河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

みちかとまり

2023-05-23 23:42:14 | 読書(マンガ)
「子供はわかってあげない」の人。
前2作はリアル寄りのラブストーリーだったのに、
これは、バリバリファンタジー。
ファンタジーっていうか、フォルクローレな
日本昔ばなし的な民俗学チックな
「みちか」と「まり」のお話。
連作短編かと思ったら、壮大に続いていた。
8歳のまりが竹やぶで出会った少女は、
まだ神とも人間ともつかないもので、
どっちにするかは、見つけた人間が決める。
という主題の元、石崎の目ん玉を巡って冒険が始まる。
竹やぶ生まれの先輩さつきが、いつものダメな大人担当。
さてどうなるか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥肉以上鳥学未満

2023-05-22 23:20:26 | 読書(その他)
川上和人、岩波現代文庫。
そういや、「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」
って最後まで読んだっけ。
「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」は、
そのまんま、鳥から見た恐竜話で、次が鳥の話、
これは、まるっと鶏の話。
今日見た鶏鳴新聞にも載ってたわ。
文体は、ちょっと調子乗りすぎで、
いらん事まで言っちゃってる気がするけど、
初心者には楽しいだろうなあ。
まあ、雑学を散りばめてるけど、ほとんど(アニメネタ以外)
ついていけているので、解説の料理研究家ほど、
目新しい知識ばかりで目がくらむなんてことはない。
けど、マイク・ザ・ヘッドレス・チキンのような
全く知らないネタを教えてくれるので
とても面白かったです。
あと、写真が、肝心のが無かったりして残念な部分も。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まめで四角でやわらかで(上)

2023-05-17 23:44:49 | 読書(マンガ)
ぽん子さんの人のだ!と思って手に取った。
誰もが思うだろうが、杉浦日向子だ。
いろんな人が出てくるんだけど、
ちょっと見分けがつかない。
読み直したらわかってきたけど。
江戸の街の情景といったところ。
人情噺というには山もないけど、
ふわっといい感じではある。
タイトルは豆腐ですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉の獣2

2023-05-17 23:39:53 | 読書(マンガ)
「ツイッター」というものが出てきたのが
ちょっと腑に落ちなくて、
もういっかなーと思っていたのだが、
やっぱり続きを手に取ってみた。
描いた絵を取っておいたりしない、
むしろ、残って誰かに見られることを厭う東雲。
私がいたということを知って欲しいと思う薬研。
ツイッター(実在のサービスの名前じゃなくていいと思うんだけど)
で誹謗中傷されたことで、「ずるい」「羨ましい」「寂しい」などの
獣たちと出会う。
絵を残したくないのって、、、と思っていたら、
案の定な東雲の言葉で、次巻へ続く。
まあ、読むよりあるまい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サーチライトと誘蛾灯/蝉かえる

2023-05-17 23:31:40 | 読書(小説)
櫻田智也、創元推理文庫。
主人公は謎の青年、エリ沢泉(せん)(エリは魚編に入)。
2冊読んだけど、結局探偵という記号の方が強すぎて、
いまいち人間味がない。2冊目でちょっと輪郭が見えてきたけど。
出かけるたびに殺人に遭ったり、リアルさを求めると、
そのあたりがリアルじゃなくなるから、ミステリは難しいねえ。
そして、ミステリという文法に乗っかると、
トリックのための物語というか、答えはいつも一つ!という
世の中そんな単純じゃないんだよなーと思ってしまう。
それはさておき、虫好きの青年による謎解き話が五話ずつ。
虫が必須の物語だけど、思ったよりは虫は出てこなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする