河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

鶏小説集

2020-06-26 22:14:48 | 読書(小説)
坂木司、角川文庫。
肉小説集に続く、第2段。
チキンだけに、ちょっとひねた人たちが主人公なことが多いけど、
前作よりなんか不健康だけど健康的な感じ。
1話1話が微妙にリンクしてて、
1話の少年のお父さんが2話の主人公になり、
3話は彼らが通うあげチキのあるコンビニの人が主人公になり、
4話はなんか関わりあるのかなと思ったら、
ヒロインがこの子かと思ってちょっとびっくり。
そして5話は4話の少年たちが読んでた漫画の漫画家。
地味な人たちが繰り広げる日常。
今日も、どこかで、あげチキをおいしく食べている。
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アニウッド大通り1-11

2020-06-23 23:58:00 | 読書(マンガ)
いつまで払うか、Amazonアンリミテッド。
一冊ずつ払ってたら、全部読んだか分からない。
雑な絵は好きな方だけど、ここまで来ると、商業的にダメじゃないか…
紙は3巻までしか出てないが、紙はこれ以上無理そうかも…
それほど人物の描線が死んでいる。大丈夫か。
内容も危うい。てかきわどいような。
元ネタ少年ケニヤはどこまでホントなんだろーね。
追記 厳しく書きすぎたかなー。
同世代だから懐かしいんだけど、
あとがきの切実さから、なんだかなーって感じ。勢いあって面白いとは思ってるんだけど。

あと、この人の絵が気に入った最初の作品が
マテマティシャンズなんだが、
これも電子化してんだが、スキャンが酷くて、お金払ってたら怒るレベルやった…
そして、今となってはあまり珍しい話でもなくなっていた。
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黒武御神火御殿

2020-06-22 01:11:00 | 読書(小説)
宮部みゆき、毎日新聞出版。
三島屋変調百物語六之続。
シリーズ6冊目にして、聞き手交代の第二幕スタート。
おちかが嫁に行き、三島屋の次男富次郎が聞き手になるが、
どんどんやばい話かやってきて、4つ目の表題作はなかなかのタタリっぷり。
富次郎も怖くなって、黒白の間で聞いた話は聞き捨てのはずが、結構引きずる。
おちかの、世に絶望してたせいか、どっしり構えてたのは、ある意味凄かったのかと。
神隠しでそこまで怖い目に遭うって話は聞かないけどねえ。
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少女の鏡

2020-06-14 11:59:00 | 読書(小説)
佐藤さくら、創元推理文庫。
千歳(ちのくら)呪物目録1巻。
魔導の系譜の人。
前作のシリーズがダメ人間のオンパレードだったが、これもなかなか。
主人公は、呪われた兄弟。兄は犬のような大型獣。弟は、不老長寿となり全ての呪物を集める少年。
第一話は、鏡を恐れる少女だが、もちろんパッとしない。
登場人物たちの不器用さが、この人の話の魅力かもしれない。
なんでも器用な美少年でさえ、人の心が分からないって最悪の欠点を持たせるくらい、ダメな子満載。
そしてまた、挿絵の槇えびしの描く少女の普通さもなかなか。
しかしそれを上回るダメダメの犬の兄ちゃんが最強。
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図書館の大魔術師4

2020-06-14 00:10:00 | 読書(マンガ)
相変わらずのノリだが、ラスト数ページにやられた。そう来るのか。
上手い絵だが、後半ちょっとデッサン狂う時が…
キャラが増えすぎて、ふが?と思うあたりは、図鑑ぽく紹介ページがあるのでなんとかなるか。
最初セドナを女だと思ったくらい、カフナの格好は修道女みたいだよ…セオが着ても女子っぽい。
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