村上春樹さんの新刊『街とその不確かな壁』のページをやっと開くことができました。
物語の扉が開きました。。。。
16歳の女の子と17歳の男の子。
高校生の時を、振り返ってみると、制服の色と同じ、グレーかも。
「サイレント」のような出会いもなかった。
大学になって友達(女の子)から、
「あんたは、女子校だったから、青春の半分を損してる」と言われたことが、
ずっと心に引っかかっていました。
大学時代は、バイトをして旅行をする、という輝かしい?青春の光が残っています。
本を読んで、思索の旅をすることもできました。
さて、この『街とその不確かな壁』の女の子と男の子は、どんな青春の光、あるいは闇の中を
歩いていくのでしょう。
「壁」とか、「井戸の中」とかは、春樹ワールドのキーワードでもあります。
壁に卵を投げつける・・・というのをなぜか思い出しました。
歳を重ねた村上春樹さんが、若い時に書いて、満足できなかった作品にこだわったという
この物語。
久しぶりに、物語の扉が開いて、探検できることは、喜びです。
もう、読まれましたか?
ゴッホの白い薔薇 (絵葉書からお借りしました)
なんとなく、ゴッホの青春を思いめぐらせています。