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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

早生ハクサイは1本に間引きし早めの追肥土寄せ

2025年09月05日 | 畑:葉菜類
早生ハクサイを1本に間引きし、追肥と土寄せをしました。
お盆中に何とか播いた早生ハクサイ。我が家は直播きです。
発芽はまずまずながら日照りで厳しい状況でした。
ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)対策に不織布をべた掛けしており、剥いでみるとこんな感じです。


品種はトーホク種苗の早生種「郷秋60日」。
不織布の効果は確実で虫の被害はありません。生育が少々バラついています。
現在2本立てになっています。
日照りで欠株になったところがあり、移植した株があります。
一番左が1本だけになってなっていますが、これが他から移植してきた株。


遅れているものの何とか活着し、ものになりそうです。
種播き後ほぼ20日で、全体に小柄なのは水分不足が大きい。
全て1本立てに間引きしました。


生育を促進するためすぐに追肥し土寄せすることにしました。
昨年遅れてしまった反省もあります。
まず追肥。畝の両側に速効性の肥料を施します。


機械は用いず鍬だけで土寄せすることにしました。
根元までしっかりと土を寄せます。


少々の降雨があり、作業は支障なく出来ました。


移植した株には特に丁寧に土寄せしました。追いついてくれれば嬉しい。


再び不織布を掛け直します。生長しても支障のないよう広幅のものに変えました。


不織布で蒸れるのが心配ですが、昨年の経験ではあまり問題ないようです。
葉が立ち上がり結球の態勢に入った後に外す予定です。
収穫開始の目安は10月半ば。しかし、気温があまりに高過ぎます。
これでは腐敗も心配、小さい結球のいわゆるチャボ玉で終わる懸念も。


この猛暑でレタス類の直播きはどうなる

2025年09月02日 | 畑:葉菜類

今年は未だに連日の猛暑。強引とも思えるレタス類の直播きをしました。
玉レタス、サニーレタス、グリーンリーフレタスの3種。
老朽化したパイプハウスを解体以来、小生はできるだけ直播きしたい派になりました。
通常は育苗するのが一般的。リスクが大きいので他の方にはお奨めしません。
適温になるまで待っていたのでは、当地では玉レタスを露地で結球させるのは難しい。
しかし、高温下ではレタス類の発芽は極めて不安定です。
リーフレタスはそれなりには発芽するものの玉レタスは特に発芽しにくい。
そこで芽出しを行います。
芽出しも小生流です。
ペーパータオルを2、3枚重ねスプレーで水を十分含ませます。
そして種を薄く広げてはさみポリ袋に入れます。


これを冷蔵庫の野菜室に入れます。
目安は玉レタスが4日。リーフレタスは3日ほど。
3日目くらいから芽出しの状態を確認します。
これが玉レタス。品種は「シスコ」。


これで4日目。


肉眼では分りにくいので拡大鏡で確認します。冒頭のも同じです。
ほぼ発芽しているようです。やや伸び過ぎのものもあります。
これはサニーレタス。


これで3日目。
種が白いので見にくいですが、殆どが発芽しているようです。
リーフレタスは玉レタスよりも芽が出やすいので1日くらい短くて丁度です。
これがグリーンリーフレタス。


これも3日目で芽が出始まったばかりですが、ほぼ発芽が確認できます。
全てがピッタリとは言えないものの想定した発芽になっています。
何れもこの程度なら外見的には発芽していないものも生理的には発芽の態勢に入っていると考えられます。
丁度種播きするタイミングと判断しました。
通常はこれをポットなどに播いて育苗します。
さて、小生流の直播きを行います。
畑は半月以上前に苦土石灰を全面散布、10日ほど前に緩効性肥料を帯状散布し耕耘しています。
種播き前に再度ロータリー耕耘。帯状全層施肥した中心位置に目印線を付けます。


畝立ては管理機を使用します。


逆転ローターで畝を盛ります。


鍬でならし、幅約60㎝のかまぼこ形のベットに仕上げます。


種播きはこれまた小生流の簡単なバラ播きです。
レタス類の種は細かくゴミのようにしか見えません。
比較的サニーレタスが見やすい。白い小さなゴミのようなのが種で芽が出ています


鍬で薄く覆土し、軽く鎮圧。


切りわらを掛け乾燥と強い雨に打たれるのを和らげます。


この後、しっかり灌水しました。
この猛暑では非常に厳しくリスク大。発芽率は50%程度で十分な程度に播いています。
さて、どうなる。


長ネギは生育停滞も3回目の追肥と土寄せ

2025年08月31日 | 畑:葉菜類

春播きの長ネギに3回目の追肥と土寄せを行いました。
2回目の追肥と土寄せをしてからほぼ1ヵ月。
品種はホワイトスター。
お盆前後に降雨があったものの以後は殆ど日照り状態。未だ真夏日が続く異常気象です。
そもそもネギは冷涼な気候を好むため高温乾燥条件では生育は停滞します。


茎はかえって細ることもあります。それでも前回土寄せした時から見るとはっきりと伸びています。
枯れ葉はかなり目立っています。しかし、この天候の中では頑張っていると言えなくもない。


想定より生育は遅れているものの枯死してしまうようなものはありません。
高温乾燥で多くなるネギアザミウマ(スリップス)による葉のかすりは見えますが多発はしていません。
我が家の畑は強粘土質土壌で水はけが悪いため湿害防止を最優先に管理しています。
かつては白根(軟白部分)を長くするため植付け溝を深くしていました。今は根腐れが起きないよう浅くしています。
今年のような天候では裏目とも言えますが、それは結果論というもの。
畝間は土寄せが十分出来るよう120㎝と広くしています。


