場の「Mr.浅野のけっさく」。先月末から穫れています。
実は小生、Mr.浅野とは50年来の旧知なのです。
10数年前になるでしょうか。同社の研究農場に同氏を訪ねた折り育種したばかりのミディトマトを紹介されました。
いよいよ発売するに当たり品種名をどうしようかとなったところ、社長が非常に気に入り「Mr.浅野のけっさく」でいいじゃないかと言うので参ったよ、と話されていました。
そして、その通りの名で発売されたのですから育種者冥利に尽きると言うものでしょう。
品種名に育種者の名字を付けるのはたまに見かけますが、Mr.やけっさくまで付けるのは極めてユニーク。
育種者をリスペクトしつつ実需者の耳目を集めることができれば何よりと言えます。
発表されてからかなり年数も経っていますが、当地方では近年よく見かけるようになりました。
ホームセンターなどでは苗も売られるようになっています。
中玉としてはやや小型ながら味が濃く美味しいミディトマトでMr.浅野の長年の労苦が窺えます。