物集高音、講談社。
デビュー作らしい。
昭和初期の情景が、細かに描かれている。
ほんとに、戦後、日本は日本であることをやめてしまったんだなあ。
名字や家紋を見れば、出身地が分かる。先祖が分かる。
そんな時代の物語。
語り部は、物集高音。友人の探偵忌部につきあって、
ある外科医の父親の系譜をたどる旅に出る。
ノルマントン号の生き残りだの、諏訪社だの、
戦前の常識がてんこ盛り。断片では知っていた知識が、
ここでは、なめらかに、生きている。
・・・売れなさそうな本だよなあ。
デビュー作らしい。
昭和初期の情景が、細かに描かれている。
ほんとに、戦後、日本は日本であることをやめてしまったんだなあ。
名字や家紋を見れば、出身地が分かる。先祖が分かる。
そんな時代の物語。
語り部は、物集高音。友人の探偵忌部につきあって、
ある外科医の父親の系譜をたどる旅に出る。
ノルマントン号の生き残りだの、諏訪社だの、
戦前の常識がてんこ盛り。断片では知っていた知識が、
ここでは、なめらかに、生きている。
・・・売れなさそうな本だよなあ。