あとかたの街４

強烈やった。
このタッチでどこまで書けるのかと思うけど、
かなりすごいところまで描いている。
洋三はそんな事になるとは思わなかったし、
いくらいろいろ本とか映画とかで知った気になってても
なんかまだ上があるというか、埋まってないスキマがあるというか。
今回は、一冊まるごと名古屋空襲の長い一夜。
次で完結らしい。

追憶都市＜異聞＞

toi8の画集。一迅社。
ほぼ同時に「追憶都市」ってのも出たけど、
買いそこねた。もう定価じゃ売ってない。なんで。
中身は、本とかCDとかのカバーイラストが主。
この人の絵には惹かれるが、小説の中身に惹かれなかった
諸々の書籍のイラストが大きく見られる。やった。
まおゆうはじめ、ファンタジー系が多め。
でも一番は、（なぜか）八尾市のまちなみカレンダー。
背景をこういうふうに書くのもありか、なるほど。

なごみクラブ６

なんのかんのともう６巻なのか。
遠藤淑子の最新刊。
帯の最後に、９月と１０月の新刊予告が。
ほぉ～う。
この人の本は出版社越えてコラボしてくれるなあ。
で、久しぶりなので、トオルってどんな子だっけとか
忘れつつあるのが残念なところ。
マネージャーはともかく、ユウヤは忘れないんだけどなあ。
内容は、相変わらずのクオリティ。
絵は低いが、お話は高い。

本好きの下克上 第一部兵士の娘３

香月美夜、TOブックス。
第一部完結。
よく考えると「テルマエ＝ロマエ」や「仁」みたいな話ではあるな。
生まれ変わったら、本が身近にない世界だったので、
ゼロから本をつくろうと思いました。という話。
こちらの世界に、前世？の記憶から、次から次へと「新しいもの」を
作り出し、庶民の生活に革命を起こしつつある過程が面白い。
６歳なので恋愛色が弱いのも、読みやすい原因か。
いまのところ児童文学並み。
なんのかんのとうまいこと話が進んでいくのが小気味いい。