河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

世界が終わる街

2019-06-23 23:49:12 | 読書(小説)
似鳥鶏、河出文庫。
戦力外捜査官4冊目。
そういや5冊目でてから1年近く経つなあ。
殺し屋「名無し」とは決着ついてないし、
2冊めの宗教団体の残骸がまたテロを起こす、
として、東京の複雑な交通網を舞台に、
またしても海月警部の推理が冴える。
中学生に間違われたとしても。
そして設楽くんはまたも満身創痍に。
高校中退ニート君や小田原線の天使ちゃんなど
一般市民も生きてる群衆な感じ。
テロを起こしやすそうなというかなんか
むちゃくちゃだという設定がもう絵空事でなく
ほんとになってもおかしくない世の中になってきた気がする。
軽いけど、このシリーズは結構な骨太。
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バベル九朔

2019-06-20 00:16:56 | 読書(小説)
万城目学、角川書店。
うーん。
なんかよくわからんかったので
面白そうな感じで、ところどころ面白いんだけど、
理解しきった感じがしないのでスッキリしない。
どっちが正しいのかわからないので、
カラス女側とじいちゃん側を行き来した挙げ句。
少女はどっちの味方か。
そんでまたそういうラストなんだね。
っていうところでさらにスッキリしない。
もともとこの人の話はどこかぶっ飛んでるので、
そんなに感情移入はできないのだけど。
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100億人のヨリコさん

2019-06-17 00:03:07 | 読書(小説)
似鳥鶏、光文社文庫。
表紙の絵がかわいいので、助かる。
なかみは、ホラーやろ、これ。
帯には青春学生寮小説って。
「歩け。僕が止まったら世界が終わる」
っていうのはホントのクライマックス。

出てくる登場人物たちは似鳥鶏な感じだが、
話がどんどんでかくなって、
大学の片隅の寮から舞台は北海道、やがて世界へ。
そして、お釈迦様と化す主人公、小磯くん。
結局なんかほのぼのして終わるのだが、
結局ヨリコさんってなんだったんだ・・・
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海獣の子供

2019-06-10 21:20:24 | 映画
あんまり予備知識もなく、
アニメになったんだなあと思って見に行った。

よくもまあ、あそこまで描いたな。って感じ。
あの世界の再現ぶりはなかなか。
細かい話はあんまり覚えてないから、
どのあたりが端折られてんのかわからんけど、
シンプルにまとまっていたな。
エンディングで、たくさん俳優さんが声当ててたんだなあと
思ったが、私は全然気づかない人ですので。
ハウルの動く城のキムタクもわからんかったくらい。
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モーニング

2019-06-05 21:56:55 | 読書(小説)
小路幸也、実業之日本社。
この人の本は初めて読んだ。
ぶっちゃけ、文庫のスカイエマの表紙絵に惹かれた。
大学時代からの親友5人組のうち、一人が死に、その葬式の帰り、
もうひとりが、いまから適当にドライブしたあと自殺する、と言い出した。
残り3人は、車に乗り込んで、自殺を止めさせようとする。
福岡から東京までのロードノベル。

デビュー作からビートルズコピーバンドだったかの話
という記憶はあるので、主人公たち5人がバンド組んでて、
車の中でもいろいろかけるあたり、好きなんだなあと思った。

結局なんかこれももやっとしたけど、
まあ、そういうオチなんだね。っていうことで。
同じ主人公で4つくらい出てたので、ちょっと読んでみよう。
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