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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

プール育苗'25~田植えを始める

2025年05月05日 | 水稲プール育苗

田植えを始めました。
僅かばかりの田んぼなので2日で楽に終了できるはずです。一番怖いのは性能の悪い田植え機のトラブル。
これまで致命的な故障はないのですが、10数年経っているのでそろそろと言う予感がないわけでも。
メインは2日目なので1日目は機械の試運転を兼ねています。
いつも一人作業のつもりで開始しますが、今年も途中から助っ人が応援に来てくれました。
少し風があったものの田植えにはまずまずの天候でした。
プールは前日に落水。早朝に苗の準備をします。


根の状態を確認してみます。白い根がびっしりと張っており、これがプール育苗の根の特徴です。


少々乱暴に扱っても根崩れするようなことはありません。
運搬や積み込みで落とすようなことがあっても、根がばらけることがないので扱いが非常に楽です。
苗箱処理用の薬剤を散布します。


かつては長く別の薬剤を使っており、数年前変えたときは少々不安でした。
しかし、これまで特に問題はなく、この薬剤も安定した効果があるようです。
1㎏で20箱分。散布した後に軽く散水して薬剤を床土に定着させます。


通路が広く、苗床から直接一輪車に積み込みます。


近くの田んぼまで一輪車で直接運びます。一人作業なので前もって畦に苗箱を適当な間隔に並べておきます。


植え付け開始。


エンジン出力が低いため歩かないだけましといった速さです。
それでも、スピードが甚だ遅いだけで田植えは順調に進み、取り敢えずは安堵しました。


この後、助っ人が応援に来てくれました。
作業はぐんとはかどります。何より体が楽なのが有り難い。


いつも初日は試運転を兼ねた一人作業のつもりで始めますが、助っ人の応援で予定をオーバーして植付けました。
本番の2日目は余裕で作業が出来そうです。


プール育苗'25~プールの落水

2025年05月04日 | 水稲プール育苗

いよいよ田植えを迎えます。天候を考慮し1日前倒しすることにしました。
前日にプールの落水をします。
プール育苗は順調。出だしは気温が上がらず想定より遅れましたが、4月半ば以降は全般に気温が高くむしろ進みました。
一見茂りすぎのように見えますが、徒長はしていません。


入水時からハウスを昼夜開放し常時換気しており、草丈は伸びたところで15㎝程度。がっちりしています。
プールには常時培土の上まで水を入れています。
したがって、田植えまでそのままにしたのでは苗箱は重く水が滴り扱いに困ります。
そこで、プール育苗では田植えの前に落水し、苗箱の水分を少なくしておきます。
通常は2日前くらいに落水するのが一般的ですが、我が家で落水するのは大概田植え前日です。
これは我が家の田植機の性能が悪いためで、床土が乾くと苗がスムーズに落ちなくなるからです。
天候にもよるのですが、晴天日は田んぼに苗を運んで置いておくと意外に乾いてしまうものです。
高性能の田植え機を使用するなら早めに落水して軽くした方が作業はよりしやすいと思います。
落水するのは非常に簡単です。プールの奥の方の木枠を1枚外すだけ。


この手前の短い板一枚外すだけです。今、水は床土まで掛かっています。


外しました。


一瞬にして水は抜けてしまいます。


まずは片側のプールだけを落水しておきます。


もう一方のプールは作業の進み具合を見ながら落水します。
これまで急に田植えを延期せざるを得ないこともありました。1日2日の延期ならそのままで大丈夫。
そうでない場合は外した木枠を元に戻し水を入れ直します。殆ど手間は掛からず復旧できます。
プール育苗は一旦プールを作ってしまえば、入水も都合の良い時間に数日に一度行うだけ。
ハウスは天候異変がなければ昼夜解放。家を不在にしても問題なく管理は頗る楽です。
そして、苗全体の生育が揃います。はじめ多少不揃いになっても最後は綺麗に揃います。これまで生育不良になったことは一度もありません。

プール育苗'25~追肥し再入水

2025年04月27日 | 水稲プール育苗

プール育苗の苗は種播き後17日目になりました。
2日前に追肥をし、2日おき再び入水しました。
これが追肥した時のものです。


出だしは天候が悪く想定より少し遅れましたが、その後は気温が高く生育は順調。本葉2枚目がほぼ展開しました。
本葉1枚展開時に入水を開始したので5日でほぼ1枚生長した訳です。むしろ少し進んでいるくらいになっています。
前日にハウスの両サイド1列の苗箱を反転させました。僅かの差ですが生長の後れている側を内側にしました。


サイドに最も近い部分は気温が少し低くなるため伸びが若干悪くなります。
よく気をつけないと分からないくらいながらも、やるに越したことはありません。
反転後は箱の向きが反対になり苗の伸びの良い方がサイド近くになります。


これで全体の苗がより揃うようになります。
ここで追肥をします。
培土の表面が見えるまで水が減ってきたタイミングで追肥するようにしています。肥料が定着しやすいと思われます。
プール育苗では液肥が推奨されていますが、我が家は箱数も少なく在庫の硫安を使うことにしています。
但し、プール育苗では肥料が全てプール内に留まります。硫安は濃度障害を起こしやすいので注意が必要です。
通常の育苗の場合は1箱当たり硫安現物で5gですが、1.5gと1/3以下です。
実際には水100ℓに硫安現物300gを溶かし、1箱500ccを目安にジョウロで灌注します。


