櫻井とりお、河出書房新社。
1作目のへびおとこが面白かったので、図書館で借りてきたよ。
この先の順番がいまいち分からんけど、
時系列は、1作目の人々全員出てきたから、
順番に読んだ方がおもしろうそうだね。
出てくる本もいっぱいあって、知らんのも多いからちょっと気になる。
今度の主人公は、腎臓病で入院してたせいでクラスに
溶け込めてない四年生のひな子。
給食も食べられないし、体育もできないから、午前だけで帰る毎日。
そんな時に、ゆんという少女に出会った。
褐色のチリチリパーマの子。
繁華街に行きつけのお店があったり、
両親のことを、キングとクイーンと呼んだり、
いろんな国に行ったお話をしてくれたり。
なかなかグローバルな話ではあったな。
ひなも、行きつけの図書館を紹介して、
へびおとこ、ことイヌガミさんたちと図書館を楽しむのだが。
残念なことに、私は大人なもので、ゆんの正体とか気になって仕方ない。
しかしこのシリーズ、前作もそうだったけど、徹頭徹尾、子供目線。
ひなはイヌガミさんの容姿を気にしないから、ゆんのことも気にならない。
そういう目線で最後まで語り切るのは、なかなか潔いことであるな。
イヌガミさんの子どもたちの扱いがとても素敵です。
なんのかんの面白かったので、また続き借りてこよう。