NHKの大河ドラマ「光る君へ」が始まったからでしょうか、
紫式部の「源氏物語」を解説してくださるのは、
林望先生(りんぼう先生)。
大河ドラマの相関図を見ていると
気になる俳優さんたちが出ていて、
見たくなるのですが、
ちょっと主役の人が苦手なので
今回は残念無念ではありますが
見ません。
紫式部自身の資料は どれほど残っているのか。
また、「源氏物語」は物語であって
モデルとなる実在の人物もいたでしょうけれど、
光源氏は、架空の人。
王朝絵巻としての衣装などは見たい気もします。
NHKさんが総力をあげて演出しておられるかもしれません。
カルチャーラジオ文学の世界は、
あくまでも源氏物語のお話。
1回目と2回目を聞きましたが、
とても面白いです。
ちなみに国文学を専攻した身として、学生時代に
谷崎潤一郎の訳した「源氏物語」を必死で読みました。
与謝野晶子の訳したものも読みたいと、文庫本を買いましたが、
本棚に並んでいる上中下巻、、まだ読破していません(泣)
そして、今回知った林望先生の「謹訳 源氏物語」全10巻
文庫本になっていると知って、喉から手が出るほどでしたが
ぐっと我慢して、図書館へ1巻と5巻を予約。
林望先生が、「源氏物語」を訳しておられるとは。
2回目の解説で、形容詞 らうたし、うるはし、いまめかし、うつくし、なまめかし。。。」
原作での感覚と現代の感覚の違い。
いまの言葉で、巧みに解説してくださる林望先生。
大学で林望先生の講義を聞けたら、
どんなに楽しいことかと想像しました。
3か月にわたるこのラジオでの講義、
いまからわくわくしています。
かのシェイクスピアに感じたような
人物を描く巧みさが、紫式部にはあった。(ようです)。
聞き手、読み手の反応をみながら、物語をすすめていく。
シェイクスピアの「マクベス」だったか、
小憎らしいような登場人物。
自分がどんどんその人を嫌いになってしまう。
そのように感じさせるシェイクスピアのすごさには
大人になってから気づきました。
林望先生の「謹訳 源氏物語」
早く読みたいです。
源氏物語 (名古屋 徳川美術館 無料画像)
紫式部 (名古屋 徳川美術館 無料画像)
源氏物語絵巻 描きたくなる気持ち わかります。
多くの人が源氏物語の世界を想像し、描いています。