河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

3月のライオン2

2008-12-29 23:38:30 | 読書(マンガ)
妹から借りて読んだ。
なんつーのか、いろんなもの持っているのに、
ないない言ってるぜいたく者。
能力もあるし、いい人ばっかりに囲まれて、
たいがい幸せ者なのに、そうと認めない。
マンガだから、憂鬱な展開には、きっとならなくて、
自分も他人も認められる子に成長するんだろうとは思う。
がんばれ少年。
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DVD「サン・ジャックへの道」

2008-12-28 20:09:04 | 映画
フランス映画。
たくさん映画はあるのに、何も好んでこんなの見なくても。
って、正直思った。
それぐらい、普通にマイナー。
仲の悪い三兄弟が、母の遺産を継ぐために、
サン・ジャック(スペイン語でサンチャゴ・デ・コンポステラ)へ
聖地巡礼の旅に出ることに。
旅の仲間は全部で9人。
三兄弟(社長の兄、高校教師の姉、無職アル中の弟)の他、
ガイドの男(黒人)、癌の女、少女2人と、アラブ系少年2人。
三ヶ月くらいかかるという道中で、それぞれの人生が交錯し、
影響を及ぼしあって、変わっていく。
合間合間に入る幻想的心象風景が、すんごいシュールで面白い。
夜見た夢か、はたまた現実か。
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パワー

2008-12-24 22:17:59 | 読書(小説)
ル=グウィン、河出書房新社。
西のはての年代記3。完結。
続いているわけではないのだが、
1と2の登場人物も全員集合で、幕。
世界がしっかり作られていて、
読んでいて安心感がある。
さすが巨匠。
男女の差など微妙なところにこだわりがあったりもするが。
ガヴィアは、水郷の里からさらわれてきた奴隷の少年。
都市国家群の一つ、エトラで、
待遇の良いアルカマンドの家で姉と共に育った。
見たことを忘れない記憶力と、未来のことを思い出す力を持つ。
幸せな子ども時代は終わり、人生が二転三転し始める。
森へ逃げ、クーガに出会い、森の兄弟、森の心臓、水郷の里、
そして、ウルディーレのメサンへ。
分厚い1冊。
ラストにはきっとハッピーエンドが待っているんだろうと
期待しつつも、ガヴィの人生にはらはらしながら読み進む。
至福のひととき。
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もやしもん7

2008-12-24 22:07:11 | 読書(マンガ)
みそ・醤油編。
あっちこっち浮気していたのが、
ようやく本編に戻ってきた気がするよ。
忘れ去られてたビールが復活したり、
風車の謎が明かされなかったり。
一番の謎は蛍の女装だが・・・
あれは常人には理解されない類のものと見た。
菌どものうんちくがすき。人間はおまけ。
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見知らぬ場所

2008-12-20 10:56:57 | 読書(小説)
ジュンパ・ラヒリ、新潮クレストブックス。
面白かったなあ。
なんていうのか、人物が生きている。
第1作とかもそうだけど、作者の分身のような主人公って
多いけど、この作品集では、ひとりひとり、別の人生歩んでる。
ベンガル人だろうが、人間、考えることは一緒で、
嫉妬したり、戸惑ったり、期待して、失望して・・・
アメリカに住んでるからといって、インドにいる親類が古いなんて言わない。
それはそれで理解できるけど・・・って言う感じ。
ヘーマとカウシク、3作それぞれ独立しているけど、
ラストの1話に収束する行程が、長編のよう。
どの短編もなんだか切ない。
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