雨が欲しいところですが、計画通りまずは追肥をします。
速効性の粒状肥料をバラ撒きます。


次に管理機を用い土寄せを行います。


ローターの爪を外向きにし、逆転で土を跳ね上げます。
機械作業は終了です。


植付け時にたっぷりとやった敷き藁が十分な効果を発揮していると思っています。
それがなければこの日照りの中で粘土質土壌ではもっと酷い状況になっていたでしょう。
機械だけでは根元まで土が寄らないので鍬で手直しします。


3回目の追肥と土寄せが終了しました。


想定よりは遅れていますが、この日照り下ではやむを得ません。大きな障害を受けていない分良しとします。


9月中には多少細身でも混んでいるところから抜き取り収穫を始めるつもりです。
販売には供せないものの自家用には支障がないでしょう。
暫く高温傾向が続きそうですが、10月からの本格収穫を目指したい。




中晩生ハクサイを直播きする

2025年08月30日 | 畑:葉菜類

中晩生ハクサイの種を播きました。
何時まで続くのかこの猛暑。間もなく9月というのに当地も未だ真夏日です。
お盆過ぎてからは雨も殆ど降らなくなってしまいました。
それでも何時ものように直播きします。
半月余り前に苦土石灰を全面に、畝になる位置に緩効性肥料を帯状に施用し耕耘しています。
種播き前に再びロータリー耕耘しました。帯状全層施肥した中央に目印線を付けます。


畝立ては管理機を用います。


畝間は90㎝と幅広。
今年は乾燥傾向と見て、鍬でかまぼこ形の低い畝に均しました。


ハクサイの直播きをする畑は強粘土質土壌の我が家の畑としては比較的条件の良い所を選んでいます。
小さなドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋85日」と一部に昨年の残り種「郷秋80日」。


トーホク種苗の黄芯系品種は品質も良く安定しているので近年は愛用しています。
株間は畝間を広く取っているので中晩生品種としては若干狭めの30㎝。
大きくなりすぎることが多く株間を狭めにしていますが、それでも大きくなります。
これが「郷秋85日」の種。少々未熟なものがあり、揃いが悪そうに見えます。


こちら古種の「郷秋80日」の方がしっかりしているようです。


直播きでは1カ所に指で一つまみ7、8粒と多めに播きます。


覆土は播き穴の側の土を鍬を使って掛ける小生流です。


さらに、おがくずを掛けます。


これで、乾燥防止と雨に叩かれて土が固まるのを抑えます。
降雨期待ですが、取り敢えずはこの後しっかり灌水します。
発芽するのに合わせてハイマダラノメイガ(シンクイムシ)対策のため不織布をべた掛けします。


品種はトーホク種苗の「郷秋60日」。
ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)対策に不織布をべた掛けしています。
発芽はまずまず、2度間引きをし多くは3本立てになっています。
気温が高過ぎ日中は未だ萎れ加減で不安はあります。

猛暑にはモロヘイヤで食欲増進

2025年08月22日 | 畑:葉菜類

今年の猛暑は半端でない。
一昨年、昨年も猛烈な暑さでしたが、今年はさらにその上を行っています。
特に7月下旬は9日間連続で猛暑日を記録。そして、未だ真夏日から脱出できないでいます。
例年なら猛暑日を記録すること自体が稀で、あっても1日か2日と言った程度。
ここまで猛暑が続くと当然ながら食欲も落ちてきます。そんな時にはやはりモロヘイヤです。


ナスの畝の端に5株の2条にして2畝、計20株ほど作っています。


種播きは5月15日。専ら直播きするのが小生流です。
高温性の作物のため温度が低ければ発芽しません。水分不足でも発芽が悪い。
そこで7、8粒と多めに播き籾殻くん炭を掛け、しっかり灌水します。
今年は気温が高く降雨もあったため例年になく発芽が良好でした。
但し、モロヘイヤは発芽しても本葉数枚になるまでは弱く、若干の欠株が出ました。
その後は非常に強く、病気や虫もほとんど付きません。
欠株の脇だけは2本立てにしましたが他は全て1本立てにしました。


7月半ばに主枝を高さ5、60㎝で芯を摘み取り、収穫を開始。。
芯を摘めば、わき芽が伸びてきます。
伸びてきたわき芽を摘めばまたそれからわき芽が伸びてきます。


今年は総じて降水量が少なかったせいか例年よりは茂らなかったのですが、盆前の纏まった雨でかなり混んできました。


収穫は葉を数枚付け、20㎝くらいで摘み取ります。


モロヘイヤはビタミン含量がホウレンソウの数十倍。野菜の王様と言われます。
エジプトの王がモロヘイヤのスープで病が治ったという逸話があるほど栄養価が高いことが知られています。
葉にはとろみがある程度で癖がありません。お浸し、天ぷら、和え物、汁物と多用途。


我が家ではとろろ状にして食するのが定番。
軽く湯がいた後、包丁で刻み叩くか、多い場合はミキサーに掛けとろみを出します。そして出汁醤油で味を整えます。
猛暑で食欲が落ちた時、これをたっぷりご飯にのせて食べればペロリと胃袋に直行。
今年もこれで猛暑の夏を乗り切ります。