冬虫夏草

梨木香歩、新潮社。
家守綺譚の続き。
綿貫くんが愛犬？ゴローを探して、
愛知川をさかのぼり、鈴鹿山系に分け入る。
河童の子に出会ったり、
イワナの夫婦がやってる民宿探したり、
竜神が枇杷の実食べにやってきたり。
ゴローの有名犬ぶりが笑える。
鈴鹿と言っても、滋賀県側。
今度ツーリングでもしてみるかな。

３月のライオン９

妹に借りた。
この表紙で青年漫画とは誰も思うまい。
前巻が渋すぎた裏返しかな。。。
真夏が急に冬になって、春が来た。
繊細な少年少女の一秒一瞬は長いのに、
こんなに省略して大丈夫か。とか思ったり。
主人公はスランプもなく順調に勝ち続けるぞ。
そしてまたへんな技士が登場。
子供のまま大人になったような人々。
この先どこへ行くのかね。何を描くんだろ。

とりぱん１５

読んだよ。以上。

カブキブ！２

榎田ユウリ、角川文庫。
カブキ同好会はなんとか公演も成功したけど、
歌舞伎の中身を理解してもらえない！
クロが考えだした、新しい方法とは。
なんか１巻同様、ものすごいクライマックスの
てっぺんで続きになるんだね。
わはー！って手を打ったところで次巻へ。
表紙絵が残念だなあ。丸子がチビじゃない。

空飛ぶペンギン

上村佑、宝島社文庫。

またまた一見、書き下ろし文庫。
帯に、ヘタレ新人公務員・信二とあるけど、
ぜんぜんヘタレじゃないし。
日本ラブストーリー大賞シリーズって書いてあって、
げ、ラブストーリーなわけ？と思ったら全然ないし。
過疎地に水族館を作ることの、なんかもうちょっと
ビジネス戦略的な何かがあるかと思ったら無いし。
カバーのようなペンギンシーンが書きたくて書いたような
お話に書かされているような話。
感情移入するも何も、話がとっとと進むので、
あらすじかダイジェスト読んでる気分だよ。
しかし、ラストの詩はいいねえ。
「あそこまでは跳べる／ぼくらの翼で／
試してみようではないか」