最初に播いた春ホウレンソウを穫り始めました。3月早々に我流の省力早播きしたもの。
この方法は老朽化したハウスを解体して以来始めました。
当地の露地の春ホウレンソウの種播きは4月。そのため通常のやり方では冬ホウレンソウとの間が長く空いてしまいます。
そこで冬ホウレンソウとの端境をできるだけなくすために始めたのです。
秋冬ホウレンソウは11月から穫り始め、4月半ばで終了。最後はホウレン木(ボク)状態でした。
秋冬ホウレンソウは11月から穫り始め、4月半ばで終了。最後はホウレン木(ボク)状態でした。
春ホウレンソウが穫れ始めるまで半月ほどの端境が生じましたが、この程度は想定の範囲です。
今年の省力早播きははじめ透明マルチをベタ張り、発芽後に透明マルチを剥いで不織布に変えてみました。
発芽、生育とも揃いが悪く不織布のべた掛けを外して間もない。
天候が不順で生育も遅れていましたが、4月半ばから気温が安定して高くなり急速に進みました。
天候が不順で生育も遅れていましたが、4月半ばから気温が安定して高くなり急速に進みました。
品種はトーホク種苗の「スプリングほうれん草」と「晩抽グレイスほうれん草」。
こちらが以前から作っている「スプリングほうれん草」で、まずこれから穫り始めました。

伸びすぎてしまいました。

「晩抽グレイスほうれん草」に合わせていたら、こちらは遙かに伸びが早い。
不織布は早めに剥ぐべきでしたし、収穫ももっと早く始めて良かったです。

基本薄播きにし間引きはしないようにしていますが、さすがにこれでは混みすぎで軟弱徒長。

葉色は明緑色で生育スピードが早い分葉肉は薄く、春ホウレンソウらしい姿と言えばその通りか。

これが今年初めて作る「晩抽グレイスほうれん草」。

こちらも間引きはしていません。
発芽が揃わず一部は発芽しなかったようで、さすがにこれでは物足りない。

低温下では「スプリングほうれん草」より発芽、生育とも劣るようです。収穫まで1週間はズレがあるでしょう。

姿が「スプリングほうれん草」とは大きく異なります。
「スプリングほうれん草」と比べ葉色が濃緑色。生育スピードが遅いだけにはっきりと肉厚です。

葉幅が広くがっちり型。収穫まで日数は掛かるものの日持ちは良さそう。
この両品種は対照的な姿ですが、製品としての評価はこちらが高そうに見えます。

収穫した「スプリングほうれん草」。軟弱徒長で失敗作でした。


当地の露地では標準範囲ギリギリの早播きと言ったところ。不織布のべた掛けをしています。
水分の多いところを少々無理をして耕耘したのでかなり酷いごろ土になりました。
品種は最初のホウレンソウと同様こちらがトーホク種苗の「スプリングほうれん草」。

こちらが「晩抽グレイスほうれん草」。

隙間があるように見えますが、このくらいで十分。
悪条件のわりにはそれほど悪くありません。ここで不織布を剥ぎます。
この後、もう1回春ホウレンソウを播く予定です。