10ℓのジョウロを使用し20箱分です。


灌注後は軽く散水し、葉に付いた肥料分を洗い落とします。
そのままの状態で2日おき肥料を床土に定着させます。


2日おいたことでプールの水も少なくなりました。ここで再び入水します。


水の深さの目安は床土の上2㎝くらいまで。


入水時間は蛇口を目一杯開いて約30分。


もう一方のベットにも同様に入水し、これで追肥と再度の入水は完了です。
ここまで苗が伸びると水の深さはそれほど気にする必要はなくなります。
但し、他の作業をしているうちに溢れさせたことがあり、油断は禁物です。
この後は、常時床土の上まで水を保つように入水します。
これは床土を水に覆われた状態に保つことで病害の予防効果があるとされるからです。
もっともプールに水が無くなるようなことがあっても床土には十分に水が残っており2、3日は大丈夫。
通常の育苗のように乾きすぎて焼けるようなトラブルは起きません。
普通は数日に一度の入水で十分。しかも時間は何時でも都合のつく時でかまいません。
プール育苗は水に保温効果があり伸びやすいためハウスは昼夜解放したままにします。
著しい天候異変がなければプール育苗では毎日の灌水やハウスの開閉から解放されます。
順調に生育しており、やや伸びすぎの方が心配になってきました。


プール育苗'25~入水を開始

2025年04月20日 | 水稲プール育苗

プール育苗の種播きをして10日目です。
想定よりは1日ほど遅れたものの概ね順調に生育し、プールに入水を始めました。
掛けていたシルバーポリトウを剥ぎます。


その下に掛けている不織布(ラブシート)を剥ぎます。
シートが少し盛り上がっているのが分かります。薄らと緑がかっているのも分かります。


これまでシートに守られていたので急に強い直射が当たると葉焼けを起こしやすい。
ラブシートは一挙に剥がず、片側ずつ剥ぐようにします。


発芽が良く揃いました。朝露がまだ付いたままです。


本葉1枚目が展開したところ。入水を始めるのにはちょうど良いタイミングです。
プールに入水を開始します。


蛇口を最大に開くとホースが動きやすいため金具を付けて重しにしホースが動かないようにしています。
入水の目安は全ての育苗箱の上に水が上がるまでです。
通常、最初の入水は培土の表面以下としているようですが、我が家では培土が完全に隠れるまで入水します。
培土を水で覆うと病害の予防効果があるとされているからです。
均平はとれているとは言うものの高低差が全くないわけではありません。
そこで実際の目安は、一番深いところでも苗が水没しないように、且つ一番浅いところで苗箱の上まで水が上がるように、です。
箱の縁まで水が上がっているかをよく観察します。この辺りがベットの一番高いところのようです。


ここまで水が上がれば全ての箱に水が上がり、入水は終わりです。水没しているところもないことを確認しました。


もう一方のベットもラブシートを剥ぎ、同様に入水を開始します。


こちらのベットも目安のところまで入水しました。


例年、生育が若干遅れ気味になるのが南側ベットのサイド近く。これで見ると左端付近です。


東西向きの育苗ハウスでは南側サイドの近くは気温が低くなりやすい。
そこで例年苗の生育を揃えるため苗箱を反転させ生育を揃えるようにしています。
今のところあまり差が見られないことからもう少し経ってから対応を考えます。
これで最初の入水は完了です。


入水時間は水道の蛇口全開で両ベットとも30分弱でした。
2回目の入水は数日後になりますが、漏水などのトラブルが生じる可能性もあるのでに注意深く観察はします。
プール育苗は水の保温効果により普通の育苗より苗が伸びやすくなります。
そのため、ハウスのサイドビニールは大雨や暴風などの天候異変がなければ昼夜とも解放するのが基本です。
はじめはこのくらいで、気温と生育を見ながら解放面積を広げていきます。


普通の育苗では毎日のようにビニールの開閉や灌水が必要ですが、プール育苗では必要がありません。
近隣でもプール育苗が多数派になりました。


プール育苗'25~薬剤灌注と覆土補充

2025年04月17日 | 水稲プール育苗

プール育苗は種播き後7日目。天候が悪く少々遅れましたが、発芽が揃いました。
ここで薬剤の灌注と覆土の補充をしました。
好天の時は屋根に遮光シートを掛けて作業をします。


まずシルバーポリトーを剥ぎます。


シルバーポリトーは再び掛け直すのでハウスの両サイドに寄せておきます。
不織布(ラブシート)を剥ぎます。


タイミング悪く雨や曇りの日が多く少々不安でしたが、想定よりは1日遅れたものの発芽はよく揃いました。


無加温育苗では発芽が一番心配です。取り敢えずは第1段階はクリアしました。
我が家では完全に芽出しをしているので、その効果が大きいと思っています。
ただ無加温育苗では発芽する際に覆土が持ちあがりやすいため、それを抑えるのを兼ね薬剤の灌注を行います。
通常、薬剤の灌注は種播きの一連の作業の中で行うのが普通です。
しかし、灌水量との兼ね合いが難しいため我が家では発芽を確認した段階で行っています。
使用する薬剤はタチガレン液剤。


立枯病予防だけでなく、発根促進やムレ苗防止にも効果があります。
500倍液をジョウロで1箱当たり500CC灌注します。


10ℓのジョウロなので、1回で20箱分です。


灌注をすると、持ち上がった土が落ち着き覆土の薄いところは種籾が見えてきます。


種籾が見えなくなる程度に覆土を補充します。
覆土補充後。


今年は覆土の補充が必要なのは僅かだけでした。近隣でやる方はあまりいないようです。
これで薬剤灌注と覆土補充の作業は終了。再びラブシートを掛け直します。


シルバーポリトーも掛け直します。


本葉1枚が展開するまでこの状態を保ちます。3日後くらいになるでしょうか。