里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリは2本仕立てが完成し収穫盛り

2023年07月07日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けて2ヵ月も経っていませんが、6月20日頃から収穫が始まり今月早々には収穫最盛期に入っています。


今月初めに親蔓主枝は中段から上の果実が穫れてきました。


そして下段の側枝や子蔓主枝からも穫れるようになり、こうなると最盛期入りです、


品種は「OS交配ニーナ」。
親蔓と3~5節目から出る強い子蔓を主枝とし2本仕立てを行っています。
今年は天候が崩れても気温が高く、生育のペースが異常に早い。
親蔓主枝の摘芯をしてからまだ1週間ほどですが、子蔓主枝がネット支柱の肩の上まで伸びてきました。


時期的には例年に比べ特に早いわけではありませんが、節数が違います。
この品種は、このような天候でも徒長せず葉は小振りで節間が詰まっています。
他品種より数節は多く30節を越えており、その分早まっていると言ってよい。
子蔓主枝も支柱の頂点近くまで伸びてきたので芯止めするタイミングです。


摘芯し、ネットに固定しました。


これで2本仕立てが完成です。
今年は株間が80㎝なので、平均40㎝間隔に主枝が配置されたことになります。
ネット全体が葉で覆われてきましたが、この品種は締まった姿をしています。
下葉に褐斑病とべと病が見られるのは気になるものの、それほどは増えないでしょう。
親蔓主枝の下段、摘芯された子蔓からは強い孫蔓が伸びています。


孫蔓は、摘芯しないで伸ばすのが基本ですが、地面に這いそうなものは摘芯します。
摘芯された孫蔓からはひ孫蔓が出てきました。


側枝は15㎝を目安に摘芯しています。但し、これはあくまで目安です。


勢いのいい孫蔓が伸びてくれば問題ありません。しかし、果実が沢山成り出すと養分はそちらが優先されるので側枝は伸びにくくなります。
伸びにくくなれば、摘芯は控え1、2本摘芯せず伸ばします。
常に複数の成長点が確保されるようにしないと株は弱りやすい。綺麗に切り詰めてしまうのも良くないのが整枝の難しいところ。
これが現在の整枝後。


全体の姿はこのようになっています。


気温も高く、ここ2週間くらいが大きな収穫のピークとなりそうです。
連日、このくらい穫れるようになっています。


夏秋キュウリでは大小はあっても収穫の波が必ずきます。
大きく成り込めば多少の成り疲れは起きるので、それを乗り切らないと目標収穫日数100日の達成は出来ません。
追肥も必要ですし、摘果も行います。
ただ、今のところ形が良く、今回摘果したのは僅かでした。