プール育苗の苗は種播き後17日目になりました。
2日前に追肥をし、2日おき再び入水しました。
これが追肥した時のものです。

出だしは天候が悪く想定より少し遅れましたが、その後は気温が高く生育は順調。本葉2枚目がほぼ展開しました。
本葉1枚展開時に入水を開始したので5日でほぼ1枚生長した訳です。むしろ少し進んでいるくらいになっています。
前日にハウスの両サイド1列の苗箱を反転させました。僅かの差ですが生長の後れている側を内側にしました。

サイドに最も近い部分は気温が少し低くなるため伸びが若干悪くなります。
よく気をつけないと分からないくらいながらも、やるに越したことはありません。
反転後は箱の向きが反対になり苗の伸びの良い方がサイド近くになります。

これで全体の苗がより揃うようになります。
ここで追肥をします。
培土の表面が見えるまで水が減ってきたタイミングで追肥するようにしています。肥料が定着しやすいと思われます。
プール育苗では液肥が推奨されていますが、我が家は箱数も少なく在庫の硫安を使うことにしています。
但し、プール育苗では肥料が全てプール内に留まります。硫安は濃度障害を起こしやすいので注意が必要です。
通常の育苗の場合は1箱当たり硫安現物で5gですが、1.5gと1/3以下です。
通常の育苗の場合は1箱当たり硫安現物で5gですが、1.5gと1/3以下です。
実際には水100ℓに硫安現物300gを溶かし、1箱500ccを目安にジョウロで灌注します。

10ℓのジョウロを使用し20箱分です。

灌注後は軽く散水し、葉に付いた肥料分を洗い落とします。
そのままの状態で2日おき肥料を床土に定着させます。


2日おいたことでプールの水も少なくなりました。ここで再び入水します。

水の深さの目安は床土の上2㎝くらいまで。

入水時間は蛇口を目一杯開いて約30分。

もう一方のベットにも同様に入水し、これで追肥と再度の入水は完了です。
ここまで苗が伸びると水の深さはそれほど気にする必要はなくなります。
但し、他の作業をしているうちに溢れさせたことがあり、油断は禁物です。
この後は、常時床土の上まで水を保つように入水します。
これは床土を水に覆われた状態に保つことで病害の予防効果があるとされるからです。
もっともプールに水が無くなるようなことがあっても床土には十分に水が残っており2、3日は大丈夫。
通常の育苗のように乾きすぎて焼けるようなトラブルは起きません。
普通は数日に一度の入水で十分。しかも時間は何時でも都合のつく時でかまいません。
プール育苗は水に保温効果があり伸びやすいためハウスは昼夜解放したままにします。
著しい天候異変がなければプール育苗では毎日の灌水やハウスの開閉から解放されます。
著しい天候異変がなければプール育苗では毎日の灌水やハウスの開閉から解放されます。
順調に生育しており、やや伸びすぎの方が心配になってきました。